Ikuhart レジデンスの横にかつて牛小屋として使われていた建物がありました。長年放置されていたため、カバーの写真のような状態で、雨が降ると水がどこからともなく入りこみ、床が水浸しになっていました。
この小屋になにか可能性を感じたIkuhart の代表理事のJun Tambaは「ここをスタジオにする!」と宣言しました。
まずは水の流入を止め、排水をスムーズにするために真夏の炎天下、沢山のメンバーで敷地内の溝の土をさらいました。
その後、小屋を片付け、ゴミを撤去し
ボランティアの学生さんにも手伝ってもらいながら、高圧洗浄機で何度も汚れを落としていきました
その後床を貼ることも検討されましたが、Jun Tambaは「この牛小屋の時の痕跡を残すことがアーティストのイメージの幅を広げる!」と床はそのままで上からペイントすることになりました。床のペイントは酷暑の中、総勢10人近くで行われました。更に電気工事をしてライトをつけてもらい、椅子とテーブルを入れ、ようやくアーティストが利用できる最低限のスタジオになりました
しかし、真夏の蚊の襲撃に悩まされたアーティストは自分で蚊除けの網を設置
今後はアーティストが外部の環境に左右されず作品づくりに集中できるように、網戸の設置、壁土の補修、サッシの導入、二階の整備、外部にデッキを設置、水道工事、など様々な工事が必要になってきます。皆様のサポートをお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。
次回はこのスタジオで産み出された作品のお話しをする予定です。