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【自立への道】エチオピアの理数科教育がその国の教員だけで続けられるように!

こどもたちの教育現場でこども一人ひとりが試行錯誤して学ぶことが非常に大切です。こどもたちの理数科教育の中で目を輝かせる場面!それぞれの国の教員が自発的にこどもの学びに取り組む動きをつくることに取り組む日々。教員が自立への歩みを続けられるよう、支援を行います。

現在の支援総額

392,500

130%

目標金額は300,000円

支援者数

51

募集終了まで残り

14

【自立への道】エチオピアの理数科教育がその国の教員だけで続けられるように!

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392,500

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目標金額300,000

支援者数51

こどもたちの教育現場でこども一人ひとりが試行錯誤して学ぶことが非常に大切です。こどもたちの理数科教育の中で目を輝かせる場面!それぞれの国の教員が自発的にこどもの学びに取り組む動きをつくることに取り組む日々。教員が自立への歩みを続けられるよう、支援を行います。

NPO法人イービジョン・ジャパンの理事長 東田 晴弘です。イービジョン・ジャパンは、2018年5月より活動を始めました。

アフリカのエチオピアでの理科・数学の授業の中でこどもたちが、結果を覚えるのでなく手を動かして気づく楽しさを得られることを目指しています。

「なぜ“遠い”アフリカのエチオピアで行うのか?」と多くの方々は思われるかも知れませんが、これは【縁】です。

私は、高校教員として41年間、大阪府立高校の理科教員として勤務をしてきました。

定年退職後に、JICAボランティア活動としてアフリカ エチオピアの理数科教育の改善の取り組みに関わり始めました。

エチオピアのこどもたち自身が理科実験を行ったり、数学で図形を描いたりしているときの表情の豊かさには驚かされこちらがエネルギーをもらいました。

エチオピアの理数科教育の課題は・・・

◆ 生徒実験をするだけの実験器具が不足
 教材の多くを輸入に依存しているため、国内で作れるかがカギ(下記の例)
◆教員自身、実験の経験が少ない
◆結果を覚えるだけの授業になりがち

エチオピアのほとんどの学校には生徒実験をするだけの実験器具はありません。

教材の多くを輸入に依存しているためです。教員自身が生徒のころに実験を経験できていないことも多いので、結果を覚えるだけの授業になりがちで、こどもたちが手を動かして気づく楽しさを得られる理数科教育を創り上げていく取り組みが課題になります。

地球のどの場所であっても、こどもたちが手を動かして試行錯誤して学ぶことの豊かさは共通だと感じます。

「アフリカでの学校建設に支援を」は結果が形に残り分かりやすいのに比べ、教育内容・質にかかわる支援はすぐには目に見える結果が出てくるものでないだけに難しいです。

教育の質の改善は目には見えにくいからこそ敢えて多くのみなさんにエチオピアのこどもたちの表情の変化や、エチオピアの教員の生の声を届けるためにクラウドファンディングを活用し想いを共有したいと考えました。

当初は試行錯誤の連続でしたが、結果を覚えるのでなく手を動かして気づく楽しさを得られる理数科教育の実例を2つのパイロット校(モデル校)をサポートし、現場教員のセミナーを通して広げていくところに来ています。

このサイトのこどもたちの活き活きとした表情から手ごたえを感じさせてもらっています。

モデル校では生徒の各班で生徒実験ができるようになりました。

理科・数学の授業の中でこどもたちが、結果を覚えるのでなく手を動かして気づく楽しさを得られるためには実験・実習教材が不可欠です。生徒実験が行われるには、こういう器具が6~7セットは必要になります。残念ながら多くの学校では揃えられておらず、教科書に書かれている実験をしたとしても、教員が前で見せるだけで終わってしまうことにならざるを得ないのです。コロナ禍ではできていなかった教員セミナーも実施されるようになりました。

上:現場教員セミナー、下:セミナーを終えた後の同僚や教育事務所の方々としかし、現場教員がセミナーと同じように自分の学校に戻って生徒実験を行おうと思っても、実験・実習教材が揃っていないため、現場の生徒自身が体験する学びには繋がっていないのが現実です。

エチオピアで教員養成大学を卒業する学生たちに話す機会があったときに、「明日からはみなさんは先生ですね。これからはみなさんにとっての先生は誰ですか?」と尋ねたとき、何人かの学生が「こどもたちが先生です」と明快な答えを返してくれました。

私は、エチオピアでの理科や数学の授業の中での一人ひとりのこどもたちの反応からいつも学ばせてもらってばかりです。

身体を定規にして長さを測る実習の授業をしていた時に、「ひとひろ(両腕を指先真横に伸ばした長さ)が身長と同じ長さになるよ」と気付いて発言したこどもがいました。教科書には載っていないことも、こどもの反応から学ぶことができます。

エチオピアだけではなく世界のどのこどもにとっても、こども自身が実験・実習をとおして試行錯誤しながら、「失敗」(本当の失敗では決してありません)からも学び自然の不思議さを発見することが学びの原点ともいえるのではないでしょうか。

NPO法人イービジョン・ジャパンとしての取り組みがエチオピア現地の教育関係者の手にゆだねられ自律的な活動になるよう後継者育成を大きな課題として常に意識した活動を続けています。

またこのエチオピアでの取り組みは、日本国内の教育現場で生起している問題にもつながると考えています。不登校生徒数が最多になっている問題や、こどもたちの思考力・発言力(自分自身で判断する力)が低下している問題は、こどもたち一人ひとりが試行錯誤して「失敗」から学ぶ経験ができているかどうかにかかわると考えています。

