皆様へ
【活動報告9】トピック
『介護レクリエーションを始めたきっかけ』
『介護レクリエーション』
『介護レクでの失敗談、エピソード』
『これから目指す介護レクリエーションの形』
『海外からの心温まる応援』
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両親が同時に認知症を発症し、私はダンス活動を引退して介護に専念しました。初めての介護生活は戸惑うことばかりで、気づかないうちにストレスを溜め込んでいました。
ある夜、ついにストレスが爆発したのか、自分でも驚くようなことが起き、夜中に失禁してしまったのです。その出来事をきっかけに、自分の心と体を見つめ直す必要を痛感しました。
介護が少し落ち着き、両親が特別養護老人ホームでお世話になるようになった時、支えてくださった方々への感謝の気持ちを込めて、これまでの音楽やダンスの経験を活かし、介護レクリエーションを始めました。
その場で感じたのは、私の伝える音楽やダンスが、多くの方々に笑顔や喜びを届けるお手伝いができるかもしれない、ということでした。
「この経験をもっと広げ、多くの方々に届けたい」と思うようになり、現在に至っています。
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『介護レクリエーション』や『知的障害者向けダンスレクリエーション』の活動は、「実際に体験」していただいたり、「活動の様子をビデオ」でご紹介することが最も分かりやすい方法です。
しかし、個人情報をはじめとする様々な制約があるため、現時点では実現が難しい課題も抱えています。
それにもかかわらず、私の活動に共感いただき、「動画や写真の使用」にご協力くださった施設の皆さまに、心より感謝申し上げます。
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【様々な試みを重ねてきました。】
最初はご利用者様に合わせて昭和の音楽を使用していましたが、表情や反応を見ながら経験を積む中で、体を動かすだけでなく、【良い刺激を与える】ことの大切さを感じるようになりました。
そのため、世界中の美しい音楽を取り入れたり、その時々のご利用者様の反応を見ながら柔軟に対応してきました。
例えば、英語を話す方がいらっしゃれば「Thank you(ありがとう)」を声に出して一緒に合唱することもあります。このような取り組みは、口腔ケアにも繋がると感じます。
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その中で【特別養護老人ホームでの取り組み】をご紹介します。
「ブラジリアンダンス・アシェ・リフレッシュダンス」の振付を簡単にし、音楽をスローにアレンジして、楽しく体操を行いました。続けるうちに、ご利用者様は条件反射のように動けるようになり、振り付けもしっかり覚えていたことがとても印象的でした。
そして、ついに皆さんの前で発表するまでに至りました。もしかすると、日本初の特養での「ブラジリアンダンス」だったかもしれません。他に例がないようにも思います。
当時は気づきませんでしたが、
今振り返ると、特養のご利用者様は要介護3以上で、認知症や車椅子利用の方がほとんどでした。それでもこのような成果が得られたのは、まさにミラクルだったのかもしれません。
こちらが当時使用していた音楽です。
8年以上前のことで、その時の振り付けは詳しくは覚えていませんが、手を前に出して「グー・パー」のような動きをしていたことだけは印象に残っています。
簡単な振付がありますから、皆さんも動画を見ながら踊って下さいね。
Aserejé (The Ketchup Song) [Spanish Version] - Las Ketchup
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『介護レクでの失敗談、エピソード』
【失敗談】【嬉しいエピソード】要介護3以上、特養にて
初めて手品を披露した時
「赤いハンカチを黄色にしたのですが」誰も気付いてもらえなかった!次回は本物の鳩を出そう!
笑いを取ろうとして①
「カラスなぜ泣くのカラスの勝手でしょう!」と歌ったら、普通に違うと訂正された。
笑いを取ろうとして②
「ぶんぶんぶん豚になる」と歌ったら「蜂よ」と笑ってくれた!嬉しくなって3回続けたら、「豚だったかしら」と納得し始めた。すぐに訂正しました。汗汗汗!
車椅子のAさん、最初に1回だけ参加しその後は参加しませんでした。
3ヶ月後、他の入所者様の100歳誕生日レクリエーションに参加してくれました。帰り際に「いつもご苦労様」と下向きながら大きな声で言ってくれた。今でもあの時のAさんの表情を覚えています。コチラこそ、いつもありがとうございます。
いつもムッとした表情で機嫌の悪いBさん、
丁寧な挨拶を心がけて数ヶ月後、笑顔で返してくれた。笑顔って本当に素敵です!
「私に何かアドバイスがありますか?」と尋ねました。
「たくさん笑う事」「一生懸命働く事」「いっぱい食べる事」「健康でいる事」「玉ねぎと酢を合わせて食べる」「昔のものを食べる。和食を食べる。ハンバーグは食べない」など、アドバイスを頂きました。心より感謝致します。
レクリエーションが終わり、帰る際には、入居者様1人ずつに丁寧に挨拶をします。
特養になると要介護3以上で認知症の方が多い為に、最初は「あんた誰?」こんな返事でした。半年が過ぎる頃には、「もう帰るの」「気をつけてね」「いつくるの」「明日も来るでしょう」など、温かい言葉を頂きます。逆に辛い寂しい気持ちになりました。
「あんた誰?」の方が気が楽だと感じました。
毎回、皆様の笑顔に癒され、有意義な時間を過ごさせて頂いています。ありがとうございます。
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『これから目指す介護レクリエーションの形』
介護レクリエーションや知的障害者施設向けのダンスレクリエーションは、私自身の活動を広げるためというよりも、
私の方法を知っていただくことで、レクリエーションがもっと気軽で身近なものになればいいなと思っています。
それが、職員さんのストレス解消や運動不足の解消に少しでもつながり、レクリエーションを通じて仕事やコミュニケーションが和やかに進み、笑顔が増えていけば本当に嬉しいです。
【ご利用者様も職員様も笑顔に健康に!】今日からできる簡単介護レク!
詳細はコチラから:https://danceclub.jp/recreation
楽しい音楽を使用しよう!
フランク永井さん「炭坑節」ジャズバージョン!
知的障害者向けダンスレクリエーションでも大人気音楽です!
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『海外からの心温まる応援』
認知症介護に専念するためにダンスを離れていた時期、日本でワークショップを開催した有名なインストラクターから、温かいメッセージをいただきました。心から感謝の気持ちでいっぱいです。
【ロミーナとレオからの温かいメッセージ】
【ジルソンからの温かいメッセージ】
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皆様へ
この度は、大切なお時間を使い、キャンプファイアーへの登録や「♡いいね」「シェア」、そしてご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
皆様の温かいお気持ちを大切にし、必ず形にしてまいります。
あおちゃん 長元豊春 1962年12月4日生まれ 62歳