運営メンバーの一人、木川です。
今日の本題を書く前に、現在までに90000円のファンドが集まりました!18%です。まだまだゴールまでは遠いですが、ここまでにファンドをご提供いただいた方、本当にありがとうございます。コメントの中には「大好きな福井」の言葉もありました!私もなぜに福井で映画祭をするの?の疑問を持ったこともあります。しかし、福井が大好きだから。それが一番、腑に落ちる答えでした。
8/31になると、ファンドをいただいた方々のメアドが私たちの元へ届きます。そのときに改めて、お礼のメールを出させていただきます。ありがとうございます。
さて、今回は、参加監督のうち、唯一の地元在住の監督を紹介します!岡田広監督です!
今回、ムービーハッカソンを行うためにはやはり地元の理解が必要でした。しかし、実は福井は自主制作に熱い県なのです!もちろん、都会にいけば多くの自主制作映画のグループはあります。しかし、地方でこれだけ熱い県も珍しい。それはやはりあわら市に拠点を持つハウンドプロジェクトの力が大きいのです。
今回の記事のトップに載せた画像が、今度、2016年8月28日(日)に福井市の中心街で開催される映画祭、Burning Spiritの画像です。この映画祭はハウンドプロジェクトが主催で毎年開催される映画祭で、ハウンドプロジェクトの映画と福井でがんばる自主製作の映画監督たちの発表の場です。そして、地元でがんばる自主製作の作家たちが切磋琢磨する場所なのです。このような機会もハウンドプロジェクトは提供してくれてきました。だからこそ、高校生たちもいろいろな映画製作の現場にもいけるし、映像の可能性を知ることができる。ハウンドプロジェクトはいわば、福井で自主映画製作の兄貴分的存在です。
そして、岡田広監督は15年間、このハウンドプロジェクトを率いてきた人です。私も福井に来た当時からよく名前を聞く人でした。
(カメラを構えるのが岡田監督)
ハウンドプロジェクトの映画のテーマは「Love&Violence」。アクションシーンやハードなシーンが多い映画を作られています。しかし、暴力だけではありません、そこに垣間見える人間、愛を描かれているのです。
2012年に、福井出身の俳優、津田寛治さんに監督を依頼し「カタラズのまちで」という映画をつくりました。この時に、福井の自主制作の四天王のうちの三人があつまりました。坪川栄一郎、高野充晃、そして岡田広でした。そのときに、彼らが言っていたことで印象的だったのは「他の監督の現場をこれほどじっくり見たことがない」ってことでした。それぞれ自主制作で独自の世界を彼らはもっていました。しかし、津田さんの元で一緒に映画に参加し、意見を交換するうちに、その世界が広がっていった。そういうことなのでしょう。その言葉どおり、それ以降、岡田監督の映画は急激な進化をとげています。
映画監督としてだけでなく、出演者をこなす岡田監督は毎週金曜日にアクションの練習会をハウンドプロジェクトでされていますし、演劇への出演もされるようになりました。海難1890で知られる田中光敏監督が監督をつとめたあわら市の観光ムービーでも主演をつとめてたりされています。そして、映画もどんどんと輝きを増しています。
今回のムービーハッカソンは、参加者たちが、自分たちの能力を活かすことができることを体験する場所だと私は思っています。監督同士も撮影で協力したり、それぞれのストーリーについて語り合うこともあるでしょう。東京在住の神谷監督や小平監督と技を高め合う岡田監督、そして一緒に学生たちや福井市民が、一つの時間を共有できる。それが、ムービーハッカソンなのだろうと思います。