こんにちは。スタジオ八百萬の山田です。
たくさんのみなさまからのご支援、応援コメント、お問い合わせ、お気に入り登録、そして情報のシェアなどなど、ありがとうございます!
私たち「山形おやき089堂」は、「米沢女子短期大学」の地域社会学の中川ゼミと共同で「山形おやきゼミナール(仮称)」を開催しています。
ゆくゆくは「リビングラボ」といわれる、企業、教育機関、自治体、一般市民が連携するオープンイノベーションの場を作れないかという考えのもと、今年度は、まずは「山形おやき」とはどんなものかを知るため、「みんなでおやきを作って食べてみよう!」と、何回か体験会をやろうと考えています。
おやき生地の成形
5月に第一回のおやき体験会として、中川ゼミのゼミ生5人と開催しました。
学生メンバーは、山形、福島、新潟出身ですが、山形の伝統野菜「うこぎ」を見たことがないとのことで近所の垣根に移動して観察。
この柔らかいところを茎ごと切って天ぷらにすると美味しい、シンプルに茹でてお浸しにすると、ほろ苦さをダイレクトに味わえる、など説明すると。
「だんだん垣根が美味しそうに見えてきました」と (笑)
うこぎの切り和え
私たちも純粋で好奇心旺盛な学生たちと活動するのは楽しかったのですが、学生たちも楽しんでくれたようで、その後、他の学生たちからさらに申し込みが増えました。
現在、参加しているのは「米沢女子短期大学」と「米沢栄養大学」の学生たちで、総勢14人です。
私たちは、おやきを作って販売するビジネスというだけでなく、山形県内におやき文化を作りたいと考えており、活動の幅を広く大きくするためには、私たちの力だけでは足りないのです。
このふわっとした一見捉えどころのない取り組みがスタートできたのは、中川先生と大学の理解があってこそです。
おやきの焼き目つけ
学生たちからは既にこんな活動のテーマがあがっています。
・若者向けのおやきの新メニュー開発をしたい
・8月の「信夫町ガーデンフェスティバル」で試食してもらおう
・みんなで本場の長野おやき体験ツアーに行きたい etc.
これを実現するため、学生たち自身が山形県の補助金を申請して活動資金も獲得しています。とても頼もしいですね。
切り干し大根の山形おやき
「山形おやき」は、それに関わる色んな要素があります。
食、農業、地域の歴史、環境、健康、ものづくり、経営、広告、マーケティング、デザイン、観光、子育て、コミュニティ etc. etc.
この体験を通して楽しみながら何かしらに興味や疑問が湧き、それが学生たちの探求につながって欲しい。与えられるテーマでなく、自分でそれを見つけて欲しいと思っています。
それに関わることで私たちにとっても、作用/反作用で学びになります。
これから、はたして何が起きていくでしょうか?