11月16日。WEBSITE「市民の医学情報局」に掲載予定のコンテンツを紹介させていただきます。
◎小説『南風』。癌の闘病方法を明記した、いわば癌の闘病小説です。癌を発病したあとでいかに闘病するべきか。延命につながる理想的な闘病生活を描いてみました。
闘病者独特の孤独な状況を解消する手段をみつけるのは、多くの場合むずかしいものがあります。癌の患者さんひとりひとりが不安やいくつもの問題をかかえているとすれば、毎年新たに100万人前後、通算で国民のおよそ半数に迫る人たちが癌にまつわる問題を解消できずにいる、と想定するべきでしょう。癌の発病、その治療、経済的負担、労働と延命、家族が闘病しているという事実の受容、その対応、などは、今や個人とその家族、職場だけの問題ではなく、社会全体の問題であるといえます。
この問題の改善、解消をめざす人々の集団は現在、日本国内に存在しません。病院が闘病者のカウンセリングやメンタルケアにまで力点を置くことは常識的ではなく、その一方、闘病者のカウンセリングやメンタルケアの場を積極的に運営する人たちは、癌の治療そのものに関与しません。





