第四弾は、木野花ドラマスタジオ、唐組と90年代から00年代の小劇場演劇のメインストリートで経験を積み、映画出演や稽古アシストを経て、ついにフルサイズの演劇に本格復帰を果たした田村菜穂(たむらなお)さんです。
「私は今回20年ぶりの舞台出演となりました。不安でしたが、演出家の加藤さんをはじめ、心優しいキャスト、スタッフの方に囲まれて色々なことを思い出し勘が戻り、なんとか本番を迎えられました。日に日に深まる結束力と、お客様の反応や、劇場の力もプラスされ、とても素敵な作品になっていったと思います。この作品に携われたことに感謝しています。そして、今後もっと多くの方に映像として観ていただけたら嬉しく思います。」
書かれたテキストが俳優の身体を通って発せられることで生きた言葉になる…そんな俳優の力を菜穂さんの演技を通して再認識できました。【境界を踏み越える】シーンは何度観ても痺れます。是非映像でご確認ください。
【田村菜穂】
東京都三鷹市出身、群馬県前橋市在住、俳優。木野花ドラマスタジオ4.5.6 期生、劇団唐組・新人公演『水中花(「透明人間」改め)』、劇団唐組・横浜赤レンガ倉庫1 号館柿落とし若手公演『赤い靴』、劇団唐組『糸女郎』、前橋文学館リーディングシアターなど、映画『世界は僕らに気づかない』(飯塚花笑監督)など