皆さま、こんにちは。3連休順調にエンジョイできておりますか?本日はちょっぴり真面目に、滝行の起源についてのご紹介です!
滝に打たれるって、一体なんでまたこんな事が、日本で始まったのか?実はその起源は、神道にあるといわれています。
神道の思想の中核にあるのが「禊祓い(みそぎばらい)」
禊祓いとは簡単に言えば、汚れたものを綺麗にするということ。しかし、それは何か悪いものを排除するという意味ではありません。人間は皆生まれた時は綺麗な魂(直霊)が宿っていて、その魂は誰しもが穢れていくもの。「祓い」の語源は「晴らし合う」「晴れ合う」つまり本来の美しい姿に戻すというのが、この禊祓いの目的という事なのです。
また古事記には、この禊祓いの原点についての神話も記されています。
日本の国土をつくり出した国生みの神として知られるイザナギ。妻のイザナミを亡くし、失意に陥った夫のイザナギは、亡き妻に一目会いたいと黄泉の国を訪れますが、イザナミは既に黄泉の国の食べ物を食べてしまった後でした。つまり黄泉の国と同化していました。見るなと言われたのに見てしまうと、そこには醜悪なイザナミの姿が…!
あまりの恐怖に声を上げて逃げるイザナギを逃すまいと、イザナミは追いかけます。ようやく逃げ切ったイザナギは黄泉比良坂で別れを告げます。
そして、筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原にて、禊祓いをします。その過程でいくつもの神様が誕生。左目から太陽の神様・アマテラスオオミカミ、右目からはツクヨミ、鼻からはスサノオがが生まれたと言われています。
穢れを祓うと、新しいものが生まれる。このように禊祓いは同時に創造を伴うというのが、この神話に非常に興味を惹かれ、映画にしようと思った理由のひとつです。
という事で今日はちょっと真剣に滝行の起源・禊祓いについてご紹介させて頂きました。クラファン募集終了まで残り8日!引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます!