本日は、形成外科での私の体験談をお話したいと思います。
脊髄損傷で下半身麻痺となった2人の患者が入院していました。
同じ病室、同じ疾患という事もあり2人は意気投合、いつの間にか仲良くなっていました。
ただ、その2人にはあきらかな違いがあったのです。
Aさんは毎日ベッドの上で水が入ったペットボトルやトレーニング用のゴムをベッド柵に取り付け筋トレをしていたり、腹筋を鍛えていたりと表情はいきいきとしていました。
一方Bさんは毎日ベッドの上で寝たきり、表情も暗く喪失感がひしひしと伝わってきます。
その2人がほぼ同じ時期に退院が決まり、Aさんが私に自身の事を話してくれたのです。
自分は、モータースポーツをしていると。
( 個人情報なので詳しい事は控えさせて頂きました)
私は聞きました。
私:Aさんは自分がやりたい事、目標や目的があるから毎日頑張っていたのですか
A:そうです、今までこれがなければ頑張ってこれなかったし、目標があるからこれからも頑張っていける。
ただBさんは「俺なんか」、「どうせ・・・」といつも言っているんだよ。
仲良くなったBさんの事も気にかけていたようでした。
次回は、車いすダンスをしている方々の記事を見つけましたので、ご紹介したいと思います。