福井駅前短編映画祭2015。その中で圧倒的な投票数によって観客賞(テアトルサンク賞)に選ばれたのが映画「父の日」でした。
この映画は2015年度は多くの映画祭に旋風を起した映画でした。そして、2016年4月30日に放送されたSMAPの中居正広さんの番組土曜プレミアム『中居正広の終活って何なの!?~僕はこうして死にたい~2016』でも、紹介されたので、その概要をご覧になった方も多いかも知れません。
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2016/160421-154.html
この「父の日」の監督こそが、今回のムービーハッカソンにも参加していただける小平哲兵監督です。福井県越前町出身の方です。
この映画は、小平監督が初めて完成させた映画です。そして、彼の自伝的作品です。
映画のあらすじ
「幼いころに父を亡くした少年海は父のいない寂しさを紛らわす様に学校では明るく振る舞うが、家に帰るといつも孤独で寂しい日々を送る。
そんな海が父と同じ漁師の道に進むが亡き父と比べられどんどん劣等感にさいなまれていき、、、」
予告編
https://www.youtube.com/watch?v=OoJ2O3VrqCc
小平監督も越前町で漁師をされていた時期もあります。上京して志したのは映画。初作品となった「父の日」には、彼が故郷を見つめて考えたことが凝縮されていました。だから、多くの観客の感動を生み、観客賞となったのです。
そして、ハッカソンへ
「父の日」を製作するとき、ハッカソンのプロデューサーは実は様々な協力をしています。エンドロールにも名前が乗っています。
ハッカソンの企画が動き出したとき、プロデューサーはもう一度、小平監督と一緒にやりたい、そう言いました。彼も小平監督に光るものを感じていたのです。
先日、小平監督は里帰りに福井に来られました。そこでハッカソンのプロデューサーと熱く熱く今回のハッカソンのこと、これからの彼の映画作りのこと、を語り合っていました。
映画は一人ではできない。多くの人たちの思いが乗って初めて作品になる。彼らの会話はそういう地点にむかっていったように思います。思いますというのは、あまりに会話が熱く熱中したので、飲み会は夜中の二時まで続いていたので、私も少し酔いが進んでいたかもだからです。
小平監督は、越前町だけでなく、福井の街も思い出がある場所で、大好きな場所だそうです。そこでどんなスタッフと一緒に、どんな作品を撮れるか、心配にも思いながら、楽しみにされていました。
現在、クラウドファンディングの集まる状況は決して良くありません。しかし、今回のミーティングを通じて、この企画が本当に素晴らしいものになることにさらなる確信を得ました。だからこそ、支援者がもっと増えるように、この企画の意義をみんなに伝えていきたい!
残された時間は少ないですが、ぜひにご支援お願いします!
木川剛志