はじめまして
京都府南部にある和束町で、世界中のお茶好きのみなさんと一緒に日本茶を作っている
お茶農家グループの、京都おぶぶ茶苑といいます。
2004年に新規就農者が立ち上げた農業ソーシャルベンチャー企業で、茶畑から生産、製茶工場で製茶し、茶畑から100種類以上の和束さんの日本茶を直送することにこだわっています。
通常、市販されている茶葉の90%以上はブレンドや火入れ(仕上げ)されていますが、私たちのお茶は基本的に茶畑でとれたまんまのお茶(荒茶)をなるだけ手を加えずお手元にお届けしています。
お茶好きに茶畑を感じてもらいたい!
お茶でできる、お茶にしかできないことをあなたと一緒にかなえたい!
あなたと一緒にお茶を楽しみたいと思いこのプロジェクトが始まりました。
まずはこのプロジェクトをご覧いただきまして、ありがとうございます。
今回、私たちは京都駅から和束町を結ぶ直通シャトルバスを開通そして運行させたいと思っています!
小さな町の一茶農家ですが、なぜ今回このバスプロジェクトを立ち上げたのか、これまでの想いとこれからの将来のお話しをさせて下さい。
今回のプロジェクトの目的
世界中のお茶好きが注目する和束にもっと気軽にくることができるインフラ作りを
そして、『世界一お茶好きが楽しめるティーワンダーランドに!!』
今回のプロジェクトの目標
私たちは、和束の将来のために3つの目標を達成したいと考えています。
1つ目:交通の弁を解消し、もっと気軽に来られる町に
2つ目:地元事業者と協力した町づくりを
3つ目:800年続く美しい茶畑の景観と茶業を守りたい
1:交通の便を解消し、もっと気軽に来られる町に
茶源郷和束と呼ばれる日本茶の生産が主となっている和束町ですが、いざ足を運んでみたいと思った方が直面するのが交通の弁の悪さです。
和束には電車が走っておらず、最寄りのJR加茂駅から公共バスが1時間に1本。
公共バスを利用するか、車で山を超えて訪れるかの選択肢しかありません。
主要となる京都駅から和束まで来るとなると電車や公共バスを乗り継いで約1時間半の移動時間になります。
私たちはこの問題をどうにか解消したいと思いました。
そこで思いついたのが今回のプロジェクトの柱である、
京都駅から和束町までの直通シャトルバスを走らせるということでした!
この直通シャトルバスが走ることになると今までネックになっていた、移動距離や乗り継ぎ時間を解消し、より和束へ気軽に行ってみようという人が増えるのではないかと考えました。
2:地元事業者と協力した町づくりを
直通シャトルバス到着場所であるおぶぶ茶苑製茶工場カフェでは、お茶に特化したコラボイベントを和束町の職人さんや茶農家さんと連携し行っています。
現在行っているイベントは、餅つき、和菓子作り、陶芸、手もみ製茶体験です。
予約制のイベントで和束で体験していただくことができます。
和束にはお茶の魅力だけでなく、お茶に付随する様々なものが存在していることを知って欲しいです!
これは理想ではありますが、
京都駅から和束へ遊びにくる
→茶畑の景色やお茶を楽しむ
→おぶぶのお茶に特化したオリジナルイベントに参加
→農泊や民泊を利用して和束で滞在
→和束町ないの素敵なカフェや他の体験を楽しむ
→直通シャトルバスで京都駅に帰る
などなど
色々なバリエーションで和束とおぶぶが地域と連携して、交流人口が増えてくれればいいなと考えています。
3:800年続く美しい茶畑の景観と茶業を守りたい!
茶源郷とよばれ800年の歴史がある和束ですが、人口減少という問題を抱えています。
昭和40年国税調査では6566人でしたが、平成2年を境に急激に減少し始め、令和2年時点の人口は、3825人です。その後も減少傾向にあります。
そして茶農家の高齢化と後継者不足で茶農家を営む割合も減る現状です。
また国内での緑茶の消費量減少と販売価格の下落も若い世代が茶農家を継承していく難しさの問題になっています。
茶産業を営む人が減り茶畑を管理する後継者がいなくなることで、荒廃茶園が増加します。
さらにコロナ以降、より荒廃茶園が目につくようになりました。
え、これが茶畑?
