自分で事業をするようになってから、様々な業種の方とお話をする機会がかなり増えました。それまでの私は、人事の仕事でしたので、話し相手はほとんど社員。
人事労務や健康の分野の方意外とかかわることがほとんどなかったので、とても新鮮です。
ほんの数年の間でも、IoTの進化はすさまじいものを感じます。半年前まではトレンドだったものが、「もう古いですよ~」と言われたり・・・
まだちゃんと使い切れてもいないのに、マジか?!と思います。
こんなのができたらなあ、、、と思うことも、ちょっと調べるとオープンソースで誰でも使えるアプリもできていたり、なんとありがたいことか!と涙したくなることもしばしば。
これだけ技術の進歩があれば、人の働き方が変わるのは当然です。日本の人口が減る一方ですから、社会課題の解決に多くの企業が取り組んでいるわけです。
ただ、それを使う側がついていけてない現状もあります。社内のインフラを管理するシステムを導入しても、その機能のほとんどを使っていない企業は結構多いと思います。
結局、同じような仕組みをバラバラに使っている企業を何件も見てきました。
すべての最新情報を熟知することはできませんが、やはり使えないものを買っても無駄。そしてストレスが増えるばかりです。
私が社会人になった頃は、一部のシステム系の会社以外、特に事務職はみな手書きが主流でした。パソコンを一人1台使うのが当たり前になったのは、社会人になって10年近くたってからです。電卓たたいて手書きで書類を作成し郵送するという作業が、パソコン上ですぐにできてしまう。相手に届くまでに数日かかっていたものが、メールで即届く。
そんな時代になったのに、なぜか労働者の残業時間は減らない。
そしてストレスも増大しています。
おかしなものです。楽になるはずのITの進化が、さらに労働者の首を絞めているのです。
そして、以前ならそういうもの、仕方がない、とやるべき仕事にまい進し、不満を打ち消して働くことができるのが昭和の労働者でした。
でも、今やその奴隷のような働き方も受け入れられないと、誰もが気づき始めています。個人的には、とても良いことだとは思いますが、経験年数の違いが、仕事に対する意味合い、価値観にも比例して、大きな差を生んでしまっています。
多くの方とお話をしたり、セミナーを聞いたりしていると、これは昭和世代だから、Z世代だから、と年齢の差ではない事に気づきました。
いわゆるZ世代の年代の若者でも、非効率な事、失敗の可能性が高いことにチャレンジしたい人がいたり、考え方が昭和的?忍耐と根性が大事、という方もいらっしゃいます。
逆に、60~70代の経営者のおじ様が、ご自身の若い頃に経験してきたであろうトップダウンのマネジメントを否定し、やる気を引き出すコーチングのマネジメントを推奨する方もいらっしゃる。
何が正しいのかは、それぞれの立場や自分の目標によって変わってくるのでしょうが、確実に言えることは、これは一過性の変化ではなく、進化と言えると思います。
時代の変化というより、今の時代に生きている自分たちが、より働きやすく、生きやすくなるために新常識へいかに適応していけるかが、働く意欲となり、良い社会を作っていく一人一人の人づくりなのだと実感しました。
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