クラウドファンディングも、残すところあと3日となりました。すでに支援していただいたみなさま、支援をご検討いただいているみなさま、ありがとうございます。
APLAさんと共同でこのプロジェクトを進めている、らくだ舎出帆室の千葉貴子です。絵本の制作状況についてご報告します。絵本を楽しみに待っていてもらえると思うと、身のひきしまる思いです。
先日、9月25日に、制作メンバー全員が顔を合わせて打ち合わせを行いました。和歌山、大分、神奈川、東京。文と編集、絵、デザイン、企画者、それぞれ拠点が異なることから、これまではリモートで会議を繰り返してきました。しかし、ちょうど加藤さんが東京にいらっしゃる用事があるとのことで、絵本としての形が見えてきたこのタイミングで、対面での打ち合わせを行うことにしました。
場所は、みんなの間を取っているような、取っていないような、神奈川県小田原市で。私もメンバーとしてお仕事させていただいている、ひとしずく株式会社の小田原支店soco/socoをお借りしました。こちらでは、9/21の土曜日に、絵本とぽこぽこバナナプロジェクトを知らせるイベントも開催させていただきました。イベントについても、またどこかでご報告したいと思います。
打ち合わせには、鈴木さんから最新デザインを原寸大に印刷していただいたもの、加藤さんからは、原画を持って来ていただきました。
ずっと課題になっているバナナの色味について、データ上と、原画と、見比べながら話し合っていきます。
最終データの作り方についても相談したり・・・
原画をどこでトリミングするか?そうするとここを描き足して・・・
背景の色の塗り方はこっちの感じが良いかも・・・
8月末に実際にフィリピンの産地を見て来た福島さんからは、バナナの圃場に生えている多様な植物の描き方についてもいくつか修正案をいただきました。
あっという間に時間は過ぎ、結果的に4時間半ぶっ続けの打ち合わせになってしまいました。会えるこの機会を逃すまい!と一同集中した結果でした。が、私は最後のほう、おなかがすいて集中が切れていた気がします・・・。
お見せいただいた原画は、とてもあたたかくて、かわいくて、早く絵本にして届けたい!という気持ちが大きくなると同時に、ここまできたらちゃんと最後までやりきり、良いものにしなければ、という気持ちもあり、最終的にたくさん修正を依頼することになりました。手描きなのに何度も修正いただく苦労をおかけして、絵を担当いただく加藤さんには本当に申し訳ないのですが、快く引き受けてくださって感謝しかありません。
今回発生した修正により少しスケジュールは少し後ろに倒れ、手元に届くのは12月半ば以降になりそうです。完成した絵本は、クラファンでご支援いただいた方から、いち早くお届けする予定です。
クラウドファンディングの残り日数は3日となりました。これを書いている朝時点で、225万円を超えたところで、たくさんの方が、目標達成に向けて応援してくださることを感じて、一つ支援をいただくたびに、「ありがたいなあ」と呟いています。絵本の予約数として確認しますと、300冊以上、すでに行き先が決まったことになります。どうぞ楽しみに、完成をお待ちください。
(らくだ舎出帆室 千葉貴子)