▼ご挨拶
こんにちは、不条理コントユニットMELTです。

私たちは、「この世の事実を余すことなく喜劇に翻訳する」という使命のもと、1998年生まれの映画監督、作家、デザイナー、ラッパー、カメラマン、保育士という6人のクリエイターが集まった団体です。2022年の設立以来、社会的なトピックからくだらない下ネタまで幅広いテーマを扱い、3回の本公演といくつかの企画公演や映画館上映を成功させてきました。


そうした日々のなか、
私たちはこう感じ始めていたのです。
「MELTに日本は狭すぎる」と。
事件はその時起こりました。
▼プロジェクトの背景・実現したいこと
第3回公演「スネーク・オイル」にて、中学時代からの幼馴染であり、
撮影・映像技術として第1回公演から携わってくれていた映像作家/写真家の馬場光太が正式に新メンバーとなりました。

ですがその矢先、
馬場は私たちの元から姿を消しました。
行き先はフィリピン、目的は語学留学でした。
「海外で通用する映像作家になる」彼の夢への一歩を祝福すると共に「世界中どこにいても不条理コントをつづける」という誓いを立てた私たちは彼とコントをするべくフィリピンに向かうことを決意しました。
↑子役時代の馬場光太。
大河ドラマ『江 〜姫たちの戦国〜』に竹千代役で出演。
可愛すぎる子役として2ちゃんねるで騒がれた過去を持つ
このプロジェクトの目的は、フィリピンの絶景や路上でコントを上演し、その様子を最高の撮影と編集で配信公演に仕上げることです。海を隔てていてもMELT作品を共につくることができるということを証明し、1年後に計画している、馬場光太をメインの撮影スタッフに据えたMELT初の映画作品の制作への布石をうちます。

この挑戦を第一歩として、「世界で見られる喜劇を創る」という大きなミッションに向けてMELTは歩み出します。
MELT is the Beautiful Six.
この言葉を忘れないでください。
▼「僕のトマソン -比-」について
MELT初の海外公演「僕のトマソン -比-」では、フィリピンでの滞在中に、コントや音楽、映像、デザインなど、MELTの持てる様々なスキルを使って配信公演を創作します。そして旅と創作の過程をドキュメンタリーとして仕上げ、帰国後にはJAPANで楽しい報告会を行います。

【収録作品候補(予定)】
▼コント
・ハイジャック
・新競技!同じ意見同士でディベート
・「ダーウィンが来た!」にインティマシーコーディネーターが来た!
・逆転移
・精神分析サッカー部
・チャラい教会 〜ガリレオ篇〜
・営業時間外の森
・しんどい医者
など
▼音楽
・Yosuke Sacaiスペシャル路上ライブ in フィリピン
→MELT#3「スネーク・オイル」エンディングテーマ「my grace」ほか新曲4曲披露!
▼その他ドキュメンタリーや追加コンテンツも…?
【出演】
平田純哉/宇城悠人/渋木耀太/さとうゆうき/Yosuke Sacai/馬場光太
▼リターンについて
◎ ただただ支援(¥2,000)
MELTの挑戦を“ただただ支援”してくださる方へ。
リターンは、MELTからのお礼メールです。
◎ 配信公演「僕のトマソン-比-」視聴チケット(¥3,500)
配信公演を視聴するチケットです。
配信期間内であれば何回でもご覧いただけます。
◎「僕のトマソン-比-」データ買い切りチケット(¥8,000)
配信公演データをダウンロードできるチケット。
未来永劫、作品をお楽しみいただけます。
◎フィリピン滞在デジタル写真集<50P> (¥3,500)
写真家・馬場光太、映画監督・平田純哉、デザイナー・渋木耀太により
滞在中に撮影された写真をまとめた写真集です。
編集者・宇城悠人の手で、ただの写真の羅列ではない丁寧な一冊を仕上げます。
◎ <限定30席>帰国報告会参加券(¥3,500)
MELTメンバー全員で旅の思い出や珍道中を振り返る、限定イベントです。
フィリピンにまつわる景品をかけた、超難問MELTクイズ大会も開催します!
