パリオリンピック、始まりましたね!
私はというと、柔道の阿部詩さんの悔し泣きに完全に心を打たれてしまいました。
取り乱し悔しがれるほど、彼女がこれまでどれだけ頑張ってきたかが、ひしひしと伝わってきたからです。
実はここ最近、慣れないパリの展示会の準備に追われ、プレッシャーや不安から逃げ出したくなってしまっている自分がいました。
しかし日曜日の夜、テレビを通じて彼女の涙を見た瞬間、ハッと目が覚める感覚がありました。
「今の私は、失敗を恐れるほど全力で頑張れているのだろうか」と。
そして、同時に彼女の涙が私に伝えたのは、全力で頑張って挑めば結果は大きな問題ではないということ。
多分、あの試合を見た人は誰一人として、「優勝できなかったから彼女のオリンピック挑戦に意味がなかった」なんて思わないはずです。
もしかしたら、今回の私のパリ展示会への挑戦は思い描いている結果を伴わないかもしれません。
それでも、自分のできる限りのことを頑張れば、その過程の全てが十分に意味のあるものになるのだと、彼女はあの試合を通して教えてくれました。
夢を追うということ、
大好きなPublic Enemyの曲にぴったりなフレーズがあります。
"Harder than you think, it's a beautiful thing"
想像以上に難しいということ、それはとても尊いことだ
最後に余談ですが、かくいう私も実は中学時代に柔道部に所属していました。最弱でしたが、「大きい相手を小さい女が投げ飛ばす!」というアイデアが好きでした(笑)。