2024/12/05 22:48
大橋 誠です。
鮭酒造への応援、ご支援、どうもありがとうございます。
今日は守屋酒造にて初しぼりの準備をしてきました。日本酒は、搾ることで澄んだお酒になります。搾る前は白くどろどろした液体ですが、これを布で濾して澄んだお酒と酒粕に分けるのです。
守屋酒造では、通称「ヤエガキ」と呼ばれる搾り機を使っています。この機械は、現在ではあまり使われなくなった搾り機です。現在主流となっている機械は、手間がかからず、最後の一滴まで搾り切ることができるためです。つまり、「ヤエガキ」は手間がかかり、最後の一滴までは搾り切ることができません。経済的ではないのです。
ところが最近、大吟醸などの高級酒を搾る目的で、再びヤエガキを導入する蔵が現れ始めているのです。「ヤエガキ」はゆっくりと時間をかけて、しかも優しい力で搾るため、酒に悪い成分が入りにくい。つまり、味を重視するならば、ヤエガキは実に優れた機械だったのです。
僕たちのお酒も、手間をかけて、優しくじっくり搾ります。お酒だけじゃないですね。何でも、優しくじっくりと取り組みたいものです。とはいえ現実はなかなかそうはいかないもので、僕の毎日はバッタバタです。僕もヤエガキ君を見習わなくては。
やっと少しずつ寒くなってきましたね。皆さまも風邪などひかぬよう、寒さにお気をつけ下さい。