こんにちは!編集者の土屋です。
今回は、絵本『3びきとおそうじ』の作者である、
みおさんにご登場いただきます!
──みおさんは、個人でサロンを経営される一方で「お金のお話し会」を開催されていますね。どのような経緯ですか?
サロンビジネスを始めてから、お金の知識が必要だと感じ、
セミナーに参加するなどしてお金の勉強を始めました。
初めてお金についてしっかり勉強したとき、
「もっと早く知っていたらよかった」と思ったんですね。
同時に、自分の周りにいる人たちにも教えたい、と思いました。
でも、本当に身近な人たちにはうまく伝えられなくて……。
「お金の話」というだけで、
「難しい」とか「怪しい」とか構えられてしまって。
私は整体スクールの講師もしているのですが、
そんなときに、スクールの生徒であり、
今回のクラファンをサポートしてくれているはるなさんが、
「みお先生からお金の話を聞きたいです」と言ってくれたんです。
その言葉が私の背中を押してくれました。
はるなさんは元介護士で、働き方を変えたくて
スクールに通って人気セラピストになったんですね。
だから、お金の話にも興味を持ってくれたんです。
私よりも金融知識がある人たちはいますが、
「私が話すからこそ、情報を届けられる人たちもいるだろう」と思い、
勉強しに行っていたセミナーの主催者に許可を得て、
「お金のお話し会」を自ら開催するようになりました。
──「お金のお話し会」から、どうして絵本をつくることに?
まず、個人が持つ金融資産を日本とアメリカで比較すると、
アメリカのほうが一人当たりの金融資産は多く、
その差は広がっています。
差を広げている要因のひとつに「複利※」があります。
複利は「人類最大の発明」と言われるほど、
金融資産を築くときに大事なものです。
(※複利……元本だけでなく利息に対しても利息がつく仕組みのこと)
しかし、私はお金の勉強をするまで、
「複利」のことなんてまったく知りませんでした。
私の家には、小さい頃に親が買い与えてくれた
絵本がたくさんあるんです。
「ライト兄弟」や「キュリー夫人」など、
偉人や発明家の絵本もたくさんありました。
でも、そのなかに
人類最大の発明と言われる「複利」の絵本はなかった。
少なくとも私の記憶の中には、ありませんでした。
その話を今回のプロジェクトリーダーである
ともみん(笹島ともみ)にしていて、
「ないなら、つくろう!」という話になったんです。
お金についてすべてを教えることは無理だけれども、
「お金のことをもっと知りたい」と思えるような、
興味のタネになる絵本を自分たちでつくろう、と。
「絵本をつくる」と決めてからの行動は早かったですね。
──絵本『3びきとおそうじ』は、どんな人に読んでほしいですか?
真剣に、すべての人に読んでほしいと思っています。
ありがたいことに、最近では絵本の感想をたくさんいただきます。
おもしろいのは、人によって感想がまったく違うことです。
ネコくんというキャラクターに対しても、
「ずるい」と感じる人もいれば「賢い」と感じる人もいる。
カメくんやサルくんについても、人によって印象がちがうんです。
正直、絵本のストーリーを考えていたときには
そこまで意図していませんでした。
絵本を読んでくださった方々の感想を聞いていると、
「絵本をつくったのは、たしかに私たちだけれど、
読者の方々がこの絵本の価値を高めてくれている」
と感じますね。
──ありがとうございました。
絵本『3びきとおそうじ』は、
「親子で考えるお金の絵本」シリーズ1作目なので、
これから来年にかけて、2作目、3作目をつくっていきます。
みおさんは、さっそく2作目のストーリーを考え始めています。
2作目も、一見難しいお金の知識が、かんたんなストーリーで
すっと頭に入ってくる絵本に仕上がりそうな予感がしています。
シリーズ3部作を完成させられるように、
シェア等で引き続き応援をお願いいたします!
【現在の達成率……46%】