参加俳優紹介: 星能豊
ムービーハッカソンの運営スタッフの木川です。
今回のムービーハッカソンの大きなテーマは地方です。今、確実に映画は地方を撮っています。しかし、その映画を撮っている人たちは東京から来ています。それは決して悪いことではないですが、地方の人間が自分たちの知る地方を全国に発信することもあっていいのでは。地方でも全国で上映される映画製作をしたい!これがムービーハッカソンの目指すゴールの一つです。
このように僕たちが福井の映画界の盛り上がりを模索しているなかで、一人の熱い男に出会いました。それが俳優、星能豊さんです。
星能さんは東京で俳優として七年活動して、地元金沢に拠点を移された方です。地元を大切にしながら俳優活動をされています。金沢のテレビドラマで文豪・泉鏡花の世界に迷い込んだ女性(主演:壇蜜)の恋人役として出演されたり、金沢で自主制作映画を集めた上映会をされたりと地元の映画文化のために活躍されています。また、全国的にも出演作が様々な映画祭で入選するなど、今も新潟県・長岡、山梨県での野外上映、下北沢映画祭での上映が控えています。ムービーハッカソン後も東京での撮影があるそうです。
実は、星能さんは福井とも縁の深い方です。福井自主制作監督四天王の一人、高野充晃監督が鯖江を舞台につくりあげた「恋の手本」。今回のムービーハッカソンに参加監督でもある小平哲兵監督が越前町で撮った「父の日」。どちらも強い印象を観客に残した、華のある演技をされる方です。
ムービーハッカソンは、即興性が強い映画製作です。監督の力量も重要ですが、それと同等、いや、それ以上に俳優に瞬発力が要求されます。今回の企画を説明したとき、ぜひに!とおっしゃった星能さんの決意に、僕たちスタッフもイベントに対する覚悟が深まりました。
次回に紹介予定の松林慎司さん。そして今回紹介した星能豊さん。二人が共演するのか、それとも別々のドラマで主演になるのか。筋書きはまだ決まっていません。
彼の天性の華、演技力。それだけでなく地元を愛する心。これがムービーハッカソンにいい化学反応を与えてくれると思います!