絵本『もしぼくが鳥だったら――パレスチナとガザのものがたり』日本語版の色校が届き、あまりに美しかったので、記念写真を撮りました(今までに撮ったこと、ありませんでしたが)。色校(色校正)は、本印刷と同じ印刷機・同じ紙で出力した印刷のことです。原書の絵はデータで送られてくるのですが、原書と同一のデータを使っても、原書印刷時とは異なる印刷機、異なる紙、異なるメーカーのインク、異なるインクコード(国によるようですが)、異なる加工、そして、異なる空気(湿度??)で印刷すると、刷り上がりの出色は違うものになってきます。もちろん印刷のスペシャリストが調整を重ねて原書カラーに近づけてくれているのですが、それでも全く同じにはならない。その誤差とも「揺らぎ」とも言えるものが味わい深いなあと思います。画像キャプション日本語版『もしぼくが鳥だったら』は、2025年1月24日より全国書店に向けて発送開始となります。クラウドファンディングにご支援下さった皆様には、これより少し早く、お届けする予定です。
クラウドファンディングで、ゆぎ書房絵本セットB(『13人のサンタクロース』+『もしぼくが鳥だったら』)を選んで下さった皆さまへ、昨日、新刊絵本『13人のサンタクロース:アイスランドにつたわるクリスマス』を発送しました。原作:ブリアン・ピルキングトン、訳:朱位昌併2024年12月1日出版 ISBN 978-4-910343-07-5 ¥2000+税 以下に少しだけ絵本をご紹介します。**************************愛嬌たっぷりで、いたずら好きのサンタクロースが13人! アイスランドでは、クリスマスの13日前から、サンタが毎日ひとりずつ山からおりてきます。 台所でおたまをベロベロなめるサンタ。窓からじっとのぞくサンタに、扉をバタンバタンと閉めるサンタ。そして、悪い子の靴には生のジャガイモ!【おすすめ★子ども読み】まるで妖怪図鑑のような、コワ~いサンタ図鑑絵本! 【おすすめ★大人読み】 赤い服にトナカイではなく、むかしの農夫の服を着て、歩いてやってくる13人は、本当にサンタクロースなの?!そもそもクリスマスって何だろう?サンタクロースって何なんだろう?そんな民俗学的な問いにも誘ってくれる絵本です。*******************************<<オンライントーク>>のお知らせ翻訳者さんと語る絵本『13人のサンタクロース:アイスランドにつたわるクリスマス』ーー朱位昌併さん×山田慎太郎さん12月13日(金) PM7:00~8:30【詳細とお申込】https://peatix.com/event/4218765
ご支援くださった皆さま永らくお待たせしています。日本語版『もしぼくが鳥だったら』の編集・デザイン作業を少しずつ進めてきましたが、ようやく完成間近となりました。2025年1月下旬には皆さまにお届けできるかと思います。日本語版表紙 '25年1月下旬出版予定片桐早織さんからは、遡ること6年前(2018年)にこの絵本の訳文をいただいていました。そして、鈴木啓之さんからは今年7月に素晴らしい巻末解説「パレスチナのオレンジの木」の原稿をいただき、その後、ブックデザイナーの松利江子さんが、日本語版デザインを作り上げて下さいました。月間アワードを受賞なお、本プロジェクトは、「月間CAMPFIREクラウドファンディングアワード」(2024年10月)の『未来につなぐ』を受賞しました。皆さまに御礼申し上げます。しかし、現地の情勢は何一つ好転することなく、さらに多くの人たちが命を奪われています。「ガザの子ども図書館展」本プロジェクトの「社会的リターン」である「ガザの子ども図書館」展については、各方面から展示のお申し出をいただきました。・大学ゼミ生さんたちによるチャリティーとともに展示・親子向けの絵本施設・大学図書館・書店さん・公共施設具体的な日程や場所が決まりましたら、お知らせしたいと思います。
1ヶ月にわたるクラウドファンディングが本日、最終日(23:59まで)となります。目標額はすでに達成し、Next Goal 200万円を目指しています。より多くの方々に絵本と「ガザの子ども図書館」展を届けるため、あと少しのご支援・拡散のご協力をお願い申し上げます。****(ロゴマーク由来)****** ゆぎ書房(八王子市の旧・由木村)の庭にあるスモモの木からデザイン(by kanamodesign 田邊 佳奈さん)されたもの。 10年前には細い苗木だったが、今では6月になると甘いスモモをたわわに実らせる。が、同時に鳥も集まってくるので、周囲はフンだらけになり、大小の虫も集まり湧いてくる。自然の恵みは都合のよいことばかりではないようだ。