中学2年生の理科の教科書には、硫黄が燃焼しできた気体を水に溶かすとその液は酸性になるか塩基性になるかを調べる実験があります。生徒自身が実験するためには実験器具が6~7台は必要になります。しかし、ほとんどの学校にはその数だけの器具を購入することが難しいため、生徒実験はされていない状況です。教科書に書かれた生徒実験を行うためには、輸入だけに頼らないエチオピア国内で実験器具をつくる『モノづくり』が不可欠です。こどもたち自身も自分たちで器具が作れることを肌で感じることができます。日本のこどもたちは逆に実験器具が完備されているために、自分たちでも作れるという気持ちを持つ機会がなくなっているという面も感じさせられます。(硫黄を燃焼させた気体<二酸化硫黄>を水に溶かしている生徒)
理科実験では、実験後の片づけと次のクラスに向けての準備は欠かせません。今日、訪問してサポートさせていただいた学校の教員のEさんは、実験後の片づけの指示とアドバイスをこどもたちにされ、こどもたちが一生懸命に使用した器具を洗ったり、つぎのクラスのために薬品を紙に採っていました。感動した光景です! こういう想いをもってこどもたちにアドバイスされる教員がエチオピアでの理科教育を牽引していかれることを願ってやみません。
ご支援、シェア等あたたかいお気持ちをいただきありがとうございます。みなさまのおかげで30万円の支援を達成しました。心より感謝しております!理科の生徒実験(三脚・アルコールランプ等の現場作成キット)と数学の図形学習で生徒一人ひとりが使うセット(コンパス・分度器・三角定規)を提供していく学校の数を増やすため50万円をネクストゴールに設定させてください。提供した学校でのこどもたち自身が実験や実習をとおして活き活きとした学びが広がることを目指し、着々と準備を進めております。さらなる応援をいただけたら嬉しいです。クラウドファンディングはきっかけ作りクラウドファンディングは一度のお金集めではなく、これから関わっていただく方とのきっかけ作りだと考えております。今回ご支援いただいた方とは、末永くお付き合いいただき、少しずつご恩をお返しする考えです。「あのとき支援して良かった」と思っていただけるプロジェクトにします。ご支援どうぞよろしくお願いします!!
G8(日本の中2)の教科書には、昔から使っていた長さの単位に腕を広げた長さが書かれています。一人ひとりのこどものそれは異なるのですが、自身のArm spanを各班で測定するのに長い巻き尺の数はないのですが、ひもで測った後に、30㎝物差しでひもの長さを測ることに取り組む教員がおられます。こういう教員をサポートしていきたいですね。
すでに多くの方から支援をいただき、感謝しまた感激しています。約1か月間活動報告を掲載しますので、よろしくお願いします。