こんにちは、しゅうさんです。
開業して2年が経ち、お客さんもそこそこに来てこれから本格的にやっていこうかと考えていた2003の9月、忘れもしない大事件が・・・
9/10~12の2昼夜、宮古島を暴風域に巻き込んだ台風第14号(マエミー)
勢力は915hpaに発達した超大型で猛烈な台風は宮古島近海で速度を緩め、丸々2日間宮古島を暴風雨に巻き込み、最大瞬間風速は74.1ⅿにも達した!
9/10の夕方頃に停電が始まりゲストハウスでは5日間停電が続いた。被害の大きい地域では2週間復旧しなかったところもある・・・
最盛期に近づくにつれて暴風が建物に吹き付け、窓を覆っていた木製の雨戸はほとんど吹っ飛び、風で窓が破られるのも時間の問題かと思った・・・
しかもちょうどシルバーウィークで宿は満室、たくさんのお客さんと停電でろうそくの灯りだけの真っ暗なゲストハウスの中でおびえながら酒盛りをしていました(笑)
台風が去った後の被害状況の記事を見ると本当に威力はすごくて、実際多くの家屋や、頑丈なガラスを入れているホテルの窓が破壊され、最強に強い2重ガラスで覆われた宮古空港の管制塔の窓ガラスさえも吹き飛ばされた!
台風が過ぎた13日の朝から周りの様子を見に外出するも行く場所行く場所で目にする光景は、この世の物とは思えない破壊されつくした街の景色・・・
建物の屋根は飛ばされ、街路樹どころかものすごい本数の電柱までもが根こそぎ倒壊、西平安名崎の風車も5本倒れ、車はおもちゃの様にあちこちに飛ばされて散乱、木の上にひっ掛かっている車まであった・・・港では係留中どころか上架された船までぐちゃぐちゃに倒れ、沈没し地獄絵図そのものです。
もちろんゲストハウスも被害が多大にあり、離れの駐車小屋の間口に扉を作ってスタッフルームとして寝泊まりしていた部屋の扉は飛ばされ、中はドロドロに水没!母屋も窓のサッシの隙間からものすごい量の雨水が浸水し大変なことになりました。
車もワゴン車が冠水してどこが道路で畑か見境が付かない場所で溝に突っ込み故障するしもう大変・・・
自分は阪神淡路大震災の時にちょうど神戸に住んでたのですが、その時の大被害に次ぐ衝撃です!しかし人生で2回も大災害に合うか~
このあとちょっとこの島に住んでいく自信がなくなりました。
毎年来る台風、「台風銀座」と呼ばれている宮古島は強い勢力の物も珍しくないし。
この台風が去ってしばらくの間はへこみながら後片付けをしました・・・
まあ何が一番ショックだったかというと、この年、台風が去った2日後の9/15、
我が阪神タイガースが18年ぶりの優勝を決めたのに
停電で胴上げの瞬間が見れなかった事かなww
次回、借りていた家を買い取り、ついに本格的にリノベーション開始!
ヒストリーはまだまだ続く・・・