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あの日の約束を果たすため フィリピンで不条理コントがしたい

「世界で見られる喜劇を創る」ジャンルミックスなコントユニットが初の海外挑戦!美しいフィリピンのロケーションを背景に、高クオリティの映像でコントや音楽ライブを収録し配信します。現地で生まれるドラマとドキュメンタリーを、クラウドファンディングで応援してください!

現在の支援総額

672,500

103%

目標金額は650,000円

支援者数

96

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/07/10に募集を開始し、 96人の支援により 672,500円の資金を集め、 2024/08/31に募集を終了しました

エンタメ領域特化型クラファン

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現在の支援総額

672,500

103%達成

終了

目標金額650,000

支援者数96

このプロジェクトは、2024/07/10に募集を開始し、 96人の支援により 672,500円の資金を集め、 2024/08/31に募集を終了しました

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MELTの朝はとても早い。


6時30分早朝、バファリンプレミアムの服用によって、

何故かテンションが爆上げしてるさとうゆうきのトランペットによって、我々は起床したり、起床できなかったりしています。

一見、さとうゆうき以外が早起き苦手マンに見えますが、違います。

さとうゆうきが完全に変なスイッチ入ってるんです。


ええいままよ。と、トランペットじゃ起きない体に自ら鞭を打ち、二日目最初のロケ地である【公園】に向かいます。

二日目と言いつつ最終日です。

この日も雨、時々晴れ模様
荷物を屋根のある所に避難させます。

独特な配色な遊具たち。
そして何より広い!!

すでに全員疲労困憊、もちろん出国前の準備の徹夜や、フィリピンに来てから全員長くて4時間睡眠でここまできた事も大いに関係してますが、それ以上のデバフがメンバーを襲っています。


何でこんなことになったかは、もちろん【帰国報告会】でお話ししますが、

8月17日に公開される【僕のトマソン-比-】の配信を見れば、もしかしたらこの疲労感の原因を見つけられるかも知れません!


とりあえず漠然とした気持ちで撮影が開始するも、全員意識が完全に霧の中になってしまってます。はっきりとした受け答えでコミュニケーションは取れるし、撮影はテキパキ進んでいくものの、どこか、釈然としない時間が流れ、

なんか釈然としない撮影状況

また、この日もバギオの天気は気まぐれの模様。

晴れたり曇ったりを繰り返して、

撮影場所の明るさをコロコロ変えるので、

カメラマン馬場光太のメンタルをガリガリ削ります。

馬場「・・・・・。」

みんなベストを尽くしてるはずなのに、最初のカットのテイク数が重なりに重なり全員黙って頭を抱え始めました。

そんな状況でもキッチリ写真を撮る。
宇城はえらい。

しかし、私たちに沈黙してる時間なんてありません。

その事実が一つの結論を導き出しました。


ーさとうゆうきにエナジードリンクを買ってきてもらうー


と、いうことでさとうゆうき初めてのお使いinフィリピンです。

まさか、初海外の彼を一人でお使いに向かわせる事になるとは…。

本当にありがとう、さとうゆうき。


その時、彼がしたポストがこちら


見れば分かるとおり、妙にわくわくしてます。

頼まれた側なのに、妙に積極的に、

少し遠いセブンイレブンに自ら志願し意気揚々と向かって行きました。

フィリピンはよく、スリに会うことも度々ですが、

バギオのとても治安が良く、3泊4日でしたが、

その辺の感覚は日本にとても近いように感じました。

Sacaiはこの日から、ここが奥多摩なんじゃないかと思い始めるくらいには治安が良かったです。

ベランダから見たバギオ
改めて見ると全然奥多摩じゃないですね。

さあ、さとうゆうきによってもたらされたエナジードリンクによって、ここから全ての風向きが変わります!

エナジードリンクを摂取する一同。すると…?

