【グリーンファームさんの紹介】
今回の書籍執筆にあたり、私が現場で学んだこと、感じたこと、出会った人の言葉、すべてが「経験値」として文章に栄養を与えてくれています。
株式会社グリーンファームさんも、その一つ。
「国産野菜チップス&エコ米」
のリターン提供にご協力いただいています。
大阪府四條畷市で農業のネガティブなイメージを払拭する「高床式砂栽培」という農法で、主に葉物野菜を中心に栽培され、地域の市場やスーパーで販売したり、飲食店に卸すなど、地産地消、SDGsなどへの意識の高い会社です。
今回、ご提供いただく「国産野菜チップス」は、葉の収穫後に大量に廃棄される「サンチュの茎」を原料として使用しているなど、無駄のない農業を目指されています。味付けは最小限で、野菜本来の味が楽しめます。
私の子どもたちも、野菜嫌いですが、グリーンファームさんの野菜チップスはパクパク食べてました。
また、身体的に負担の少ない栽培方法を活かし、障がいのある方の就労の機会を提供すべく、就労継続支援B型事業所「私の太陽農園」を運営されており、農業と福祉、「農福連携」にも取り組まれています。
【幸せとは何か?】
私とグリーンファームさんとの出会いは、今から7年ほど前、今の管理者さんと介護系資格の講習で偶然ご一緒し、お話を伺って興味を持ち、太陽農園の見学に行かせてもらったことがキッカケです。
当時、私は就労継続支援事業所がどういうものか全く知らず、見るもの全てが驚きでした。
特に印象的だったことは、利用者様が「楽しそう」に作業に取り組まれていたことです。
もちろん、今となっては利用者様一人ひとり、困難や課題を持たれていることはわかります。
でも、表情を見ればわかります。
仕事を楽しむ。
仕事に喜びを感じる。
という感覚は、当時の私にはなかった。
市場経済という、止まることの許されない競争の中で、
みんな会社に文句を言い、同僚に文句を言い、客に文句を言い、ときに争い、批判し、誰が一番稼ぐか?を必死に追い求めてきた。
そこに本当の意味の「笑顔」はなかった。
自分のため?会社のため?もう何のためなのかも忘れて、身を粉にして、人生をすり減らすような生き方しか知らなかった。
それが正しいことだと思って生きてきた。
でも、まだ支援学校を卒業してすぐの若い彼(彼女)たちの、屈託のない笑顔と、「辻さん、こんにちは!」「次、いつ来る?」という言葉。
私が何者か?は誰も問わない。
まるで、「家にいる」かのような安心感。
これを「居場所」と言うのだと、直感的に感じた。
健常者と障がい者。
一般的には前者は幸せで、後者は不幸だと理解されている。
果たして、そうなのか?
幸せとは何なのか?
そんなことを、立ち止まって考えさせてくれた。
私にとって、グリーンファームさんとの出会いは、生き方を変えてくれる出会いでした。
【残り28日】
まだまだ、目標達成に向けて頑張ります!
どうぞ、ご支援、応援、シェアのほど、よろしくお願いします。