前回に引き続き、チタンの歴史について簡単にご紹介!
チタンの歴史(その2)
「チタンってレアメタルなんですか・・・?」
レアメタルって聞いたことがあると思いますが、
鉄などのコモンメタル(汎用金属)に対して、
レアメタル(希少金属)という言葉が使われています。
チタンは、レアメタルと呼ばれるのはなぜでしょうか?
チタンは、自然界では酸素と結びついて酸化物の鉱石として存在しています。
そして、実は地球上に豊富に存在しています。
そんなチタンを製品や部品として利用するためには、鉱石の状態から酸素を除去して、
金属として純度の高い形にしなければいけません。
しかし、チタンは酸素と結びつく力がとても強いため、純度の高い金属にすることがとても難しかったのです。
このため、チタン(タイタン)を発見してから、工業利用されるまで100年以上の年月がかかりました。
このように鉄などの他の金属に比べ、精製が難しく生産量が少ないために、
レアメタルに分類されています。