※8/22(水) 19:30スタート。池袋駅より徒歩10分の会場を予定、支援者様には個別に詳細をお送りします。
◎<5着限定>フィリピン限定 リメイクMELT Tシャツ(¥6000)
「僕のトマソン-比-」限定のMELTリメイクTシャツです。
ここでしか買えない“匂い立つフィリピンを感じられる”上質な一着となっています。
クラウドファンディング限定・5着を販売します。
※購入・サイズ申請は7/29までにお願いします。それ以降の申請にはご希望に添えない場合がございます。
=======ここからは高単価商品のため本気(マジ)で後悔しない人だけお願いします========
◎【宇城】あなたのオーダーでコント書きます(¥50,000)
あなたのお題で宇城悠人がコントを執筆します。
お題は一文以内の単語か文章なら、場所でもセリフでも構いません。執筆したコントの著作権は宇城悠人に帰属しMELTで上演する可能性がありますが、ご依頼主さまにも自由に上演いただけます。
※高単価商品のため本気(マジ)で後悔しない人だけお願いします。
◎【Sacai】あなたのオーダーで一曲作ります(¥50,000)
あなたの気分や妄想に沿ってSacaiが曲を作ります。お題は200文字以内であれば単語や文章など形式は自由です。制作した楽曲の著作権はYosuke Sacaiに帰属し今後のLIVE等で発表する可能性もありますが、ご依頼主さまのテーマソングや登場曲にしていただけます。
※高単価商品のため本気(マジ)で後悔しない人だけお願いします。
◎【渋木】あなたのオーダーで名刺デザインします(¥50,000)
渋木があなたの名刺をデザインします。
1時間以内のヒアリング→ラフご提出→デザインお直し(2回まで)→デザイン確定→お届けという流れで制作いたします。
※印刷費は別途ご用意ください。高単価商品のため本気(マジ)で後悔しない人だけお願いします。
◎【平田】あなたの大切な思い出を撮りにいきます(¥50,000)
平田があなたの思い出を撮影しに行きます。
お子さまの運動会や大切な人とのウエディング、思い出の地への振り返り旅まで幅広く対応いたします。写真/映像を選んでいただき、30枚程度の写真または90秒以内の映像に仕上げます。
※往復3000円を超える交通費が必要な場合は別途ご用意ください。高単価商品のため本気(マジ)で後悔しない人だけお願いします。
◎【チームMELT/法人向け】あなたの会社のブランド映像つくります(¥500,000)
チームMELTがあなたの会社のブランドPR映像を正規価格の3分の1のお値段で制作します。
映画のような演出/撮影であなたの会社の強みを発信しませんか?120秒以内の映像を仕上げます。
社員やユーザー様へのインタビュー、サービス紹介にもご対応いたしますのでお気軽にご相談ください。
※公序良俗に反するサービスやコンプライアンス上問題のあるご依頼に関してはお受けできない場合がございます。
担当者がヒアリング・精査させていただく場合もございます。
▼スケジュール
7月中頃:クラウドファンディング開始
8月31日:クラウドファンディング終了
8月17日〜9月15日:「僕のトマソン -比-」配信期間
▼資金の使い道
移動費・・・310,700円
ロケ滞在費・・・48,000円
撮影/技術機材費・・・127,950円
帰国イベント会場/人権費・・・55,000円
リターン制作費/雑費・・・15,000円
CAMPFIRE手数料(17%+税)・・・104,094円
合計:660,744円
(※本プロジェクトにおける国内活動資金に充てさせていただきます。)
▼最後に
私たちMELTは、フィリピンでの公演を通じて、日本のコント文化を広め、新たな観客との交流を深めることを目指しています。皆様のご支援があれば、このプロジェクトを成功させることができます。
どうぞ応援よろしくお願いいたします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
