2024/11/12 20:15
2021年に刊行された『診断の社会学』は、「痙攣性発声障害」「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群」「線維筋痛症」という3つの「論争中の病」を取り上げ、50名弱の患者への聞き取り調査などから、当事者が抱える深刻な困難や社会的経験の分析をまとめた本です。
著者の野島那津子先生より応援メッセージをいただきました!
「症状の深刻さや生活上の困難度の高さに比して、ME/CFSは医学的にも社会的にも矮小化されてきました。
当事者グループが、増悪のリスクを冒してまで声を上げ続けてきたことで、少しずつ状況は良くなってきているものの、認知度、診療体制の構築、支援の輪の広がり等、いずれにおいても十分ではありません。
地方ではME/CFSの診療を行っている病院がないところも多く、現状、当事者の誰もが安心して医療にかかったり、制度を利用したりすることのできる環境にありません。
今回のチャレンジが、こうした状況を変えるきっかけになることを願っています。」
野島那津子先生は、論争中の病に関する研究を続けておられ、CFS支援ネットワークは微力ながらご協力しております。
先日行われた日本社会学会で、研究発表をされ、活発な質疑で盛り上がっていました。
引き続き、研究を進めていかれるとのことでしたので、私たちも応援しています。
クラウドファンディングは残り8日で、目標達成まであと532,500円必要ですので、最後まで応援よろしくお願いいたします!!