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戦後80年、今でも沖縄に眠る戦没者を陽のもとにお迎えしたい!

沖縄の地には、79年前の戦争で亡くなられた方のご遺骨が今でも多く眠っています。一日でも早く収容し、ご遺族のもとにお還しするべく、大学生が収集活動に取り組みます。そんな学生の活動に、皆さんのお力をお貸しください。

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沖縄の地には、79年前の戦争で亡くなられた方のご遺骨が今でも多く眠っています。一日でも早く収容し、ご遺族のもとにお還しするべく、大学生が収集活動に取り組みます。そんな学生の活動に、皆さんのお力をお貸しください。

はじめに・ご挨拶

皆さんはじめまして。NPO法人国際ボランティア学生協会IVUSA(以下:IVUSA)です。全国各地の学生が、様々な社会課題に対し学生の熱意とパワーで挑戦し、誰も取り残さない「共に生きる」社会の実現を目指しています。その活動の一つとして、沖縄県での戦没者遺骨収集活動を行っています。

「硫黄島で戦死したおじいさんの遺骨を持ち帰りたい」
私たちがこの活動を始めたきっかけは、ある学生の想いからでした。1995年より、国が行う派遣事業に参加する形で活動が始まり、より多くのご遺骨をお迎えするために、2011年から、IVUSA主体での沖縄県での遺骨収集活動がスタートしました。現在、一般社団法人日本戦没者遺骨収集推進協会の構成団体としても活動しています。

活動開始から13年、毎年全国各地から約50名の学生が集い、沖縄に眠る戦没者を陽のもとにお迎えするために、日々遺骨収集活動や平和学習、戦史勉強などに取り組んでいます。

本活動の意義

温暖な気候と綺麗な海。沖縄県と言えば、美しく過ごしやすい観光地として人気です。

しかし、そのような顔を持つ反面、太平洋戦争末期に、一般住民を巻き込んだ凄惨な地上戦が繰り広げられた地としても知られています。約3~5ヶ月にわたる激戦により、一般住民約10万人を含めた約20万人が亡くなりました。

そして、戦後79年を迎えた今でも、沖縄本島には、当時の戦没者のご遺骨が土や植物などに埋もれたまま眠っています。令和5年度末の時点で、沖縄県で収集されたご遺骨の累計は18万5523柱になりますが、2613柱が未収容だとされています。観光地として人気の沖縄ですが、現在でも、戦時中の爪跡がご遺骨や遺留品という形で多く残されています。

ご遺族の方々や諸団体は、ご遺骨を収集し、供養する活動を行っていますが、遺骨収集の中心的な担い手である遺族会の高年齢化に伴い、活動が思うように行えていない現状があります。戦後79年、未だに多くのご遺骨が土の中に眠り、ご遺族がその帰りを待っているのです。さらに、戦争当時を知る方々が亡くなり、戦争の語り継ぎが終わってしまうことも懸念されています。

IVUSAでは、全国各地から学生が集まり、毎年大規模な遺骨収集活動を実施しています。学生の熱意とパワーを生かし、不足している遺骨収集の担い手になるとともに、現地での平和学習や学生同士の意見交換を通して、戦争の事実や平和の尊さを深く理解し後世に語り継ぐ存在の育成にも寄与しています。

暗いガマの中で懸命にご遺骨を探す学生たち

活動概要・これまでの活動

IVUSAでは、毎年2月と9月の年2回、約50名の学生が約一週間にわたって、沖縄県での遺骨収集活動に取り組んでいます。

遺骨収集に加えて、戦史勉強や戦争体験者・ご遺族の方へのヒアリング、学生同士の意見交換なども行い、戦争を知らない若い世代が、次世代に過去の悲惨な事実や平和の尊さを語り継ぐ担い手になるべく活動しています。2011年の活動開始当初から引き継がれてきた「戦争当時の状況を理解し、戦没者やご遺族の方の想いに寄り添いながら遺骨収集を行う」という考え方を大事に、遺骨収集と平和学習の二本柱で活動を行っています。

これまでの13年間の活動では、沖縄県糸満市、南城市、浦添市での遺骨収集を実施してきました。ご遺骨の風化やご遺族の高齢化が進む中、年間の活動回数を増やしていくことを目指しています。

戦争体験者のお話に耳を傾ける学生たち

クラウドファンディング実施の背景

IVUSAでは、日本全国に約2500名在籍する学生や、累計約4500の活動で培われたノウハウを生かして、沖縄県でも毎年大規模な遺骨収集活動を実施しています。全国各地から学生が集まることは、遺骨収集の担い手として強大なマンパワーを発揮するだけでなく、現地での平和学習で学んだことや感じたことを、全国各地に持ち帰り、戦争を語り継ぐ存在の育成にも寄与しているのです。

しかし、近年の物価上昇で活動にかかる費用は高騰し、運送費や備品購入など活動費のほとんどを賄う学生の負担も年々増加しています。そして、こうした金銭面でのハードルが原因で、活動が年2回に限られてしまったり、参加者が減少してきていたりする現状にあります。

沖縄県には、未だに2613柱が眠っていると言われています。来年には戦後80年を迎え、ご遺骨の風化や遺骨収集の担い手であるご遺族の高齢化が進む中、一日でも早く、戦没者を陽のもとにお迎えし、ご遺族のもとにお還ししたいと考えています。そのために、IVUSAとしても、遺骨収集活動の回数や参加者を増やしていく必要があると考えています。

金銭面でのハードルを解消することで、IVUSAが持つ学生の熱意やパワーを十分に生かし、遺骨収集や戦争を語り継ぐ担い手の育成に大いに寄与することができます。そこで、より多くの方々からのご支援をいただきたく、本クラウドファンディングを実施するに至りました。

資金の使い道・スケジュール

IVUSAでは今年度、以下の活動を学生主体で計画しています。

➀令和7年1月:沖縄での現地調整(②③を行うための活動現場選定・事前調査・現地カウンターパートさんとの調整等を実施)→4名の学生を派遣予定

②令和7年2月:沖縄での遺骨収集活動(約6日、実地での遺骨収集活動)→約50名の学生を派遣予定

③令和7年2月:沖縄での遺骨収集活動(約4日、②に引き続き実地での遺骨収集活動)→約20名の学生を派遣予定

自己負担を差し引いて➀5万円②50万円③15万円が必要になると見込んでいます。
具体的には、備品等の運送費、沖縄での宿泊費、収集活動時に必要な道具の購入などにあてさせていただきます。

《参考》
今年9月に実施した沖縄での遺骨収集活動(6日間、46名)では約170万円の費用がかかりました。

活動を通して感じたこと・考えたことを整理し、意見交換する

最後に

まもなく戦後80年。ずっと昔のことに思えて、令和の今でも多くの戦没者が野晒しのままになっています。

時代の経過に伴い、ご遺骨の風化が進んでしまうことや、戦争の語り継ぎが終わってしまうことが懸念されています。そんな中、IVUSAが持つ全国各地の学生の熱意やパワーは、遺骨収集や戦争を語り継ぐ担い手として大きな力になりえます。

皆様からのご支援や本クラウドファンディングの拡散をお待ちしております。

画像キャプション


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 遺骨収集活動実施費用(渡航費、運搬費、宿泊費、備品購入など) ➀令和7年1月:¥50,000 ②令和7年2月:¥500,000 ③令和7年2月:¥150,000

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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