
私が最近出会った至言について...
私が最近出会った至言で、変態性は古びないと言うのがあります★
オリジナリティが強ければ強いほど時代を超越するみたいなことだと自分では咀嚼しています◎
現代社会において...全てが簡略化され,機械化され,"手作業"で行う仕事は年々減って来ている様に感じています。
私たちが大切に思っている"手仕事"これこそが私たちの変態性だと思い...
私たちの変態性をふんだんに盛り込んだ私たちのワークショップをご紹介します☆
今回は最近始めた納豆作りワークショップです...
このワークショップはリターンにはなっていませんので悪しからず★
私たちの納豆作りの一番の特徴は...
大豆に納豆菌を振りかけて納豆を作るのでは無く...
空気中や土壌の中など、自然界にどこにでも存在する細菌の一種の『枯草菌』と言う
菌を使って納豆を作ります◎
実は納豆菌も枯草菌の一種で...枯草菌の中から糸引きや風味の良い株を選び培養されて作られたハイブリットな菌です★
私たちはその納豆菌は使わずに...お店の裏の庭にある色々な植物の葉っぱに付着している枯草菌を使って納豆を作ります○△□
お店の裏の庭にある色々な植物で今まで試した事があるのは...
シダ植物,
パパイヤの葉,
バナナの葉,
チークの葉,
竹の葉,
です。それぞれに特徴があり,出来上がりの風味や糸引きも異なります○●
まずは裏庭を散策して違いや選び方を説明します☆
バナナの葉は色が濃く張りがあるものが良いです◎
中でもバナナの木の背が低く,葉が分厚い...タイでは"クルアイカイ"と言う品種のバナナの葉が糸引きが強い納豆が作れると思っています☆
良い葉が見つかれば切り落とします☆
そしてこれは自然のルールなのですが...バナナの葉は,中心から3枚辺りは切ってはダメです!!!
バナナの葉を切るなら出来るだけ外側から切ります◎
中心の葉を傷つけるとその木には実(バナナ)が付かなくなってしまいます...
クルアイカイの葉です◎
良い感じの葉ゲットです☆
次は竹の葉です▷▷▷
これもやはり,葉の色が濃く張りのある葉を選びます→→→
そんなこんなで集めた葉を眺めて説明を...
ここからが枯草菌の特徴を活かした...納豆作りで一番大事な工程です☆
それはなんて事ないんですが...
熱湯消毒です★
枯草菌は乾燥や高温耐性(100度)や酸性耐性等を備えているため,火星でも生存可能な唯一の生物として考えられています◎
その特徴を活かし...裏庭で集めた全ての葉を熱湯消毒して行きます☆
そうする事で葉に付いていた枯草菌以外の雑菌は全て死滅させることができます◎
熱湯消毒した葉は自然乾燥させます〜〜〜
自然乾燥ができたら→→→
十分柔らかくなるまで煮た大豆を葉で包んでいきます◎
今回の葉は...
バナナの葉,
チークの葉,
竹の葉です☆
まずは竹で編んだ四角形のカゴに...バナナの葉を敷いて,そこにチークの葉を重ねます△▼
そして大豆を少し入れて,竹の葉を2~3枚....大豆を少し入れて,竹の葉を2~3枚を繰り返します....
そしてチークの葉で蓋をして...バナナの葉で全体を包みます◎
後は40度辺りを狙って24時間温度管理をします▷▷▷
私たちは発泡スチロールの箱に湯たんぽのような物に熱湯を入れてそれを行います☆
その後一日冷蔵庫で寝かしたのち...
今現在、世界中で納豆は販売されています,ここチェンマイでもスーパーマーケットに行けば普通に納豆を買うことができます。
その納豆の大豆は遺伝子組み換えではないですか?
納豆菌は天然のものですか?
タレやカラシは本当に必要ですか?
これは私達、消費者にも責任があると思います★
自分の手で手作りする事こそがこれからは大事なのです!!!
そうする事で...企業や農家が大量生産した食品にお金を払うだけの消費者から
生産者へと立場を積極的に変えることがきます◎
そうすればそのうちスーパーマーケットの納豆は全て藁に包まれて売られることになるかもしれません...
それは同時に多かれ少なかれ自分の人生を自分でコントロールすることが出来る
事と同義だと思います☆
今!手作りはナウイのです◎
と言うことは手作りこそが”変態性”を帯びていて...
実は決して古びない物かもしれません★
どんなに機械化されても,AIが仕事を取って代わっても...
全ては流れ転ずるので〜
私達はこの変態性を活かして,深めて...
これからも古びないお店を末長くチェンマイでやって行こうと思っています。
追伸...
私たちが日本で一番だと思っている納豆は...
大阪の『谷町納豆』です☆
私たちの納豆の作り方は『谷町納豆』さんの作り方を参考とさせてもらっています◎