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2024.7.30~8.3 帰国後のMELT
2024/08/16 19:01前回までのあらすじパッキングに追われてたら朝が来た。いざ帰国!!!【帰りのバス】バスターミナルまではタクシーで向かいます。フィリピンでの移動はGrabというアプリで呼ぶタクシーが主流で、価格も安く、本っっっ当に助かりました!!!!今回のロケはGrabに支えられていたと言っても過言ではありません。ありがとうGrab。今度こそ、ありがとうバギオ。帰りのバスではみんな、コンセントを抜かれたPCみたいに爆睡してました。行きももちろん寝ましたが、「5時間なげえ〜」とか、景色見てはしゃいでたりしたのですが、帰りはもう一瞬でした。気がつけばあっという間。マニラの街並みになってました。【空港】無事、空港に到着。MELTに残されたフィリピンでの時間も、残りわずかになってきました。が、ここでMELTは二手に分かれます。この二日間、最も稼働した撮影班の馬場と平田は、セブ島を経由して帰るとの事。本当にお疲れ様、これからまた編集の激務に追われる二人にとって、いい思い出になりますように!Sacaiと渋木が関西航空を経由して帰る説も浮上してましたが、便がキャンセルになってしまい、断念しました…。さて、直帰組は、帰国報告会に向けたお土産を購入しつつ、ご飯を食べ、最後のフィリピンを楽し見ます。お昼ご飯①お昼ご飯②チーズバーガーの裏にピクルスが!いよいよ飛行に乗り込み。フィリピンを旅立ちます。さようなら、フィリピン。映画を見たり、機内食を食べたりしてるうちに…機内食あっという間に日本に帰国!!!!ただいま!!!一番安い便に乗ったため、到着は23時30分!!!直帰組の4人は今晩、羽田空港で夜を明かします!せっかく帰国したなら日本食。食べたいですよね!すでに1時とかでしたが、この時間でも羽田空港はご飯が食べれるんですね。なんてありがたい…。愛すべき、日本のジャンキーな味覚に触れたいという一心で、吉野家組(渋木・さとう)と、ラーメン組(sacai・宇城)に分かれて各々、お久しぶりの日本食にありつきます。フィリピンでの食事もビックリするぐらい美味しかったのですが、久々に食べる日本食はもう、「やっぱコレだね。」そんな感じです。どっちが好きとか、嫌いとか、優れてるとか、劣ってるとか、そんなのは本当に野暮です。ただただ、この国で生まれ育ったんだな。その実感を噛み締めるのみです。あまり、ラーメンや牛丼で実感する事じゃないのかもしれませんが。さあ、お腹が膨れたら、急にこれまでの疲れがドッと実感をともない、全員その場から、一歩も動けなくなりました。さとうゆうきを除いては。さとう「渋木さん、あたし散歩してくる!」さとうゆうきはまだ元気。ズンズンとした勢いで羽田探索に出掛けて行きました。すごい。と、同時に心配です。今回の旅で気づいたんですが、さとうゆうきは渋木陽太に対してだけ「さん付け」をしてるんですね。多分、尊敬してるんだと思います。ふと振り返ると宇城がパソコンを開いて何やら作業してます。「何してるの?」と、聞いたら宇城「寝る前に帰国報告会の資料を作ってる」との事。この男、本当に偉い。「今!?」と、思うかもしれませんが、今、少しでも手がついていれば、この後の流れが全然違いますね。ここから配信開始、そして帰国報告会までの時間も決して潤沢に残されてる訳ではないのですから。でも、普段会社員として働きながら、企画のたびに新作コントを書き下ろし、その他、事務作業面においても、圧倒的にMELTを支えてる主催です。ありがとう、宇城このタイミングで気づく日焼け・・・。朝。静まり返っていた空港が慌ただしさを取り戻し、喧騒が、夢にそっと亀裂を入れ、睡眠によって単純化した思考回路に寄り添って、私が目を覚ますと、さとうゆうきは、私たちの前からいなくなっていました。事前に調べてた始発で帰ったそうです。さあ帰ろう帰ろうかーえろ!宇城も渋木もsacaiもバスで一気に最寄り付近の駅まで行ける事が分かり、思わずにっこりひとまず一旦、ここいらでみんな解散です!