画像の2匹はTNR現場から一時保護した仔猫たちです。
相談者の経済的な事情で保護猫にしたり里親探しをしたりする予定は無く、避妊手術を済ませた母猫と一緒にリリースする予定でした。
石垣島の病院での避妊去勢手術は乳歯から永久歯に変わる頃、または体重2キロ近くになった頃。
この子たちはまだ1キロ未満と思われる幼猫なので、母猫のもとでもう少し育ったらTNRしようという話をしていました。
こちらが母猫。
6月19日に避妊手術を済ませて、抗生剤投与期間のみ保護、6月23日リリース完了。
仔猫たちもこの母猫と同時にリリースする予定でした。
ところが、相談者さんに猫を返すために待ち合わせた場所に、仔猫を欲しがっている別の相談者さんが居合わせたことが幸運を呼び、仔猫たちはリリースなしのトライアルに出ました。
里親希望の方は東京から来られた方で、仕事で石垣島に滞在、石垣島でも東京でもペット可物件に住んでおり、東京へ帰る際にはもちろん連れて帰るとのことです。
フロントラインスプレーをした以外はまだ何も医療が済んでいない仔猫たち。
里親さんは筆者が紹介した獣医師のもとで今後ワクチン接種や避妊去勢手術をしてくれるそうで、この島での医療タイミングを教えました。
【石垣島の病院での基本医療タイミング】
ワクチン接種:生後8週以降、または体重1キロ近くなってから。
避妊去勢手術:永久歯が生える頃、または体重2キロ近くなってから。
ウイルス検査:避妊去勢手術のついでに済ませる。
東京や大阪などと比べると、どの医療もタイミングがかなり遅いです。
が、都会のペースに合わせてくれる病院はありません。
島のペースでお願いしますと伝えました。