2024/11/01 19:15
蚕室(農業用倉庫)、土蔵、母屋の3棟が解体開始から3週間ほど経ち、ようやく終わりが見えてきました。代々受け継がれてきた建物たちは長い歴史の中で家族を立派に守り続け、建築上、全壊となった1月の地震の折も、家族6人を傷つけることなく立ちつづけました。県外から来られた解体の方々から、梁は太く、屋根も強くててこずっていると話されている中、失礼ながら私と父は少し嬉しいですねと答えました。解体の方々も、それはそうですねと皆で笑顔になりました。しかし、全体の景色がほぼなくなった姿を家族で眺めていると、何度振り返っても元の姿を見ることのできないどうしようもない気持ちになります。1月の地震から10か月となりますが、人生の中でも最も長く、そして最も短い10か月でした。皆さまのご支援、力強い応援を受け、マイナスを0に、0からプラスに一歩一歩進むことを家族皆で噛みしめております。