ずっと一つ屋根の下、寝泊まりして朝も夜も切磋琢磨した仲間と、別れる時はなんだか不思議な気分になります。みんな、3泊4日ありがとう!本当に本当にお疲れ様!また会う日まで!!!!(この後に宇城が出社したってマジ!?)生きろ。さて、ここから帰国後のMELTをザッとダイジェスト風で一気に紹介!!!7月31日 展示準備《1998展@GalleryConceal》・次の日というか、解散の数時間後に再会するSacaiと渋木。 全然まだ旅疲れの渦中、渋木監修の元、無心で展示設営に勤しむ。 GalleryConcealは渋谷の駅近くにあるギャラリーですが、 店内もおしゃれで、尚且つアットホームな雰囲気もあって、 展示スペースとしては珍しい、素敵な場所でした! そうこうしている間に、なんとか設営完了! めちゃめちゃかっこいい展示が出来た!! 渋木すげえ!!!展示の様子これまでのフライヤーこのエリアは北千住BUoYをイメージ!この日の余談・日本暑い!!!湿度すごい!!!!・帰国後初の日本のビールを噛み締める渋木。やっぱうまいよね。・サイドポーチの利便性を知ってしまったsacai このまま年を取ったら競馬場にいそうなスタイル。8月3日平田・馬場帰国& スペシャルLIVE!・平田と馬場がセブから無事帰国! 数時間後にGalleryConcealでスペシャルライブ。 多種多様なアーティストの方に混ぜてもらいながら、 トマソン-比-にも収録されているコントを披露!!! 久々の人前で緊張したー!!!この日の余談・渋木はこの日、カネコアヤノのライブのため欠席。・次の日は、sacaiと宇城が宇多田ヒカルのライブ。・ライブ・ライブ・ライブその結果、トマソンやそれ以外の編集激務の真っ只中の平田が、一人で展示を回収する羽目に。ありがとう。ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。MELT初の映像作品。「僕のトマソン-比-」ただいま絶賛、編集中でございます。ここまで語ってきた通り、初めてがいっぱいあった3泊4日でしたが、それは今まで培ってきた枠を大きく飛び越えた時間でもありました。本公演、僕のトマソンシリーズ、シアターギルドでの上映。色々な時間を共にしてきたメンバーですが、今回の旅で、それぞれがMELTが今持っているポテンシャルを再認識できた気がします。しかし同時に、各メンバーがMELTを通して実現したいことに対し、まだまだ足りない物は多くある事を、強く実感した旅でもありました。こだわりと定期的な活動、そして規模の拡大の両立は、それを実現するために必要な要素も踏まえて考えると、糸でつながりあった複数の天秤達のようで、バランスを取ることが難しく、その予想も困難な物です。どれか一本、糸を切れば、構造はシンプルになり、バランスも当然取りやすくなるでしょう。もしくは重力そのものがなければ、そもそもバランスを取る必要もないのです。ですが、MELTが定義している不条理とは、常に現実に即した、今この世界に実際に存在している現象の中の不条理であり、それでも、現実から目を背けずとも、笑ったり、涙できるコントを目指してます。ゆえに、重力のある世界で、バランスを取ることに意味があるんだと思います。まだまだ先の長い、私たちだから言えることなのかもしれませんが、私たちは大切な糸を見失わないように、これから先も、強く、そしてふざけながら、大きなビジョンに向かって進んで行きたいです。今回の旅はその始まりだったと思います。活動報告の定期更新は一旦、終了させていただきます。こちらでは載せきれなかった、フィリピンでのくだらないエピソードや、MELTメンバーが遭遇した困難、など、極秘エピソードは【帰国報告会】でたっぷりお話ししたいと思います!!!大変お待たせしました!!!!僕のトマソン-比-、配信は明日!!!!MELTの新たなスタートを、ぜひ目撃しにきてください!!! もっと見る
2024.7.29 撮影2日目(撮影最終日!)
