クラウドファンディングのプロジェクトを観ていただいたみなさまに感謝いたします。初めての経験でしたがクラウドファンディングの取り組みで大きな応援メッセージ・ご支援をいただけたことに沢山たくさんのエネルギーをいただきました。ネクストゴールまで設定させていただき50,8000円のご支援だけでなくCampfireでの支援方法が分からないので直接にNPO法人に支援いただいた方も含め90名の方からのご支援でエチオピアの2つのサブシティー(日本の区に相当)に理数科教材を提供できる目途が立ち、NPO法人の目標の【自立への道: エチオピアの理数科教育がその国の教員だけで続けられるように!】に大きな一歩前進することができました。本当に感謝いたします。引き続き活動報告を掲載させていただきます。今後とも引き続きのご支援よろしくお長居申し上げます。今回の取り組みの結果は来年の2~4月にはお伝えできる予定です。ありがとうございました。
11月16日、支援している学校を管轄するサブシティー(日本の"区“に当たります)の教育事務所を訪問。クラウドファンディングでいただいた支援で行いたいプロジェクトの具体的内容をレター(上記写真)を示して説明しました。理数科の生徒実験・実習教材を来年2月には21校分の準備はできます。それを管轄の21の小学校に配るだけでなく、生徒実験・実習教材の意義と指導の仕方についてもぜひ教員セミナーを開催していきたいという提案を教育事務所の方から頂くことができました。【昨年の理科教員セミナーの一場面――蒸留実験――】エチオピアの7年生(日本の中学1年)の教科書には高価なリービッヒ冷却器の図が掲載されていますが、生徒自身が実験するにはゴム栓が足りなくても発泡スチロールで、ゴム管やガラス管がなくてもストローで十分に代用することができることを教員自身に体験していただいている場面。教員に『物づくり』の面白さを知っていただくことで、生徒実験が持続可能なものにできることも、このプロジェクトの中で伝えていきたいと願っています。※ コルクボーラー<ゴム栓等にガラス管を通す穴をあける用具>をもってい ないがない学校がほとんどですが、ゴム栓代わりに発泡スチロールを使って熱した太い釘でストローを通す穴をあけることができます。費用はほとんどかかりませんし、また簡単です。
今日の月曜日にパイロット校のエチオピアの理科の教員がTelegramに上げてくれた画像です。私は月曜日はパイロット校に入っていないのでこの現場にはいませんでした。このように各班で生徒実験できるようにエチオアピの先生自身で準備され、中学2年生に当たるこどもたちに“硫黄の燃焼実験”(できた亜硫酸ガスが水に溶けると酸性の溶液になる)をされているのです。ガスジャー⁽燃焼ビン)・燃焼さじ・アルコールランプはすべてエチオピアの現地で作成できるもので、輸入品ではありません。エチオピアの教員ご自身で準備された生徒実験の各班の用具【自立への道】エチオピアの理数科教育がその国の教員だけで続けられるように! が、半歩かもしれないけれど進んだと感じさせられた情報です。 みなさんのご支援で、このパイロット校だけではなく、1つのサブシティー(日本の区に相当)21校にこのような生徒実験が行われる状況を作り出すことが可能になります。こどもたちの生きた学びをつくり出せることが私たちの喜びでもあります。理科実験のアルコールランプ等の器材をエチオピア現地生産で各学校に届けていくことにお力をお貸しくださいませ。
昨日はパイロット校で、教科書に掲載されている実験「硫黄とマグネシウムをそれぞれ燃焼させたときにできた酸化物は酸性か?塩基性か?」が行われました(日本の中学2年生に相当)。この実験一つをとっても、生徒の班の数のアルコールランプや燃焼させるビンの数が必要になります。これらが揃っていないと教員がやって見せるだけで終わってしまいますが・・・エチオピアのアサガオで作った指示薬で酸性(紫→赤に)塩基性(紫→青に)をこどもたちが自分自身でやってみるところに驚きと感動が・・・・