今日は神奈川県数学教育研究会連合会川崎大会に参加しています。
教員をやっていたころは、授業を勉強したいと考えるも、授業をあけることや休みを取ることは難しく、研究会にはなかなか参加できませんでした。
教員を退職し、時間に融通が利くようになり、こうした研究会に参加できるようになりました。普段の実践を通した生徒理解と関係構築を土台としつつ、研究会に向けていつも以上に教材研究に励み、生徒の理解を目指して準備してきた授業を観させていただけるのは非常にありがたいです!
もちろん授業者の先生に加え、普段と異なる環境で緊張しながら授業を受けるという負担を子供にお願いしているわけですので、しっかりと日本の学校教育、延いては子供の成長発達につながるものを学んできたいと思います。
今日は数学教育の研究会に参加しているということで、高校数学の条件付確率の授業案を紹介します!
条件付き確率は2009年改訂の学習指導要領にて、数学Aの内容に入ってきました。私も習ったような習ってないような微妙な記憶です(習っていないはずなんですが、習ったような気もします)。
条件付き確率を教える際、定義の式を覚えさせ、分子の式、分母の式の確率をそれぞれ求めさせ、条件付き確率の定義の式に代入すると教える人も多いのではないでしょうか。
または
しかし、それでは条件付き確率を「覚えた」だけで、その意味が実感できていません!
意味が理解できていないと、「さいころの出目が4以上である確率はいくつか。ただし、出目は偶数であることがわかっている。」といった問題を出題されたとき、値を求めるのに時間がかかってしまいます(意味が分かっていれば頭の中で一瞬で値が求まります)。
今回は定義に基づきつつも、条件付確率の意味が理解できるような授業展開にしました。なお最後に条件付き確率クイズを行い、条件付き確率王を決める戦いを組み込んでいます。
ぜひ条件付き確率の意味を捉え、確率王を目指してください!
確率王に俺はなる!
「条件付き確率の意味を理解し、確率王に俺はなる!」(https://co-knowledge-corporation.com/posts/KRhCNzc)