絵本『もしぼくが鳥だったら――パレスチナとガザのものがたり』日本語版の色校が届き、あまりに美しかったので、記念写真を撮りました(今までに撮ったこと、ありませんでしたが)。
色校(色校正)は、本印刷と同じ印刷機・同じ紙で出力した印刷のことです。原書の絵はデータで送られてくるのですが、原書と同一のデータを使っても、原書印刷時とは異なる印刷機、異なる紙、異なるメーカーのインク、異なるインクコード(国によるようですが)、異なる加工、そして、異なる空気(湿度??)で印刷すると、刷り上がりの出色は違うものになってきます。
もちろん印刷のスペシャリストが調整を重ねて原書カラーに近づけてくれているのですが、それでも全く同じにはならない。その誤差とも「揺らぎ」とも言えるものが味わい深いなあと思います。
日本語版『もしぼくが鳥だったら』は、2025年1月24日より全国書店に向けて発送開始となります。クラウドファンディングにご支援下さった皆様には、これより少し早く、お届けする予定です。