と思うかもしれません。
お茶の木は非常に生命力が強く1年管理をしなかっただけでもどんどんと上に伸び、気づいた頃には人の身長を超え、5メートルくらいの高さまで成長してしまうことがあるくらいです。
こういった荒廃茶園が増えることで和束の美しい茶畑の景観がどんどん失われていくことを懸念しています。
和束で茶農業を続けていく上でもこの問題を食い止めていきたいと強く思っています。
この3つの目標を達成することは、和束の交流人口を増やし町全体を活性化し、800年以上続くお茶の歴史と豊かなお茶の文化を守り、人と自然が作り出す美しい景観を守る鍵となります。
皆様のご支援で、この夢を実現することが可能です!
和束の美しい景色と伝統を、美味しい和束のお茶を、お茶好きの人が楽しめる場所を
今も、そしてこの先も世界中のお茶好きにに愛される町に。
ぜひこのプロジェクトにご支援とご声援をよろしくお願いします!
今回のプロジェクトでは日本国内向けと海外向けの両方でクラウドファンディングを行います。
バスの外観と内装
納車予定のバスの外装。
運転手含めて29人が乗車可能です。
今後のスケジュール
プロジェクト開始:11月1日
バス納車予定:年内予定
リターン発送時期:2025年3月
バスの運行開始:2025年3月1日
資金の使い道
ご支援いただいた資金は、バスの購入資金およびバスの運行を継続して行っていくための運転資金として使わせていただきます。
主にバスの購入や設備管理、人件費などの維持費用になります。
このバスを長きに渡り皆様に提供できるよう全力で取り組んでいきたいと思っています。
和束の地域活性のためにもお力添えをお願いいたします!
バスの運行
バスの運行は2025年3月を予定しています。
ルートは2つ。
・おぶぶから京都駅八条口
・おぶぶからJR木津駅
そこから折り返しのバスを走らせ和束に帰ってくるルートになっています。
おぶぶへ訪れに来てくれるほとんどがおぶぶのティーツアーに参加される方なので、ツアーの開始時間と終了時間に合わせてバスが走行する予定です。
会社概要
京都おぶぶ茶苑 合同会社
619-1201 京都府相楽郡和束町大字園小字大塚2
0774-78-2911
HP 日本語 https://www.obubu.com
英語 https://obubutea.com
和束町の将来を考える
やっぱりお茶の町、和束!
和束町は京都府南部、奈良県の北、滋賀県信楽町の南にあります。
人口は3400人の小さな町で、周囲は山々にかこまれ、町の中心には和束川が流れています。
町の景色はザ!山の田舎という感じですが、和束の一番の特徴といえば絶景の茶畑の景色です。
すごい山奥にあるのですが、お茶好きには有名な町。
しかし一般的には和束町という町の認知度はそこまで高くありません。
そんな知る人ぞ知る場所ですが、和束を知っていただくきっかけこそがお茶です。
宇治茶の主産地である和束町には800年以上の非常に長いお茶の歴史があります。
お茶作りに適した地形と気温、そして茶農家のお茶に対する情熱があったからこそ今まで茶産業が続いてきました。
現在和束で生産されるお茶は京都府の約半数を占め、抹茶の原料である碾茶(てんちゃ)は日本一の生産量で全国の約4分の1に占める生産量を誇っています。
和束の茶畑で収穫されるお茶には、「霧香」と呼ばれる特有の香りをお茶から感じることができます。
谷間に川が流れている和束の地形は、日昼夜の温度差により深い霧が発生します。
朝方発生する朝霧は茶畑全体を覆い、その影響から香り高く旨みを感じる上質なお茶作りに適した場所となっています。
期待されているトンネル開発
現在和束町では宇治・城陽間を繋ぐ犬打峠と呼ばれる山道にトンネルの開発が進んでいます。
このトンネルが開通すると新名神高速道路・宇治田原インターと城陽インターの開発など今後インフラ設備の向上を見込んでいます。
この犬打峠と呼ばれる道は厳しい山道で、対向車とのすれ違い急な坂道など、道に慣れていないと運転するのは難しいです。
また雨の後は土砂崩れや倒木の影響で道が遮断され走行ができない事態がたびたび発生します。
この道を利用する誰もがトンネルの早期開通を望んでいます!
直通バスが開通し、和束と京都間を走行する際はこのトンネルを利用する予定となっています。
募集方法について
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る終了まで残り3日!
