【名もなき人々こそ人の世の宝】
自分の1.17今日の予定を終え最後の病院点滴を今受けています。
5時46分52秒を寝屋川の自宅(今は違う方が住んでおられる)の前で迎え(不審者と思われたかも)
その足で1ヶ月くらい支援にまわった豊中市内あちこちを訪れ、それから2ヶ月ほど応援に入った神戸に向かった。
当時の避難所もいくつか訪れた。
そして拠点となった障害者施設の前で手を合わせているとひとりの高齢女性が声をかけてくださった。
当時避難所にいる行動障害のある人たちは大変な混乱の中他の避難者の「迷惑」を考え家族も大変な状況だった。
そんな状況の支援のため、全国から僕も含めた「経験と専門性」がある職員が自主的に集まった。
しかし正直専門家といわれる僕には当初手も足も出なかった。
目の前で何の経験もないボランティアの女性や学生がただただその人の手を握り校庭中を歩く姿、そんな中ですこしずつ笑顔を見せる行動障害の人がいた。
今日施設の前で声をかけてくださった方は当時40歳、何も出来ないけどいてもたってもおれないと名古屋からボランティアで来られていたという。
この震災で自分の福祉観、人生観が変わったひとつがここにある。
もちろん専門的知識や経験は大切だ。
しかしこの女性のようにただただ相手の気持ちを受けとめ、寄り添い続ける名もなき人々こそ人間が変わり社会が変わっていくための大切な存在なのではないか!
今も大切にしている僕の福祉観だ!
今は70歳というその女性も今日は名古屋から来たとのこと。
しっかり手を握り握手した。
「僕が今でもこの仕事を出来ているのはあなたのおかげ、僕の師匠です!」と言うと恐縮ですと目に涙をためて笑っておられた。
長い投稿になりました。
点滴そろそろ終わります。
2025年1月17日
勝本彰





