本記事では、高校1年生の古典授業で扱う『伊勢物語』「筒井筒」の第3時授業デザインを詳しく紹介しています。この授業では、和歌の背景や心情を深く理解し、登場人物の行動や物語の展開を多角的に考察することを目指しています。
この記事のポイントは次の3点です。
1.和歌の心情理解と効果の考察
和歌が登場人物の心情や行動にどのように影響を与えているかを、生徒が具体的に考察する活動を通じて、和歌の力を実感する構成になっています。詠み手と聞き手の視点を交互に取り入れることで、物語の奥深さを体感できるよう工夫されています。
2.地図を活用した学習活動
地図を用いて登場人物の行動を追うことで、物語の背景や情景を視覚的に捉えやすくし、物語の理解を深めます。これにより、抽象的な表現が多い古文も、具体的にイメージしやすくなります。
3.協働学習による深い理解の促進
グループでの意見交換を取り入れ、和歌や物語の内容について多角的に議論する活動を展開。生徒間の対話を通じて、作品への理解がさらに深まります。
本授業では、和歌の修辞や古語を学びながら、登場人物の心情に迫る体験的な学びを重視しています。地図やグループ活動など多様な手法を活用することで、生徒が主体的に取り組み、古文の世界に親しみを持つことができるよう工夫されています。
古典作品への関心を高め、生徒が意欲的に取り組む授業を目指す先生方にとって、参考になる実践例が満載です。ぜひご覧いただき、授業づくりのヒントにしてください!
「【和歌を味わう指導の工夫 ~和歌に込められた詠み手の心情と、聞き手にもたらす力を実感する~】高1古文 伊勢物語 筒井筒 第4時」(https://co-knowledge-corporation.com/posts/EGglQCk)