2024/12/13 12:00こんにちは、おぶぶの喜多です。いよいよラストスパート、このプロジェクトも残すところ後3日になりました!今回は本文でも少し紹介していますが和束町が抱える問題、荒廃茶園について書いていきたいと思います。ニュースでも話題になっていますが、世界中で抹茶の需要が高まり在庫の確保や購入制限など全国的に今お茶業界は抹茶で盛り上がっています。しかし抹茶の需要が増える反面よくよく和束の茶畑の景色を観察すると、管理を放棄された荒廃茶園が目に入ってきます。和束の荒廃茶園の数は年々増えており、その背景には茶農家の高齢化と後継者不足が関係していると考えられています。管理を放棄された茶畑は3年も放置すれば人の身長を優に超え5メートルほどの高さまで成長します。ここまで成長すると再生するのには手間と時間がかかりなかなか難しい現状です。おぶぶではこの問題をおぶぶができる範囲で解決しようと考えています。まずはいろんな方にお茶を飲んで欲しいという気持ちが大きいです!お茶を飲んでくれる人口が増えることで茶農家もお茶を継続して作り続けることができます。日本茶にはお茶の世界は思ったよりも深く歴史があるということに気づくとお茶の魅力にどんどんハマっていく人も増えていくのではないかと思います。もちろん抹茶もそうですが、おぶぶでは様々な煎茶やほうじ茶、和紅茶なども作っているのでそちらも飲んでみて欲しいです。お茶の世界に飛び込んでみたいという方は、一度和束にお越しください! もっと見る
残り1週間を切りました!
2024/12/08 12:00こんにちは、京都おぶぶ茶苑の喜多です。このプロジェクトの残り期間が1週間となりました!!まだまだ目標金額達成には程遠いですが、今からでもプロジェクトの参加は大大大歓迎です!残り僅かですが、応援・ご協力のほどよろしくお願いします。これまでもおぶぶでは色々な挑戦や活動を行ってきたわけなのですが、少しだけご紹介しようと思います。去年2023年には、製茶工場2階の改装工事とイベントスペースオープンのため初めてクラウドファンディングを行いました。大きい機械を2階から2017年におぶぶの製茶工場となった場所の2階は、地元の茶農家さんから譲り受けた古い製茶機械やその他物置としてほとんど活用できていない場所でした。2023年夏からはじまった改装工事では、2階にあった全てのものを1階に運び出し、床・壁・天上の張り替えなど全て自分たちで行いました。南側に大きな窓が設置された時は、そこから見える美しい和束の茶畑の景色にみんな感動しました。物置として使っていた時から今のスペースを見ると、見違えるように変わりました!(もっと詳しい様子は、おぶぶ公式ブログでチェックできます!▶︎こちら)ここでは、カフェとしてやグループツアー、おぶぶオリジナルの『おぶぶ×和束職人』のイベントを行う場所となっています。『おぶぶ×和束職人』イベントは今回のリターンとしてもご用意しているので、和束でもっともっと楽しい時間を過ごしたい!お茶に関する色々な体験をしてみたい方におすすめです。その時はおぶぶシャトルバスを利用してきてくれると気軽に簡単に和束へ行くことができます^^少しずつですが着実に成長&変化していくおぶぶ、それはこれまで関わってくださった皆様のおかげだと思っています。今回のバスプロジェクトもたくさんの方々の協力で進んできています。今後どんな展開になるのか、おぶぶの歴史にみなさんの応援がその1ページとなるよう頑張っていきたいです! もっと見る
ナチュラルシリーズのお茶3種!!
2024/12/06 12:00こんにちは、おぶぶの喜多です。12月に入って京都府和束町も少しづつ寒くなってきていますが、昼間は18度ほどでまだまだ秋を楽しむことができています。今回は、『ナチュラルシリーズのお茶3種』についてご紹介しようと思います!このナチュラルシリーズのお茶は、2020年よりおぶぶで管理し始め、農薬や肥料などを入れず自然のままに育てている青い森という名前の茶畑から収穫したお茶です。 ナチュラル煎茶5月の初旬に収穫・製茶したこのお茶は、優しい甘味とほのかな渋みを感じられるそんな煎茶です。水色は透き通るような淡い黄色をしています。ナチュラルほうじ茶春の刈り直し番茶をほうじたこのお茶は、香ばしいナッツのような味わいとさっぱりとした甘味を後味に感じることができます。カフェイン量が少ないので、夜のおやすみ前に体を温めるために飲んでいただくのもおすすめです。ナチュラル黒玉露かなり珍しい世界中でおぶぶでしか作っていないだろう、玉露を和紅茶にした特別なお茶です。4週間の被覆をした後、あえて萎凋と発酵を行い時間をかけて和紅茶にしました。独特の深みをもつ複雑な香りと絶妙なフローラルな味わいをお楽しみください。このナチュラルシリーズのお茶を作るのはおぶぶにとって新しい挑戦で、今まさに進行中のプロジェクトでもあります!ぜひどんなお茶なのか味なのか試してほしいセットです! もっと見る
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