2024/08/15 18:00MELTの朝はとても早い。6時30分早朝、バファリンプレミアムの服用によって、何故かテンションが爆上げしてるさとうゆうきのトランペットによって、我々は起床したり、起床できなかったりしています。一見、さとうゆうき以外が早起き苦手マンに見えますが、違います。さとうゆうきが完全に変なスイッチ入ってるんです。ええいままよ。と、トランペットじゃ起きない体に自ら鞭を打ち、二日目最初のロケ地である【公園】に向かいます。二日目と言いつつ最終日です。この日も雨、時々晴れ模様荷物を屋根のある所に避難させます。独特な配色な遊具たち。そして何より広い!!すでに全員疲労困憊、もちろん出国前の準備の徹夜や、フィリピンに来てから全員長くて4時間睡眠でここまできた事も大いに関係してますが、それ以上のデバフがメンバーを襲っています。何でこんなことになったかは、もちろん【帰国報告会】でお話ししますが、8月17日に公開される【僕のトマソン-比-】の配信を見れば、もしかしたらこの疲労感の原因を見つけられるかも知れません!とりあえず漠然とした気持ちで撮影が開始するも、全員意識が完全に霧の中になってしまってます。はっきりとした受け答えでコミュニケーションは取れるし、撮影はテキパキ進んでいくものの、どこか、釈然としない時間が流れ、なんか釈然としない撮影状況また、この日もバギオの天気は気まぐれの模様。晴れたり曇ったりを繰り返して、撮影場所の明るさをコロコロ変えるので、カメラマン馬場光太のメンタルをガリガリ削ります。馬場「・・・・・。」みんなベストを尽くしてるはずなのに、最初のカットのテイク数が重なりに重なり全員黙って頭を抱え始めました。そんな状況でもキッチリ写真を撮る。宇城はえらい。しかし、私たちに沈黙してる時間なんてありません。その事実が一つの結論を導き出しました。ーさとうゆうきにエナジードリンクを買ってきてもらうーと、いうことでさとうゆうき初めてのお使いinフィリピンです。まさか、初海外の彼を一人でお使いに向かわせる事になるとは…。本当にありがとう、さとうゆうき。その時、彼がしたポストがこちら見れば分かるとおり、妙にわくわくしてます。頼まれた側なのに、妙に積極的に、少し遠いセブンイレブンに自ら志願し意気揚々と向かって行きました。フィリピンはよく、スリに会うことも度々ですが、バギオのとても治安が良く、3泊4日でしたが、その辺の感覚は日本にとても近いように感じました。Sacaiはこの日から、ここが奥多摩なんじゃないかと思い始めるくらいには治安が良かったです。ベランダから見たバギオ改めて見ると全然奥多摩じゃないですね。さあ、さとうゆうきによってもたらされたエナジードリンクによって、ここから全ての風向きが変わります!エナジードリンクを摂取する一同。すると…?撮影が再開されるや否や、それまで釈然としなかった事が全て釈然とします。噛み合ってるかどうか不確かだった歯車が、ガッチリと噛み合っていたという実感が、身体中を駆け巡ります。ひらめきと情熱が現場を蹂躙し、あっという間に撮影は終わってしまいました。もう目つきが違いますねそう、私たちに足りなかったものは明白でした。それは【元気】です。「使命感」も、「責任感」も、どれもこの世界を生きていく上でかけがえの無い、必要不可欠な要素です。しかしそれらは、【元気】という大地に根を生やす草木でしか無いのだと。私たちは思い知らされました。日本人の多くが合唱コンで、一度は歌ったことのある”大地讃頌”にこんな歌詞があります。ー大地を愛せよ、大地に生きる。ーなんて素晴らしい歌詞なんでしょう。私たちMELTはこれからも、元気を愛し、元気に生きる。を、モットーにこれからも歩んで行きたいなあと、常々思います。できる限りにはなってしまうのですが…。売れたい、切実に。失礼、話が脱線しました。勢いに乗った一同は衣装を着替え早速、次のロケ地へと向かいます。次のロケ地は今よりもさらに高い標高にある【キャンプ場】です。さながら熱帯雨林のこちらは乗馬体験も出来る施設で、道中も馬が沢山いました。ただ宿から遠くて、タクシーでも結構な時間が掛かってしまいました…。さあ!日没まで時間もないので、早速撮影に取り掛かる一同。【元気】を取り戻した私達に怖いものはありません!勇み足で熱帯雨林に踏み込んで行きます…!そんな矢先、事件は起きました。馬場「・・・・・。」!?!?!?馬場光太が、盛大に転びました。確かに馬場光太は、足元がおぼつかない事で有名ですが(スネーク・オイルでの撮影でも砂浜で転けてました。)今回に関しては彼は悪くありません。昨日のスコールのような雨で、完全に道がぬかるんでしまったのです。地質も非常に粘土質で、日本の山ではまず体験できないような感触でした。次に踏み出す一歩が滑るのか、それとも足が取られるのか、予測がつきません。しかも下り坂。全員、緊張の糸をピンと張って、慎重に下っていきます。あとこの土、臭いです。これは地質の問題ではなく、シンプルに馬の通り道だから馬糞が土にふんだんに混ざってるのが原因だと思います。