いくらやる気があっても、人間には限界があります。一人でできる限界、動き続けられる時間の限界・・など。それを超えてしまえば、人の体や心は壊れてしまいます。
理解を超えた ”バカちから” を出すこともできる人間ですが、それはほんの一瞬のこと。自分の限界を知って、心得ておかないと、長く頑張り続けることはできないのです。
ところが、バーンアウトしてしまう人は、後を絶ちません。
私は、公立学校教員のカウンセリングをしておりますが、教員になる人たちは、とても志しが高い。子供たちのために、と自分の生活より子供たちの成長に情熱を持っています。
教員の労働時間の長さは、今や社会問題にもなっていますが、ただ時間を減らせ、といっても、業務はひとつも減っていない中で、教員の労働時間を減らすことは全く現実的ではないのが現状。
企業でも同じです。過剰な仕事が舞い込むのは、いつも戦力になる人。そして真面目でしっかりと自分の責任を果たしていこうとする人にばかり。
倒れられては困る人に、どうしても仕事が集中してしまう傾向があります。
そして、バーンアウトしやすい人は、基本的に「良い人」や「頑張り屋さん」であることが多いです。
しかし、その長所が過剰に発揮されると、自分を追い詰めてしまう原因になります。これらの特徴に気づき、自己管理やサポート体制を整えることで、バーンアウトを予防することが可能です。
また、周囲が適切に支えることで、こうしたリスクを大幅に軽減することができます。
熱意や情熱を持って取り組むことがあることは、人生に彩を与えてくれるとても大事なことです。但し、それが故に、自分自身の健康を害してしまうのでは、本末転倒です。
自分の限度を知って、現実的に対応するために、人に頼ってもいい、誰かと協力してもいい、時には逃げてもいい。
長く頑張り続け、情熱を継続していけるような活動の仕方を選択できるようになれたら、バーンアウトしない自分で居られるでしょう。
自分のためにも、そして周りの誰かのためにも、バーンアウトさせない、しない、自分のマインドの持ち方と、組織や職場のサポートが大切ですね。
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