エチオピアでの学校の教材が不十分な中だからこそ、創意工夫をしていくビジョンが現場のニーズから生まれます。一人ひとりの教員が授業研究をしていくことが大切です。”右にならえ”では生きた教育には繋がりません。現場に一人ひとりの教員のニーズに沿った継続性のある支援が求められます。日本とは違う状況の中だからこそ新しいチャレンジが必要だしそこから日本では観えなかったことが分かってきます。

エチオピアの教育を支える当法人の活動をエチオピアの若い世代の教員に引き継ぎ、当法人がエチオピアに行く必要がなくなることが最終ゴールと考えています。

当法人の活動は、年間2,000,000円の資金が最低でも必要になるため、これまでもクラウドファンディングを活用したい思いはあったが、知識・経験が不足のまま経過し、初めの1歩を踏み出せていませんでした。

イービジョン・ジャパンの取り組みには生徒自身が実験や実習ができる教材を現地で生産や調達ができることがカギになります。

例えば、3,000円の寄付で、1つの学校に化学にかかわる実験に欠かせない“アルコールランプ・三脚・金網”を7セット分サポートできます。

例えば、10,000円の寄付で、1クラスの生徒全員が一人ひとり自分のコンパス・分度器・三角定規を使える授業ができる学校を1つ増やしていくことに繋がります。

そのお金を今回、皆様からいただいた資金で少しでも活かしたいと思います。

3,000円、5,000円、10,000円のリターンを出していただいた方には、エチオピアのコーヒー100gをつけさせていただきたいと思います。

エチオピアでは、日常的にコーヒーのセレモニーがあります。来客時のおもてなしなどに行う、日本の茶道にも似たセレモニーです。 来客があると、生のコーヒー豆を煎って焙煎するところから始めます。今回は、こちらで豆は挽いてしまっておりますが、エチオピアの味を感じてもらえればと思います。

吉松 茉莉 さんから、応援メッセージをいただきました。吉松さんとは、JICA海外協力隊として2010年にエチオピアに伺った時の中です。吉松さんがやっているInstaguramもぜひ、覗いてみてください!

教育の成果はなかなか学校建設のように形や数値ですぐに見えるものではありません。この取り組みは、敢えて教育の本質=学びとは何かそのものに切り込んで時間をかけて育むプログラムです。

こどもたちが道具を使いものに触れ働きかけては観察し推敲し次の一手を作り出す営みは歴史を作る原動力そのものです。

教育のあり方を考える場にもなれば幸いです。

みなさんからのご支援がこの歯車を動かすことに繋がることに確信を持っています。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 理科実験に欠かせない“アルコールランプ・三脚・金網”を7セット分サポートできる学校を1つずつ増やし、理科教育での生徒実験の必要性を広げていく。 1クラスの生徒全員が一人ひとり自分のコンパス・分度器・三角定規を使える授業ができる学校を1つずつ増やし、数学の図形学習に欠かせない教材の必要性を広げていく。

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

社会課題の解決を
みんなで支え合う新しいクラファン

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  • 中学2年生の理科の教科書には、硫黄が燃焼しできた気体を水に溶かすとその液は酸性になるか塩基性になるかを調べる実験があります。生徒自身が実験するためには実験器具が6~7台は必要になります。しかし、ほとんどの学校にはその数だけの器具を購入することが難しいため、生徒実験はされていない状況です。教科書に書かれた生徒実験を行うためには、輸入だけに頼らないエチオピア国内で実験器具をつくる『モノづくり』が不可欠です。こどもたち自身も自分たちで器具が作れることを肌で感じることができます。日本のこどもたちは逆に実験器具が完備されているために、自分たちでも作れるという気持ちを持つ機会がなくなっているという面も感じさせられます。(硫黄を燃焼させた気体<二酸化硫黄>を水に溶かしている生徒) もっと見る

  • 理科実験では、実験後の片づけと次のクラスに向けての準備は欠かせません。今日、訪問してサポートさせていただいた学校の教員のEさんは、実験後の片づけの指示とアドバイスをこどもたちにされ、こどもたちが一生懸命に使用した器具を洗ったり、つぎのクラスのために薬品を紙に採っていました。感動した光景です! こういう想いをもってこどもたちにアドバイスされる教員がエチオピアでの理科教育を牽引していかれることを願ってやみません。 もっと見る

  • ご支援、シェア等あたたかいお気持ちをいただきありがとうございます。みなさまのおかげで30万円の支援を達成しました。心より感謝しております!理科の生徒実験(三脚・アルコールランプ等の現場作成キット)と数学の図形学習で生徒一人ひとりが使うセット(コンパス・分度器・三角定規)を提供していく学校の数を増やすため50万円をネクストゴールに設定させてください。提供した学校でのこどもたち自身が実験や実習をとおして活き活きとした学びが広がることを目指し、着々と準備を進めております。さらなる応援をいただけたら嬉しいです。クラウドファンディングはきっかけ作りクラウドファンディングは一度のお金集めではなく、これから関わっていただく方とのきっかけ作りだと考えております。今回ご支援いただいた方とは、末永くお付き合いいただき、少しずつご恩をお返しする考えです。「あのとき支援して良かった」と思っていただけるプロジェクトにします。ご支援どうぞよろしくお願いします!! もっと見る

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