設営中何とかロケ地まで到着ましたが、馬場光太の顔が晴れません。彼が今日、この日に履いてきたズボンは水洗いができない素材なのです。馬場「・・・・・・・。」いや何で、今日に限って、そのズボンを履いてきたんだと。これを読んでる方は皆、そう思うでしょう。メンバーも洗えない事を聞いた時、本当にそう思いました。でも誰よりも、他でもない、馬場光太本人が、一番そう思ってます。なので僕らはそれ以上、何も言うことが出来ず、馬場光太の両手から、【元気】がボロボロ溢れゆく様を、ただただ、見ていることしかできませんでした。ですが日没が迫る我々に、絶望してる暇はありません。馬場光太だっていくつもの修羅場をくぐり抜けてきた猛者、これしきでへこたれる甘っちょろいメンタルは持ち合わせてません。すぐに撮影準備に取り掛かります。無事?始まったキャンプ場での撮影、しかしここで撮るのは本作でも長尺のコント。試行錯誤しながらも、撮影は進んで行きます。このペースなら日没に間に合う。全員がそう思い始めた時、馬場光太から突如、撮影の中断を告げられます。全員が一瞬「え?」と、あっけにとられる中。馬場光太が口を開きます。馬場「馬が来る」馬です。乗馬体験の馬が、我々の撮影現場を横切っていきました。誰も悪くありません。いや、強いて言うなら、馬の通り道で撮影してる私たちの方が悪いです。ですが、日没が。日没が来てしまう。焦る一同。撮影を再開するも、新たな馬が来たり、さっきの馬が帰ってきたり、馬が目の前でうんちしたり、馬に対して、ただただ無力なまま、撮影は進んで行きました。結果は・・・?sacai「・・・・・・。」sacai「ニッ!」無事!!!撮影完了しました!!!!困った時、必ず団結できるのがMELTの強みです。本当に、陽が落ちる一歩手前で何とか、撮影を完遂することが出来ました。昨日と同じ展開じゃないかと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、どうしようもなく、事実なんです。その証拠に、帰る頃にはこんな真っ暗でした。帰り道は上り坂、誰も転ばないよう、もう誰もあんな悲しい思いをしないように、声を掛け合い、手をとり、助け合って、ぬるぬるとした坂道を登りました。旧友が旅先でこんなことをしていたら、流石にスタンドバイミーみたいなので、流石にこんな動画も撮ります。こんな動画宿に戻るや否や、泥だらけになった靴を洗い、疲弊した一同は寝床に就く…と言うわけには行きません。まだ昨日取りきれなかった室内の撮影と、路上での撮影が残ってます。ジャングルのぬかるみを歩き、疲弊した足腰に鞭を打ち、撮影準備に取り掛かる一同。もはやエナジードリンクを飲んでた事さえ、遠い過去に思えます。それくらいメンバー一同、限界を迎え始めてました。急に何も分からなくなっちゃった平田それでも、いざ撮影が始まるとこのテンションです。それでも、楽しむだけじゃなく、ディベートを挟みつつ作品をアップグレード。どんなに疲れていても、妥協分かってる事にはとことん向き合うのが、MELTのスタイルです。路上での撮影中、不意に「POLICE(警察)」とでっかく書かれた車がこちらに向かってきた時は、過去最高の緊張が走りましたが、そのまま通り過ぎていったのでホッ安堵。お金じゃ買えない、最強の眠気覚ましでした。そしてついに…やっと!やっと!やっと!やっと!やっと!やっと!全ての撮影が終了しました!!!!すでに3時。20時間以上の稼働でヘロヘロですが、取り終えた達成感を喜び合いました。ありがとうみんな。ありがとうバギオ。ですが私たちには思い出に浸る時間も、休む時間もありません。お忘れでしょうか?バギオからマニラまではバスでノンストップ5時間あると言うことを。夕方の便に乗る私たちは何時までにこの宿を空っぽにして出て行かなくてはいけないのでしょうか?正解は7時。あと4時間しかありません。普段、うっかり家を出るのが遅くなって、まあいっかと思いスマホで検索し直す次の電車とか、普通に歩いてたはずなのに何故か間に合わなかった乗り換えとか。そんな、私たちにとってのありきたりな発想は、「バギオからマニラまで5時間のバス」には一切通用しません。全員、残る力を振り絞って帰り支度の用意です。バファリンプレミアムが切れ始めたさとうゆうきは、何故かハイになって、合唱曲メドレーをユーチューブで流し、ソプラノパートを熱唱しながらパッキングします。その時の様子。とても丁寧に洋服を畳んでます。これはだれの?これは捨てる?どの荷物を、誰が分断し、お土産は誰が持ってかる?など、「旅立ちの日feat.さとうゆうき」をBGMに激論を繰り返しながら、気づけば朝日が登ってました。時刻は6時58分。帰国の時間です。次回!明日の18時は、帰国までの流れから帰国後数日のMELTを一挙にお届けします!!乞うご期待!!!公園の撮影中でのとある人物との再会、深夜の撮影中に起きた激論など、ニッチなエピソードは、8月28日に池袋で行われる【帰国報告会】でお届け!気になる方は、クラファンページの方を是非ご覧ください! もっと見る
2024.7.28 撮影1日目(撮影初日!)
