
こんにちは、ニッポン手仕事図鑑です!
先日、皆様からのご支援金額の一部を、石川県・輪島市の、
輪島漆器商工業協同組合さまに寄付いたしました。
今回のクラウドファンディングでは、昨年1月1日の能登半島地震や、
9月の豪雨で苦しむ輪島塗の職人さんの少しでも力になりたいと、
皆様からのご支援金額の5%の金額を輪島塗の産地へ寄付することを
決定いたしました。
2月末に寄付を行い、先日、輪島漆器商工業協同組合さまから、
お礼のお手紙をいただきました。
お手紙には、輪島や、輪島塗に携わる職人さんたちの現状が
書かれていました。
震災から1年を超え、メディアで能登のニュースを見かける機会も
少なくなってきて、現地の状況を知ることができる情報が
目に入りにくくなってきているなか、自分たちが想像していたよりも
酷い状況に、心が痛みました。
組合のご担当者様とやりとりをするなかでも、
「少しでも現地の状況を知ってもらえたら嬉しい」というお話があり、
今回、いただいたお手紙を掲載させていただくことになりました。
復興支援への一歩として、皆様にこの現状を知っていただき、
皆様の周りの方々にもこの現状を少しでも知っていただける
きっかけとなることを祈っています。
===お手紙全文===
謹啓 浅春の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます
この度は震災に際しまして温かい御支援を賜り心より御礼申し上げます。
輪島においては昨年元日の能登半島地震から一年と二か月が経ち、二度目の春を迎えようとしております。
本来はもう少し、復興の兆しが見えている事を望んでいたのですが、九月の豪雨により全てが停滞したような感じです。
地震からようやく気持ちも立ち直し、漆器関係では仮設工房も完成し職人さんが作業を始めた矢先の出来事でした。工房に大量の土砂が入りこみ、やっと揃えた木地や漆や道具など使えなくなりました。その時は職人さんにかける言葉さえ見つかりませんでした。町中に泥水が溢れ1m位浸かった住宅や商店、ようやく輪島でも食事ができるようになったと喜んだ食堂だったのに。当組合の駐車場にも土砂が積もり停車していた車は全滅、当会館にも泥水が入り組合事務所や店の中にも土砂が積もり、電話線も全滅。 それでもこんな状況の中でも、他県から復旧のために来て下さっている工事現場や解体業者、ボランティアの方々が、懸命に作業をして下さっている姿を目にすると心が折れたなんて言えなかった。
今日より、明日・・・少しづつ前に進んでいることを信じて職人さんも仕事をし始めました。
今回は幸い学校には大きな被害がなかったため、仮設の小学校、中学校、高等学校の授業がちゃんと行われているのが、何よりの救いです。
未曾有の震災による甚大な被害は、経済面のみならず地域文化にまで普及しており、一朝一夕の復旧は望めませんが、出来る限り復旧に取り組んでまいりたいと思います。
お預かりしましたご寄付につきましては、輪島塗を継承させる為に活用させて頂きます。
本当に温情あふれる支援金を拝受し心より御礼申し上げます。
謹白
令和七年三月
輪島漆器商工業協同組合
理事長 日南 尚之




