皆さんは、普段、本を読みますか?
読むとしたら、どんな本が好きですか?
私は、そんなに多くの本を読む方ではありませんが、気に入った本は何度も読みます。
私は、おそらく(あくまで自己分析ですが)、HSPの傾向があり、人と話すとき、言葉、声のトーン、表情、視線、それらを総合した相手の感情に過敏に反応してしまいます。相手の言葉をすべて意味として理解しようとしてしまうので、とても疲れてしまいます。一対一ならまだしも、複数の人と話したりすることは脳がパンクするので、とても苦手です。
でも、文字や文章だけの本なら、自分のペースで、著者がこの言葉や表現を選んだ理由を考えたり、わからないところを何度も読み返したりができるので、疲れにくいです。
私は「会話」より「文字のやりとり」の方が好きなタイプです。
今回、書籍刊行にチャレンジしたのは、物理的な制約で会えない人、手の届かない人にも、文字や文章を書籍という形にして、想いを届けることができると考えたからです。
私が普段行っている、鍼灸やマッサージ施術についての解説本ではなく、何かの方法やテクニックが具体的に書かれているわけではありません。
一人で悩んでいたり、抱え込んでいるママが、この本を手にとって開いたとき、「ひとりじゃない」って思える。
そっと手を沿えてもらったような感覚になる。
ただの文字の羅列に過ぎない印刷物が、誰かの心を少しでも温かくできたら、まるで魔法みたいですよね。
私は、人との会話が苦手な分、文字や文章には人を救う力があると確信しています。私自身が本に救われた人間ですから。今度は、私が誰かを救えたら、いいなと思っています。
と、すごくハードルを上げてしまいましたが、書籍の執筆も進行中です。
一人でも多くの人に、想いが届きますように。