青島みかんが色づいてきました収穫まであと4週間ほどでしょうか果実がだいぶ色づいてきました。片面交互結実栽培法(半樹全摘果法)を行っていますので、片側だけに実がついているのがよくわかると思います。
SDGsとフードロスへの取り組みのジェラートづくり どんなに愛情込めて丁寧に育てても、病害虫による被害や風雨にさらされてできる傷のある果実は出てしまいます。 例年少しの傷があるだけでもB級品という評価になってしまい、中身は全く同じで美味しいのに、商品としては出荷できない果実が出てしまいます。 当農園では、傷ありの果実を家庭用や訳あり品として安価で販売もしていますが、最近話題になっているSDGsやフードロスの観点からも、もっと有効に活用できるものはないかと試行錯誤してきました。 一昨年から市内の工場に委託製造を始めたジェラートが意外に好評をいただきましたので、今回のプロジェクトでもそんな果実たちをジェラート(シャーベットとアイスクリーム)という姿に変えて、皆様にお届けしたいと考えています! 『果樹園のジェラート』 主に当杉山農園で収穫した果実を絞った果汁が原材料です。今後は家庭用に育てている野菜を使ったジェラートにも挑戦していきたいと考えています。 果実の旬は短い期間で終わってしまいますが、その旬の時期に、美味しさを閉じ込めて、自然の香り漂うジェラートに仕上げました。 特にシャーベットについては、Diolinoジェラート職人の巧みな技で、果汁の割合を、通常市販されているものの配合よりも圧倒的に増加して配合することができましたので、まるで生の果実を食べているかのような感覚で、果実そのものの風味をサッパリと味わうことができます。 アイスクリームは、シャーベットに比べ果汁の割合を少なくし、乳固形分・乳脂肪分を8%に増量しましたので、濃厚でまろやかな口当たりが楽しめます。※製造委託者:Diolino Factory/(株)ファイングローバルサービス 静岡の地で高級イタリアンジェラートのハンドメイドにこだわり続けているDiolinoディオリーノFactoryです。 ディオリーノのジェラートは原材料に新鮮な牛乳、生クリームを使用し、採れたての野菜や旬の果物をたっぷり使うなど、高品質な手作りにこだわっています。 イタリアの長い歴史の中で生まれた伝統的なジェラートの製法で、なめらかな口溶けと、濃厚な味わいとさっぱりとした後味の良さが特徴です。現在のジェラートメニュー
静岡のもったいない精神が生んだ『すっぱみかん』 例えば、果樹を栽培管理していく作業の一つに摘果という大切な仕事があります。 摘果は、まだ実が幼いうちにその数を整理して、品質のよい果実を育てるために行います。果実の総数を減らせば、個々の実に効果的に養分が届き、美味しい果実が育ちます。また、果樹も翌年の花芽作りに養分を回すことができ、木にとっても負担が少なくなることで毎年安定した収穫を望むことができます。 しかし、摘果作業で摘み取られたまだ青くて小さくてすっぱい実は、生産農家が摘果ジュースを作って飲用にする以外、残念なことに、ほとんどが廃棄されてきました。 静岡では今この身近にある捨ててしまう摘果みかんのもったいなさを、なんとかしたいと考え『すっぱみかん』と命名して活用方法を試行錯誤しながら研究開発しています。これもSDGsやフードロスへの取り組みと言えるでしょう。 酸味が強く爽やかな風味のすっぱみかんは、手軽にジュースや果実酒、色々なレシピになります。レモン・すだち・ライムの代わりに使えば柑橘の香り爽やかな飲み物や料理のアクセントにもなります。そのまま食べる人もいますが・・・。 当園では夏場にすっぱみかんをレシピを添えて販売しております。