撮影が再開されるや否や、それまで釈然としなかった事が全て釈然とします。噛み合ってるかどうか不確かだった歯車が、ガッチリと噛み合っていたという実感が、身体中を駆け巡ります。ひらめきと情熱が現場を蹂躙し、あっという間に撮影は終わってしまいました。

もう目つきが違いますね

そう、私たちに足りなかったものは明白でした。


それは【元気】です。


「使命感」も、「責任感」も、どれもこの世界を生きていく上でかけがえの無い、必要不可欠な要素です。しかしそれらは、【元気】という大地に根を生やす草木でしか無いのだと。私たちは思い知らされました。

日本人の多くが合唱コンで、一度は歌ったことのある”大地讃頌”にこんな歌詞があります。


ー大地を愛せよ、大地に生きる。ー


なんて素晴らしい歌詞なんでしょう。

私たちMELTはこれからも、元気を愛し、元気に生きる。を、モットーにこれからも歩んで行きたいなあと、常々思います。できる限りにはなってしまうのですが…。

売れたい、切実に。



失礼、話が脱線しました。


勢いに乗った一同は衣装を着替え早速、次のロケ地へと向かいます。

次のロケ地は今よりもさらに高い標高にある【キャンプ場】です。

さながら熱帯雨林のこちらは乗馬体験も出来る施設で、

道中も馬が沢山いました。

ただ宿から遠くて、タクシーでも結構な時間が掛かってしまいました…。


さあ!日没まで時間もないので、早速撮影に取り掛かる一同。

【元気】を取り戻した私達に怖いものはありません!

勇み足で熱帯雨林に踏み込んで行きます…!


そんな矢先、事件は起きました。

馬場「・・・・・。」

!?!?!?

馬場光太が、盛大に転びました。

確かに馬場光太は、足元がおぼつかない事で有名ですが

(スネーク・オイルでの撮影でも砂浜で転けてました。)

今回に関しては彼は悪くありません。

昨日のスコールのような雨で、完全に道がぬかるんでしまったのです。

地質も非常に粘土質で、

日本の山ではまず体験できないような感触でした。

次に踏み出す一歩が滑るのか、それとも足が取られるのか、

予測がつきません。

しかも下り坂。全員、緊張の糸をピンと張って、

慎重に下っていきます。

あとこの土、臭いです。これは地質の問題ではなく、

シンプルに馬の通り道だから

馬糞が土にふんだんに混ざってるのが原因だと思います。

設営中

何とかロケ地まで到着ましたが、馬場光太の顔が晴れません。

彼が今日、この日に履いてきたズボンは水洗いができない素材なのです。


馬場「・・・・・・・。」


いや何で、今日に限って、そのズボンを履いてきたんだと。

これを読んでる方は皆、そう思うでしょう。

メンバーも洗えない事を聞いた時、本当にそう思いました。

でも誰よりも、他でもない、馬場光太本人が、一番そう思ってます。

なので僕らはそれ以上、何も言うことが出来ず、馬場光太の両手から、

【元気】がボロボロ溢れゆく様を、

ただただ、見ていることしかできませんでした。


ですが日没が迫る我々に、絶望してる暇はありません。

馬場光太だっていくつもの修羅場をくぐり抜けてきた猛者、これしきでへこたれる甘っちょろいメンタルは持ち合わせてません。

すぐに撮影準備に取り掛かります。

無事?始まったキャンプ場での撮影、しかしここで撮るのは本作でも長尺のコント。試行錯誤しながらも、撮影は進んで行きます。

このペースなら日没に間に合う。全員がそう思い始めた時、

馬場光太から突如、撮影の中断を告げられます。

全員が一瞬「え?」と、あっけにとられる中。

馬場光太が口を開きます。


馬場「馬が来る」


馬です。乗馬体験の馬が、我々の撮影現場を横切っていきました。

誰も悪くありません。いや、強いて言うなら、

馬の通り道で撮影してる私たちの方が悪いです。

ですが、日没が。日没が来てしまう。

焦る一同。撮影を再開するも、

新たな馬が来たり、

さっきの馬が帰ってきたり、

馬が目の前でうんちしたり、

馬に対して、ただただ無力なまま、

撮影は進んで行きました。

結果は・・・?










sacai「・・・・・・。」

sacai「ニッ!」



無事!!!撮影完了しました!!!!




