ライフエンディングの体験談を集めたWebメディアを立ち上げたい!

【29歳の起業家僧侶が挑む】開発中の終活プラットフォーム『アカシカ』の一環として、Webメディア『アカシカレコーズ』を立ち上げます。これまで近しい間柄でしか共有されてこなかったライフエンディングに関する知見を広く社会に開くことで、誰もが前向きに人生の終わりを考えられる未来を目指しています。

現在の支援総額

1,005,000

100%

目標金額は1,000,000円

支援者数

30

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/11/15に募集を開始し、 30人の支援により 1,005,000円の資金を集め、 2025/01/10に募集を終了しました

ライフエンディングの体験談を集めたWebメディアを立ち上げたい!

現在の支援総額

1,005,000

100%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数30

このプロジェクトは、2024/11/15に募集を開始し、 30人の支援により 1,005,000円の資金を集め、 2025/01/10に募集を終了しました

【29歳の起業家僧侶が挑む】開発中の終活プラットフォーム『アカシカ』の一環として、Webメディア『アカシカレコーズ』を立ち上げます。これまで近しい間柄でしか共有されてこなかったライフエンディングに関する知見を広く社会に開くことで、誰もが前向きに人生の終わりを考えられる未来を目指しています。

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相続 の付いた活動報告

7年前、父が肺がんと診断されたとき、医師からは「今生きているのが奇跡」とまで言われました。しかし、父はその後も半年近く生きてくれ、その間に相続準備を進める時間を与えてくれました。私には兄がいますが、父は兄ではなく私を相続の中心に選び、家や仏壇、お墓の管理も私に託すことを決めました。兄は神奈川に住んでいて、実家のことに関わりたがらず、また金銭的な問題で父との関係も良くありませんでした。そのため、父は私を頼りにしてくれたのだと思います。父と一緒に、実家の土地を早めに売却し、その資金を相続税対策に充てました。また、生命保険や教育資金贈与、相続時精算課税制度など、父と相談しながら進めました。私自身の元建築士としての経験を活かし、土地の登記や相続手続きも自分で対応しましたが、情報不足や手続きの煩雑さに何度も壁にぶつかりました。父は肺がんで体力が落ちていく中でも、「これが家族のためになる」と言って前向きに準備を進めてくれました。その姿に励まされながら、私も全力でサポートしました。手続きの中では、いくつかの失敗もありました。例えば、父が持っていた土地について、制度を理解しきれずに余計な税金が発生してしまいました。また、以前には祖母の生命保険の受取人を母に変更したことで、母の所得が増え、税負担が大きくなってしまったこともあります。それでも、父が「お前がいてくれてよかった」と言ってくれた言葉が私の支えでした。これらの経験を通じて、私は相続診断士の資格を取得し、周囲の人々の相談に乗れるようになりました。家族を守るためには、他人任せにせず自分で動くことが必要です。その過程で失敗もありますが、一つひとつ乗り越えた経験が大切だと感じています。父の死後、私はシングルマザーとして2人の息子を育てています。長男には障害があり、生命保険信託を活用して将来の生活を支える計画を立てています。また、エンディングノートを作成し、銀行口座やクレジットカード、各種サービスの情報をExcelで管理しています。印刷した情報を家族が確認できるようにし、私がいなくなったときに困らないよう備えています。父が最後に教えてくれた「準備の大切さ」は、私の人生を変えました。その教訓を、同じように家族を思う多くの人と共有したいと思います。準備は、家族への愛情を形にするための第一歩です。この学びを胸に、私はこれからも家族とともに未来を考え、行動していきます。


父が亡くなったのは、私が高校2年生の時でした。飲食店を6店舗経営していた父は、元気に見えていたのに、突然の大動脈解離でわずか20分でこの世を去りました。あまりに急な出来事に、私たち家族は悲しみを抱える間もなく、すぐに現実に向き合わなければなりませんでした。葬儀は、父の従業員200人と親族が参列し、400〜500万円の費用がかかりました。最初は宗派すら分からず、自分たちで調べながら手続きを進めました。喪主を務めた姉と私は、失敗を恐れるあまり眠れない夜が続きました。それでも父を偲ぶ声に支えられ、どうにか乗り越えることができました。しかし、それは序章に過ぎませんでした。父の会社には多額の借金があり、家も抵当に入っていたのです。この事実を知ったとき、私たちは愕然としました。母は学習障害を抱えており、手続きを進めるのは私たち姉妹の役目でした。市役所や金融機関、弁護士事務所を駆け回りながら、なんとか2年かけて借金の返済と家の売却を終えました。家を手放す決断をするのは簡単ではありませんでしたが、親族からの遺産要求が激しく、母を守るためにはそれしか方法がありませんでした。「家を手放す」という選択は、生活の場だけでなく、父との思い出の場所を失うことでもありました。それでも、家族を守るための必要な一歩だったのだと思います。父が経営していた飲食店についても、従業員の意向を最優先に考えました。借金込みで店舗を引き継ぐ店長や閉店を希望する従業員との話し合いを繰り返し、弁護士費用を含む800万円以上の費用を捻出して、すべての手続きを終えました。父が生前、従業員第一の経営をしていたことを思い出し、その意志を継ぐ形にできたことが私たちの救いでした。この経験を通じて、家族での話し合いがどれほど重要かを痛感しました。母は「自分が亡くなった後、迷惑をかけたくない」と言い、樹木葬や宇宙葬など新しい形の供養を検討し始めています。また、母方の祖母が高齢なため、資産や手続きを事前に確認するよう心がけています。私自身も、この経験をきっかけに自分の将来について考えるようになりました。親が亡くなった後の準備についてもっと早く知っていれば、あんなに苦労しなかったのではないかと思います。だからこそ、今は家族の情報を共有し、資産や手続きを整理することの大切さを日々実感しています。父の死は、私たち家族にとって悲しみだけでなく、大切な教訓を残してくれました。突然の別れは誰にでも起こり得ます。だからこそ、前もって準備をし、家族と話し合うことで未来を少しでも安心なものにしておく必要があるのだと感じています。


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