2024/07/07 19:00
ワッショイ!ワッショイ!
今や”祭”と聞いてもピンとこない人は多いかもしれません。
地域との関係性が希薄になった現代人にとって、祭はわたあめやヨーヨー掬い等の屋台を楽しんだり、花火や神輿を眺めて楽しむレジャーになったからです。
しかし本来、”地域”にとって、”祭”は一大事。
弘前のねぷた祭や、諏訪の御柱祭といったように、その祭に人生を賭ける人も少なくないのが本来の祭なのです。
そして、祭を開催するプロセスを通じて、日常では触れ合わない地域の人々が有機的に関わり合い、信頼関係を深める。あるいは、その祭を通じて「男を上げる」「女を上げる」人も出てくる。普段は仲悪かった人同士も、祭の時だけは無礼講でちょっと関係性が変わる。
そんな風に、祭という非日常によって、また新たな日常が生まれてくる、という気がしてなりません。
棚田まつりの本番はもう少し先の話ですが、開催準備のために様々な方と触れ合う中で、単なる”レジャー”や”イベント”とは異なる、祭のそんな機能を日々感じています。