困った時、必ず団結できるのがMELTの強みです。本当に、

陽が落ちる一歩手前で何とか、撮影を完遂することが出来ました。

昨日と同じ展開じゃないかと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、

どうしようもなく、事実なんです。


その証拠に、帰る頃には



こんな真っ暗でした。

帰り道は上り坂、誰も転ばないよう、

もう誰もあんな悲しい思いをしないように、

声を掛け合い、手をとり、助け合って、

ぬるぬるとした坂道を登りました。

旧友が旅先でこんなことをしていたら、

流石にスタンドバイミーみたいなので、

流石にこんな動画も撮ります。


こんな動画


宿に戻るや否や、泥だらけになった靴を洗い、疲弊した一同は寝床に就く…


と言うわけには行きません。

まだ昨日取りきれなかった室内の撮影と、

路上での撮影が残ってます。

ジャングルのぬかるみを歩き、疲弊した足腰に鞭を打ち、撮影準備に取り掛かる一同。もはやエナジードリンクを飲んでた事さえ、遠い過去に思えます。それくらいメンバー一同、限界を迎え始めてました。


急に何も分からなくなっちゃった平田


それでも、いざ撮影が始まるとこのテンションです。



それでも、楽しむだけじゃなく、

ディベートを挟みつつ作品をアップグレード。

どんなに疲れていても、妥協分かってる事にはとことん向き合うのが、MELTのスタイルです。

路上での撮影中、不意に「POLICE(警察)」とでっかく書かれた車がこちらに向かってきた時は、過去最高の緊張が走りましたが、

そのまま通り過ぎていったのでホッ安堵。

お金じゃ買えない、最強の眠気覚ましでした。そしてついに…


やっと!

やっと!やっと!

やっと!やっと!やっと!


全ての撮影が終了しました!!!!


すでに3時。20時間以上の稼働でヘロヘロですが、

取り終えた達成感を喜び合いました。

ありがとうみんな。

ありがとうバギオ。



ですが私たちには思い出に浸る時間も、休む時間もありません。

お忘れでしょうか?バギオからマニラまではバスでノンストップ5時間あると言うことを。夕方の便に乗る私たちは何時までにこの宿を空っぽにして出て行かなくてはいけないのでしょうか?


正解は7時。あと4時間しかありません。

普段、うっかり家を出るのが遅くなって、まあいっかと思いスマホで検索し直す次の電車とか、普通に歩いてたはずなのに何故か間に合わなかった乗り換えとか。

そんな、私たちにとってのありきたりな発想は、「バギオからマニラまで5時間のバス」には一切通用しません。

全員、残る力を振り絞って帰り支度の用意です。


バファリンプレミアムが切れ始めたさとうゆうきは、

何故かハイになって、合唱曲メドレーをユーチューブで流し、

ソプラノパートを熱唱しながらパッキングします。

その時の様子。
とても丁寧に洋服を畳んでます。

これはだれの?これは捨てる?どの荷物を、誰が分断し、お土産は誰が持ってかる?など、「旅立ちの日feat.さとうゆうき」をBGMに激論を繰り返しながら、

気づけば朝日が登ってました。時刻は6時58分。


帰国の時間です。


次回!

明日の18時は、帰国までの流れから帰国後数日のMELTを一挙にお届けします!!


乞うご期待!!!


公園の撮影中でのとある人物との再会、

深夜の撮影中に起きた激論など、

ニッチなエピソードは、8月28日に池袋で行われる

【帰国報告会】でお届け!

気になる方は、クラファンページの方を是非ご覧ください!


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