
1月18日(土)、ルクセンブルクと日本をつないで、日本とルクセンブルクの教育・子育ての架け橋としてご活躍の田中響子さんにご登壇いただきオンライン交流会を開催しました。
なぜ、教育・子育てなの?伝統工芸と関係ある?? と思われる方もいらっしゃると思いますので、その部分について書きたいと思います。
今回のオンライン交流会は、ルクセンブルクと日本の相互理解を深めたいと思う中ででてきた企画なんです。
というのも、本プロジェクトを進める中で、ルクセンブルク在住の方とのオンライン交流会をする中で、私たち日本にいるとルクセンブルクのこと詳しく知らないように、ルクセンブルクに住む人も日本のことはアジアの一つの国として認識されている程度。ということを聞いたからなんです。
お互いあまりよく知らないなら、知る機会をつくろう!と。
ルクセンブルクは神奈川県位の大きさに170ヵ国の方たちが住む超多文化国家で真のコスモポリタンな場所なので、子供はマルチリンガルで生活することが求められます。
日本では、日常日本語が使えれば事足りる社会で、話す言葉は基本的に日本語のみという文化なので、小さい頃から何カ国語も話せるなんて、私はうらやましいな!と思っていました。 個人的に、その秘密を知りたいとも思ったということもありますし、私の周りにいる子育て世代の方も、きっと同じように我が子マルチリンガルに育てたい!と思う親御さんもいるのではないか。とも思い本イベントを企画しました。
伝統工芸との関係としては、今回の長崎県三川内焼の場合、佐世保市の小学4年生は、三川内焼について学ぶ授業があるんです。佐世保市の教育委員会が独自の教科書や資料を作成して、三川内焼の文化や歴史、技術、素材について知る機会が教育の中に組み込まれているというのは、次世代へ継承する上でとても大切なことだと思いました。
なので、3月1日にはルクセンブルクで、ルクセンブルクの子供たちに本物の日本、伝統文化を体験するイベントを実施します。
2児のママでもある田中響子さんのお子様の時間割もオンライン交流会で見せて頂いたのですが、マルチリンガルな環境で生活していかなければならないためのカリキュラムに語学の授業の割合が日本に比べて多いのです!
国によって教育内容ってこんなにも変わるのだなということが分かり、他国の方と接するときは自分の常識をクリアにして、目の前の方の考えを聞き、意見を交わして互いに理解を深めていくということがより重要になるということを感じました。






