2024/11/11 03:36
中学2年生の理科の教科書には、硫黄が燃焼しできた気体を水に溶かすとその液は酸性になるか塩基性になるかを調べる実験があります。生徒自身が実験するためには実験器具が6~7台は必要になります。しかし、ほとんどの学校にはその数だけの器具を購入することが難しいため、生徒実験はされていない状況です。教科書に書かれた生徒実験を行うためには、輸入だけに頼らないエチオピア国内で実験器具をつくる『モノづくり』が不可欠です。こどもたち自身も自分たちで器具が作れることを肌で感じることができます。日本のこどもたちは逆に実験器具が完備されているために、自分たちでも作れるという気持ちを持つ機会がなくなっているという面も感じさせられます。
(硫黄を燃焼させた気体<二酸化硫黄>を水に溶かしている生徒)