土台が固まり内容も確定すれば、あとは好きに装飾できます。基礎と内容をきちんと積み重ねることができたので、こうした遊びもブレる心配なく気負いせず楽しめます。ショートケーキの上にイチゴを何粒か、生クリームを何玉しぼるか、生クリームには色をつけるか、香りはつけるか、金粉はふるか、チョコパウダーをふるか、みたいな感じです。よりショートケーキらしさを演出する...と書いてたらショートケーキが食べたくなってきた(笑)。あんまりゴテゴテすると基本を忘れるので、数カ所にアクセントとして、控えめにする予定です。作中に何カ所か挿入する記号がありまして、そのページは記号以外を白紙にしてもいいんですが...。このページに挿絵を加えます。物語の流れに漠然と沿った順番で配置すれば、全体の風味が高くなります。物語の区切り壁になり、章ごとの扉絵みたいにもなります。同時に物語全体のイメージを底上げするものだから蛇足にはならないと思います。色々とうまさそ感が出ます。こういう漠然とした装飾ができるのは、象徴的な表現が中心であるPGノベルならではの醍醐味かなと思っています。たぶん、こうした表現を楽しむにあたって、こうした装飾があることは、がぜん食指がワサワサ動きます。いっそ、印刷のインクにイチゴの香りをつけられたらいいのに...。それは難しそうなので、フルーツのアロマとか冊子の端に垂らしてやろうかな。バニラの香りとかいいな。今おなかが空いてるので書く内容が食べ物ばかり連想させます(笑)。
とある部分につける絵文字(ピクトグラム)です。絵文字なので、象形文字やヒエログリフではなく、それ以前のもっと簡単なものです。そのため、あまり深い意味はありません。どういう意味なのかは、作品全体を見たときピンと来てヒントになる内容にしています。作品全体を見たときピンと来る、という箇所が今回のVANSTARが最も多いような気がしています。PGノベル自体がピクトグラム的なのにその中にさらにピクトグラムって大丈夫かと思います。娯楽性を高めるためにVANSTARはこれまでで最も分かりやすく簡単にしようと思ってたのですが、これまでで最も難解かもしれません...。というかそれ以前に、ちゃんと解読できるように作れてるかどうかなのですが、過去作の時も、ひと目見て「ああ、なるほどね」と速攻で解読する人もいましたので、作れてると信じたいです。難解さも極まれば逆にわかりやすくなったりする現象が起こるような気もするんですが...。でも極端な話、ここはどっちでもいいです。作りたいものを作って人に見せて「なんだこれ」と言われるほう素直な気もしますし。