こんにちは。デンマーク教育ツアー共同代表の山田瑠人です。
今日は、デンマークの「成人のための」自由な教育機関である「フォルケフォイスコーレ」について書いていきたいと思います!
突然ですが、大人になったあとに「自由」のために学んだことはありますか?
日本には「学校」というものがあります。
それは、デンマークも同様です。
しかし、日本にはない教育機関が一つあります。
それが、フォルケフォイスコーレ。
18歳以上の人は文字通り「誰でも」入学可能な全寮制の大人のための学校です。(フォルケフォイスコーレのサイトはこちら)
このサイトの冒頭は、フォルケフォイスコーレの特徴を示すこんな言葉が冒頭にあります。
A FOLK HIGH SCHOOL IS...
… a school where you live and learn together. There are no prerequisites, no exams, and no grades. Your motivation and interests are the main driving force.
簡単に日本語にすると、「フォルケフォイスコーレは、一緒に生活して、共に学ぶ学校です。入学試験も、試験も、成績もない。モチベーションと興味関心だけがあなたを動かします」というイメージ。
この一文はすごく的確で、実際にフォルケフォイスコーレには以下のような特徴があります。
・全寮制であり、生徒も先生も一緒に過ごす
・17歳以上であれば誰でも入学可能
・アートや音楽、スポーツに哲学など幅広いカリキュラムで民主主義を育む
・ディスカッションや対話が重視される
・自由な時間が多く、ゆったりと自身や社会と向き合える
このように、自身の好奇心に沿って自由に学びながら、結果的に民主主義的な態度を身につけることができるのです。
日本では、「大学生までで学ぶ」「社会人からは働く」というように、「学ぶ」と「働く」が分断されている風潮があります。
大人はしばしば「学生のうちに勉強しとけよ〜」と、そう言います。
しかし、デンマークでは大人でも、フォルケフォイスコーレでは「学ぶ」ことができるのです。
人生の学校とも言われるフォルケフォイスコーレ
フォルケフォイスコーレは「人生の学校」とも言われます。
17歳以上であれば、世代関係なく学べることや、そのテーマが自分の人生や社会と向き合うようなものであることが多いからです。
だからこそ、「大人」が「人生について学ぶ」場になっているのです。
全寮制であるのも、大きな特徴で、生徒も先生も寮生活の中で協働して生活します。
そのような共同生活を人種や価値観、宗教、年齢などの壁を越えて送るからこそ、本当の意味で人生について学ぶことができるのかもしれません。
考えてみると、日本で通う学校のほとんどは「同世代」としか生活を送れませんしね。。。
もちろん、フォルケフォイスコーレも今回のツアーで訪問させていただきます
フォルケフォイスコーレが実際にどのような仕組みや空気で、そこにいる人たちはどんな生き方をして何を考えて生きているのか。
そこを調査しにいけたらと思います!
ぜひ、フォルケフォイスコーレでの学びの報告も楽しみにしておいてください!
P.S.以上の内容にご関心のある方は、「報告会」や「レポート」「動画」などの支援をいただければ、私たちとツアー参加者が現地で学んだことを最大限シェアさせていただければと思います(^ ^)よろしくお願いします!