「土から生える2024 」開催に向けて行われる全体会議は月2回。毎回20名前後が参加しています。それぞれの日常の仕事が終わってから集まり、18時30分から始まって終わるのはだいたい22時30分頃……4時間ノンストップで熱い議論が交わされます。全体会議が終わった後も、まだ打ち合わせを続けるグループもあるのが当たり前です。
そんな実行委員会の中心にいるメンバーを、みなさんにもご紹介させてください!
参加作家さんや展示会場のご紹介とも違う舞台の裏側、一緒にイベントをつくり上げているメンバーのことも知っていただけたら幸いです。それぞれの思い・メッセージとともにお届けします。
加藤 貴也(司電気炉製作所・陶芸作家)
やきものを軸に幅広い世代がつながり、土地の持つ力に共感し、次世代につなげていきたいとの思いのある人たちが集まっています。今だからこそできるプロジェクトだと感じています。
やきものに必要な道具である窯を作っている家で育ちました。やきものに関わるモノが何気なくある当たり前だと思っていた景色。アーティストの眼を通した時にどんな風にみえるのか体験し共感してみたいです。
日置 哲也(カネ利陶料・陶芸作家)
前回の「土から生える」では、自分はまだ若造で安藤さんの仕掛けるアートイベントを目の端で追いかけるだけでした。16年が経ち、新たに始まる大きなうねりの中に、ともに参加できることをとても嬉しく思います。
小平 健一(陶芸作家)
朽ち始めているやきもの跡地がたくさんあります。なかなか地元で理解されないのですが、美濃焼の歴史資料としても、佇まいとしても、魅力的な所がこのままでは本当に廃墟になっていくばかりです。アーティストの力も借りてなんとか光を当てたい。やきもののまちならではの風景と展示を皆さんにも見てもらいたいです。