皆様 初めまして。当プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。
山本知三と申します。
静岡県焼津市出身42歳、福井県鯖江市にて和洋菓子店「菓子工房yamahatsu」(ヤマハツ)の3代目として日々奮闘しています。
お店は1952年創業で今年72年を迎えます。元々妻の祖父が和菓子店として創業をしました。その後、義理父が洋菓子部門を立ち上げ和洋菓子店となり、14年前婿養子に入った私が昨年3代目として事業を引き継ぎました。
創業初期の店舗
現在の店舗
また、昨年の8月には新たに「GELATO&CAFE PEAK3」(ジェラートアンドカフェ ピークスリー)も立ち上げました。
yamahatsuの看板商品は何と言っても食材・製法にこだわった手作り和洋菓子です。
和菓子はどら焼き・カステラ、洋菓子はロールケーキ・センイルケーキが看板商品で、素材には福井県産卵を使用しています。
どら焼きの小豆は北海道産小豆を潰さないようにじっくりと即炊きと言われる手法で炊き上げているから粒々が残っていてふっくらとしています。
(*即炊きとは豆を生の状態から煮る手法で、豆本来の香りや味が残る昔ながらの手法)
また、どら焼きの皮は独自の製法でパンケーキのようにふっくらしつつ、卵の風味を感じられるように試行錯誤を繰り返してようやく完成した商品です。毎回手焼きで焼いている為、小豆との相性抜群!!お土産や日常使いにも良くご利用いただいています。
カステラは福井県産卵をふんだんに使用し、小麦粉と米粉をブレンドした独自の配合・製法で仕込んでいる為、ふんわりしながらもしっとり食感で、何個でも食べられる飽きのこない商品になっています。また、抹茶カステラには静岡県産の有機抹茶をふんだんに使用しているので、挽き立て抹茶そのままを風味を味わうことができる商品です。有機抹茶をお菓子に使用しているお菓子屋さんは少ないのですが、当店ではこの有機抹茶の味に惚れ込んで使用しています。こちらの有機抹茶はジェラートにも使用しているので気になった方は是非そちらもチェックしてみてください!
洋菓子で人気のロールケーキは卵黄と卵白に分けて泡立てる別立てで仕込んでいる為、ふんわりしっとりのスフレロール。生クリームは北海道産生クリームをたっぷり使用し、滑らかさと後味スッキリが特徴的な商品で、昔からの常連のお客様から大変人気のある商品です。
こういった商品以外にも創業当時から続けているお饅頭・お赤飯・お餅があり、地元のお客様に広くご利用をいただいています。
ここで少し、私が住んでいる福井県鯖江市の紹介をさせてください。
鯖江市は福井県のほぼ中心に位置しており、鎌倉時代に本山誠照寺の門前町として発展し、江戸時代には間部氏鯖江藩5万石(のち4万石)の鯖江陣屋を中心とした陣屋町となりました。人口は約6.8万人で、福井市、坂井市、越前市に次ぐ第4位の人口を有する市です。
Map-It マップイット(c)
そして、鯖江市は「めがねのまちさばえ」と言われるほど眼鏡産業が盛んで、他にも漆器・繊維も有名でその3つが市の基幹産業となっています。
それ以外にも「日本の歴史公園100選」に認定され、春には約5万株のつつじが咲き乱れる日本海随一のつつじの名所西山公園、日本有数のレッサーパンダの繁殖実績を誇る西山動物園など自然豊かで魅力ある自慢のまちです。ぜひ皆さん一度は訪れてみてください。
私が初めて鯖江にきてその美味しさにとても感動してこれを使ったお菓子を作ってみたい、そう思った日本酒があります。それが鯖江の銘酒「梵」です。日本酒というとダサいよねとか、悪酔いしそうというイメージから敬遠されている方も多いのではないでしょうか。和菓子というアプローチから、鯖江の地酒である「梵」を愉しんでもらって、お酒を身近にしてもらいたい。そして、「梵」の美味しさを知ってもらい、日本だけでなく海外の方々にも美味しい「梵」を使用した和菓子を発信していきたいです。
私が福井県に来たのが14年前。福井県は米どころとして米作りが盛んで、お土産と言えば羽二重餅が定番でそれは今も変わっていません。
しかし、当時から地元のお客様から県外に行くのに「鯖江」といったらコレみたいなお土産はないかと相談を受けていました。
そんな時に、人形浄瑠璃の脚本家「近松門左衛門」ゆかりの地、鯖江市立待地区の方々から「梵」を使ったお菓子を作ってもらえないかと声がかかりました。
鯖江市立待地区は「近松門左衛門」が幼少期に生まれ育った場所とされ、そこには鯖江の銘酒「梵」も酒蔵を構えていることから地元素材を使用した❝鯖江土産❞(さばえみやげ)で地域を盛り上げようということになりました。
当店のこだわりとして福井県産素材を使用した商品開発をしており、坂井市産マルセイユメロン・鯖江産ブルーベリー、日本酒を使用したジェラートがあります。
特に鯖江の地酒「梵」を使用した吟醸饅頭・梵ジュレが人気があり、吟醸饅頭は2017年全国菓子博覧会お伊勢さん菓子博で中小企業長官賞を受賞しています。
当店にはこれだけ自慢できる商品がありながら発信力と知名度がまだまだ低く、クラウドファンディングを利用して広く発信していきたいと思い今回のプロジェクトに至りました。
吟醸饅頭は生地に「梵」の純米大吟醸酒粕と梵・純米55という日本酒をしています。梵の純米大吟醸は兵庫県の特A地区産契約栽培の山田錦を38%まで精米した原料米を使用して、0℃以下で1~2年迄氷温熟成されたお酒でそれを絞った酒粕を使用しています。とても芳醇な香りとなめらかで深い味わいがあり、アルコール分はとんでいるのにお酒を感じる生地になっています。
これまで酒饅頭というと酒種に小麦粉を加えた生地がベースになっているものが多く、小麦粉ベースの生地では梵の美味しさが100%生かされていないと感じました。
そこで、山芋をベースにした薯蕷饅頭生地で作ってみてはどうかと考え、試行錯誤を繰り返して出来たのが現在の吟醸饅頭です。
食感はふわふわモチモチ、時間が経ってもモチモチ感があり、鼻にぬける酒粕の香りがたまらない1品になっています。
「梵」を使用した商品として、吟醸饅頭以外に「梵ジュレ」という日本酒ゼリーをしています。この商品はその名の通りお酒は飲むけど甘いものは苦手といった方に向けて作った日本酒を味わうゼリーです。味は金箔入りのプレーンとゆずの2種類あり、日本酒の風味は残しつつアルコール分を抑えた食べやすい商品に仕上がっています。
現在、今回のプロジェクト限定新商品の開発を行っています。吟醸饅頭と梵ジュレ(プレーン・ゆず)に、福井県で生まれた品種「新平太夫」を、樹上で完熟させ香りが最高潮に達した短い時期に自然落下した良品のみを使用した梅。「黄金の梅」®と呼びます。新フレーバーを加えた計4種のラインナップを開発中です。
12月中旬 クラウドファンディング開始
1月下旬 クラウドファンディング終了
3月上旬 リターン発送スタート
私は県外から福井県に移住して、色々な方々と交流する中でこの街がとても大好きになりました。
このプロジェクトを通してもっと地域を盛り上げていきたいと思っています。福井県は「自然」・「食」・「観光」と様々なコンテンツがギュギュっと詰まっています。もっともっと「福井県」に興味を持っていただき、多くの方々に福井県にお越しいただけたらと思います。
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