今日は午前中、とある媒体に山荘を取材して頂きました。取材を受けるのは2度目ですが、編集の方やライターさんと会話すると、この山荘の空間について言葉にするプロセスでよりしっくりする表現が見つかったり、ハッとする言葉を頂けたりします。取材の過程で行燈に光を灯したい、、とのご希望もあり、そういえばよく見ると行燈も電球が無いことに気付き、電球を入れたらつくのではと試したところ、なんと行燈も光が灯りました。取材を優先し写真を撮りそびれてしまいましたが、明日の見学会の際に改めて光を灯し、お写真共有出来ればと思います。写真は先日張り替えた新しい天井のラワン材が白過ぎて目立っていたところ、柿渋を自分で塗ってみた様子です。養生から色々やっていたら日が暮れてしまいました。設計は自分ですることはあっても、恥ずかしながら塗装などDIYは人生初めての出来事で、端材に試し塗りを重ねての塗装となりました。今のところ良い感じです。明日、見学会の時には乾いて良い色になってくれることを願います。クラウドファンディングはあと2日。辻林
またまた投稿が夜になってしまいました。金曜の夜、いかがお過ごしでしょうか。クラウドファンディングは残り3日となりました。昨日も見つけて頂いたみなさま、ありがとうございます。こうして改修レポートをアップしていますので、お楽しみ頂けますと幸いです。***先週末、蝶番の確認を行ったあと、玄関に新しい扉を取り付けました。杉板を縦に張った扉です。7月の見学会で鍵が折れ、ドアノブの中に入ったままで南京錠で出入りしていました。やっとこれで、樹脂の扉からも卒業です。図面に詳細はなく、小さな姿図で寸法のみ。外壁が杉板横貼りであることも加味すると扉も横張り、、、となりそうですがフラットな一枚板にも見える図面と関連作品から想像するに、扉が外壁に埋もれすぎない意図で、あまり目地を目立たせない縦貼りもありか、、、と吉村事務所OBの方にもご意見を伺い内容を加味して、決めたデザインでした。握り玉は図面の通りの品番です。まだ戸当たりがついていません。煙突の塗り直しなどと合わせて、もう少し手入れが続きます。また、実は寸法調整で後から足された角材を取ったところ、その後ろの柱の傷みがあらわになり、構造的な改修ポイントが見えてきました。それはまた次回、、、辻林
今日は投稿が夜になってしまいました。残すところあと4日、いよいよクラウドファンディングは終了に近づいてきました。ここ数日も新たにご支援を頂き、ご賛同に感謝するとともに、大変心強く感じる毎日です。***山荘の第一弾工事は残すところ、・玄関扉の更新・煙突の塗り直しほか細かい調整となって来ました。玄関の扉は樹脂製のものがついていましたが、これは外壁をサイディングに改修した際に一緒につけ替えられたものだと考えられます。その証拠に、玄関の両脇の柱の内側に、さらに角材を取り付け、寸法調整をした上で樹脂製の扉が設置されていました。先日、樹脂製扉とサイズ調整の角材を撤去すると、元の扉の取り付け跡が出て来ました。柱を掘り込んで直接蝶番をつけた跡があります。YANKというメーカーは既に廃業していたため、新たに選んだ堀商店の蝶番を当ててみると、ちょうどおさまる寸法でした。ピタリとはまった時は、なんとも言えない嬉しさです。こうして玄関の扉を、元の寸法・納まりに戻していきます。次は新しい扉の取付けです。辻林
おはようございます。昨日の活動報告が上手くポストされていなかったようで、1日空いてしまいました。写真は玄関脇の壁の、1番上の部分です。この建物は真壁(しんかべ)といって、柱を壁の中に納めず、部屋内から見える形とし、柱の幅の中に壁の下地や仕上げを納めています。壁はラワン材という材料ですが、釘を使ってとめるのではなく、スリットに差し込む形になっています。壁は両サイドを差し込み、いちばん上は片側サイドと上も差し込む形式です。これは職人さん泣かせ。(と、木造経験のない辻林は思ってしまいました)ぴったりのサイズになるまで何度も作業台と往復しながら、最後は2人がかりでボードをはめていく作業となりました。***クラウドファンディングは残り5日となりました。昨日、少しページをリニューアルしています。ご要望はないかもしれませんが、Tシャツのリターンが加わりました。壁の工事に伴い、その中の柱が傷んでいるところが見つかり、外壁改修前に柱の改修をすることになりそうです。10月の雑誌掲載のタイミングで知ってくださる方も多いと思いますので、10月以降もご支援を頂ける環境が整えられないかと思案中です。柱の傷みはまたご報告させて頂きます。辻林
おはようございます。昨日ご紹介した玄関照明の他に、実はもう一つ外壁に照明がついていました。建物正面、バルコニーの左側。これも華奢な作りで、折れてしまって点灯しなかったのですが、スイッチと電球を交換したところこちらもなんとつきました!折れてしまったために電線だけで繋がっていて、当初器具がどこを向いていたのか定かではないのですが、状況から左側を向いていたように見て取れました。そこには、一本のカエデが植えられています。建物のファサードに彩を添えるそのカエデをライトアップする照明だったのではないかと思います。右を照らせばバルコニーを照らすことになりますので、夜雨戸を閉める時の利便性を考えたか、、とも思いましたがいま左を向いている照明を右に向けるには、器具の寸法に対して壁との距離が近く、無理矢理な方向転換をしないと向かないため、自然に向きを変えたとは考えづらいです。もしカエデのための照明なら本当に粋なことをされる、、、夕方の山荘が楽しみです。さて、クラウドファンディングはあと1週間となりました。三連休に入り、たくさんの方にご覧頂いています。本当にありがとうございます。先日の植栽手入れの費用も賄えそうです。最後まで走り切ります。どうぞよろしくお願い致します。辻林