私が最近出会った至言について...
私が最近出会った至言で、変態性は古びないと言うのがあります★
オリジナリティが強ければ強いほど時代を超越するみたいなことだと自分では咀嚼しています◎
現代社会において...全てが簡略化され,機械化され,"手作業"で行う仕事は年々減って来ている様に感じています。
私たちが大切に思っている"手仕事"これこそが私たちの変態性だと思い...
ほぼ10年以上続けてきている(古びていない)私たちの変態性をふんだんに盛り込んだ
私たちのワークショップをご紹介します☆
全てはクラウドファンディングのリターンにもなっています○△□
第二回目は豆腐作りワークショップです...
私たちがチェンマイに来て初めて行ったワークショップが豆腐作りワークショプです◎
これが第一回目に行った時のもので...私たちのチェンマイでの初めてのお店があったチェンマイで一番初めに建てられたホテル『スリパカード.チェンマイ』のオーナーさんの手書きのポスターです☆
それが10年の月日を経て...
こうなりました☆
味噌の時と同じで,チェンマイ産の大豆『チェンマイ ホックシップ(60)』(農薬を使っていない,非遺伝子組み換え)を,使って作ります◎
全ての工程はできる限り..."手作業"で行われていきます☆
まずは大豆の説明から...
チェンマイの大豆は日本の大豆に比べてかなり小さいです○
1/3ぐらいの大きさです...
豆腐とはタンパク質とマグネシウムの化学反応で出来上がります□
チェンマイの大豆は小さい分タンパク質が少ないのです....
そしてタイ、チェンマイの水は硬水です...
(豆腐づくりに硬水を使うと、水の中のカルシウムと大豆のたんぱく質が結合して、豆腐が固くなってしまうのです■)
因みに日本の水は軟水です◎
豆腐を作る際の凝固剤として有名な"ニガリ"は海から遠いチェンマイでは手に入りにくい....
などなど...豆腐作りには適していないここチェンマイでの豆腐作りワークショップです★
しかしそこはチェンマイで10年以上豆腐作りをして来た経験から得た知恵をもって解決していきます→→→
まずは大豆の皮を取る事をお勧めしています◎
皮に含まれる"サポニン"は大豆の苦み・渋みの元で,豆腐が固まる際の邪魔でもあります★
しかし"サポニン"自体は抗酸化作用、免疫力向上、肥満防止、血流改善など人間にとって有益な効果をもたらします◎
私は石臼を使って大豆を引いてから...竹ざるで皮を飛ばしてから、豆腐作りにかかります。
幾ら細かく竹ざるで皮を飛ばしても...大豆の皮は少しは残りますので少しの"サポニン"は豆腐に含まれます◎
飛ばします→
飛ばします→
次は水ですが...普通の飲み水に重曹を入れることで水は軟水化します◎
そしてアルカリ化もします◎
この重曹を入れた水はいろいろと役立ちます☆
我が家では歯磨きの時にこの水でうがいをします→→→
重曹水が歯を溶かす原因となる酸を中和する役割を果たしてくれます◎
そして最後に"ニガリ"ですが...
始め自分達も"ニガリ"を日本から持って来ていたのですが...
身近にあるもので賄うと言う私たちの信念に反するので★
そこでエプソムソルト(硫酸マグネシウム)です◎
エプソムソルトは海水などに多く含まれている天然ミネラルの純粋な結晶です△▽
チェンマイの町の薬局で簡単に買えるのでこれこそ身近です☆
なんて事をいろいろ話しながらワークショップは進んでいきます→→→
一晩浸水した大豆と,計算された量の水をミキサーにかけていきます....
(この工程だけ機械を使うのですが...参加者が家庭に戻って豆腐をつくると言うのが目標なのでこの工程は致し方ないと...)昔はここでも石臼を使っていたようです★
ミキサーをかける→→→
ミキサーをかける→→→
そして程なく"生呉(なまご)"が出来上がります☆
そして次はこの"生呉(なまご)"を計算された水の量と合わせて煮ていきます→→→
氣を使いながら...丁寧に混ぜ続けます→→→
そしてそれを絞ります◎
投入→→→
投入→→→
布で包んで上から押していきます→→→
まずは近くの山から拾ってきたちょうど良い石(10年以上の付き合い)を使って手で→→→
次は自重を使って→→→
このちょうど良い石(10年以上の付き合い)は本当に良い形で私にとっては大切な道具です◎
そして豆乳が登場します☆
そして次は搾り取れた豆乳に,凝固剤のエプソムソルト(硫酸マグネシウム)を投入していきます▷▷▷
豆乳に投入→→→
泡を立てずにうまく投入できたら...蓋をしてしばし待ちます◎
この時点で絹豆腐が完成です☆
しかしこのままでは終わりません...
次は木綿豆腐を作っていきます▷▷▷
手作りの木型に木綿を敷いていきます◎
手前が10年位前に自分で作った木型です☆
(元々はチェンマイでいつもお世話になっているPayakaの床板です)
奥は友達の大工さんに頼んで作ってもらったNewタイプです★
まずは横→→→
そして縦→→→
いよいよ豆腐投入です▷▷▷
豆腐投入▷▷▷
豆腐投入▷▷▷
全て投入し終わったら,木綿を閉じて蓋をします★
蓋をすること(時には重しを置く事も)で豆腐から水が抜けていき...豆腐の表面にはその布目が付き...形が整っていきます□
ここで木綿豆腐が出来上がりっと思いきや....変態性はづづきます▷▷▷
次は左右からプレスします→←
左右からプレスします→←
そして数分待って...
木型から冷たい水を張った容器に移していきます▷▷▷
ゆっくりと優しく丁寧に木綿を剥がしていきます◎
木綿を脱がしていきます◎
木綿を脱がしていきます◎
そして遂に完成です◇◇◇◇
今現在、世界中で豆腐は販売されています,ここチェンマイでもスーパーマーケットに行けば普通に豆腐を買うことができます。
でも中身は添加物だらけ...
これは私達、消費者にも責任があると思います★
自分の手で手作りする事こそがこれからは大事なのです!!!
そうする事で...企業や農家が大量生産した食品にお金を払うだけの消費者から
生産者へと立場を積極的に変えることがきます◎
そうすればそのうちスーパーマーケットの豆腐は全て無添加になるかもしれません....
それは同時に多かれ少なかれ自分の人生を自分でコントロールすることが出来る
事と同義だと思います☆
今!手作りはナウイのです◎
と言うことは手作りこそが”変態性”を帯びていて...
実は決して古びない物かもしれません★
どんなに機械化されても,AIが仕事を取って代わっても...
全ては流れ転ずるので〜
私達はこの変態性を活かして,深めて...
これからも古びないお店を末長くチェンマイでやって行こうと思っています。