会場設計をしています鈴木です。
建築を専攻しています。
さきほど学会発表を終えました。居候先までの電車でこれを書いています。
筋の悪い論文を経て今4報目にとりかかり、研究とそのアウトリーチがだんだん楽しくなってきました。
だから今年狂奏祭の設計をするのを少し迷ったけど、なにより去年の狂奏祭が最高だったので今年もやってます。
ライブで盛り上がった時も最高だったけど、僕が忘れられないのは前日屋上からまだ静かな会場を眺めた時です。みんなで作ったこと、明日たくさん人が集まることを想像して、すごく心が満たされました。
僕は皆の中心にいるタイプではなく、パーティなどが苦手ですが、その空間をつくるのが好きで、まあそれでいいかと思えました。
8月は設計と研究を往復していて、狂奏祭は人間の解放が、研究は抑圧への批判が根底にあると考えました。空間が持っている力はパワフルで裏表があり、無意識に作用するからおそろしいです。寮には場について考えられる潜在的設計者がたくさんいます、彼らとめいいっぱい考えて、今年も狂奏祭でしかできない場を目指します!
具体的なコンセプトは大階段です。
一つの図式で解こうとした理由はいろいろあるけど「去年は大きな階段があった」と思い出せたらいいなと思ったからです。
設計を考えるにあたり、外会場となる駐輪場のあたりを眺めると、様相が均質だと感じました。寮では珍しいことです。ここにとても大きな階段をかけて、使いこなしの手がかりを作りたいと考えました。
階段の風景が人をいざない、登った先が字義通りの踊り場になる、皆が混じり合う風景を目指します。

いまなぜか平和島駅につきました。ぜんぜん違う方向です。このままでは空港に行ってしまうようなので、下車して折り返します。
建築基準法や条例より、芸術・充実・効率、なにより安全第一を大切にやりきります。
一緒に階段登りましょう、むしろ一緒に作りましょう。会場でまってます!
鈴木