2024/08/14 18:36ついに迎えた撮影初日の朝。バファリンプレミアムを飲んで何故かハイになったさとうゆうきに叩き起こされて、MELT一同は最初に選んだロケ地【セッションロード】へと繰り出します。セッションロードセッションロードは名前の通り、沢山のミュージシャンやアーティストが集まり、各々路上パフォーマンスをする歩行者天国のような所です。ここではコントに加えて、Sacaiの初ストリートライブを収録する予定です。セッションロードから教会に続く階段異文化に囲まれながらの最初のロケ地、そして最初の撮影。数えきれない不安を抱きながらもタクシーで移動し、ついに、MELT全員がセッションロードに降り立ったその瞬間に、事件は起こりました。Sacai が自分のストリートライブで使うスピーカーを持っていないのです。稲妻のような緊張が全員に走ります。あろう事か、ホテルに置いてきたのです。通常運転すぎます。「通常運転すぎました」by sacai絶望に浸ってもしょうがないので、一旦コントの撮影を決行→撮影後に宇城とさとうがスピーカーを回収しにホテルへ直行→残りのメンバーで出来る限りのLIVE設営…という方向で舵を切り出すMELT。撮影準備を進める一同。撮影中、荷物から目を離すのが本当に怖かったです。しかし、いざ撮影が始まると、異国で堂々と自分達のコントをしている昂揚が不安に打ち勝ち、何とかセッションロードでのコントを撮り終える事が出来ました。完全に監督の顔になる平田気持ちの風向きが変わり、勢いよくスピーカー回収へと走り出す宇城とさとう。残りのメンバーも、勢いよく、そして気持ち良く連携をとり、あとはスピーカーが到着するのを待つのみとなる中、馬場から衝撃の事実が告げられます。馬場「雨が降る」バギオは標高1,450m。天候も気まぐれのレベルで変化し、スコールも決して珍しくはないのです。急いで機材に防雨対策を施しますが、その最中でさえもうパラパラと降り出してきました。渋木は「大丈夫、オレ晴れ男だから」と、言ってくれますが、この状況では焼石に水でしかありません。もはや諦めるべか否かも視野に入る中、スピーカーが到着。リハーサル風景不安を拭うことが出来ぬまま、駆け足でリハーサルを行い、平田の掛け声と共にライブは幕を開けました…結果は…?無事!!!!LIVEを完遂出来ました!!!!多くの人に関心を持って頂き、他のパフォーマーとのコラボも交えながら、沢山の拍手を受け、ライブを終える事が出来ました。終わった後も沢山の方から記念写真のお願いを頂き、MELTにとってもかけがえのない時間になったと思います。ちなみに雨に関してですが…本っ当にギリギリで、終わった途端に降り出した問いっても全く過言じゃないくらいのタイミングで降ってきました…何ならライブ中は晴れ出しました。すごい晴れたライブ風景ベイマックスがいました。渋木晴れ男説が最短で立証された瞬間でもありました。ありがとう、渋木セッションロードを後にする一同一旦は止みましたが、またいつ降るか分からないとの事で、この日に予定していた別のロケ地での撮影は諦め、宿に戻り、室内で出来る限りのコント撮影に注力することになりました。撮影風景見守る一同さとうゆうきがニコニコしてる気付けば4時。明日(というか今日)に備え、一同は眠りにつきました。まだまだ話したいエピソードがありますが…(この室内撮影後にMELTが向かったとある場所での話とか…)そちらは【帰国報告会】で存分に話させていただきます!帰国報告会の詳細が気になる方は、クラファンページの方を是非ご覧ください!次回!明日の18時は、どろっどろのジャングル探検に向かうMELTをお届けします!!乞うご期待!!! もっと見る





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