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この冬、誰も路上で凍えさせない~見えない壁を越えて宿泊と住まいを届けたい!

この冬、誰も路上で凍えさせないために、つくろい東京ファンドがチャレンジするのは「見えない3つの壁(情報・烙印・国境)」を乗り越えること。生活保護申請支援システム「フミダン」・デジタルアウトリーチ・緊急宿泊支援・家賃支援の強化などを行います。皆さまのご協力をお願いいたします!

現在の支援総額

3,187,000

127%

目標金額は2,500,000円

支援者数

333

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/12/23に募集を開始し、 333人の支援により 3,187,000円の資金を集め、 2025/02/28に募集を終了しました

この冬、誰も路上で凍えさせない~見えない壁を越えて宿泊と住まいを届けたい!

現在の支援総額

3,187,000

127%達成

終了

目標金額2,500,000

支援者数333

このプロジェクトは、2024/12/23に募集を開始し、 333人の支援により 3,187,000円の資金を集め、 2025/02/28に募集を終了しました

この冬、誰も路上で凍えさせないために、つくろい東京ファンドがチャレンジするのは「見えない3つの壁(情報・烙印・国境)」を乗り越えること。生活保護申請支援システム「フミダン」・デジタルアウトリーチ・緊急宿泊支援・家賃支援の強化などを行います。皆さまのご協力をお願いいたします!

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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「住まいは基本的人権」〜ホームレス状態の多様化に対応する

はじめまして。一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事の稲葉剛です。

つくろい東京ファンドが「住まいは基本的人権である」との理念に基づき、ハウジングファースト型の住宅支援を始めてから10年が経ちました。

2014年の設立時に7室からスタートした個室シェルター事業は、10年経った現在、都内58室まで拡大しています。

設立当初、私たちのもとに相談に来られる方の大半は路上生活歴が長い中高年の単身男性でしたが、2020年にコロナ禍が始まって以降は、10代~20代の若者、女性、外国籍の困窮者など、安定した住まいを失い、ホームレス状態へと陥る人々が多様化してきました。

この「ホームレス状態の多様化」という問題に対応するため、私たちは「今夜、行き場がない人」に即応できる緊急宿泊支援(「せかいビバーク」や「東京アンブレラ基金」)や、難民・仮放免者へのシェルター提供・家賃支援(「りんじんハウス」プロジェクト)など、さまざまな支援プログラムを開発し、運用してきました。

「せかいビバーク」対応実績

2021年10月の開始から、住まいを失った632名の利用がありました。
また、受け取りスポットは8ヶ所から63ヶ所へと増加。

2024年1月から11月末までの1年間では、246名の利用があり、伴走支援などの対応件数は、のべ873件にのぼります。
利用された方を年代別に見ていくと、20代から50代と幅広い年齢層にニーズがあることがわかります。

「東京アンブレラ基金」支援実績

2023年11月〜2024年11月までの1年間で、8団体が利用。合わせて約162万円、270泊分の宿泊費の支援を行いました。

「りんじんハウス」プロジェクト支援実績

「りんじんハウス」(4世帯)を含め16世帯21人(15か国)にシェルター提供。ホームレス化を防ぐ家賃支援は延べ80世帯(24の国と民族)。総額1300万円以上。

「今夜、行き場がない人」すべての人に支援を届けたい

住まいを失い、東京の街をさまようすべての人たちに支援の手を届けたい。世代やジェンダー、国籍や在留資格で線引きするのではなく、「今夜、行き場がない」すべての人に分け隔てなく、宿泊や住まいを届けたい。そんな思いで、私たちは支援活動を続けてきました。

特に年末年始から寒さが最も厳しくなる1~2月は、孤立と困窮が深まる季節になります。住まいを失った人々の命と健康が脅かされる冬、私たちは他の支援団体とも連携をして、「誰も路上で凍えさせない」ための支援活動を進めていきます。


3つの「見えない壁」

行き場を失った全ての人に、分け隔てのない支援を届けるにあたって、私たちの前には3つの「見えない壁」が立ちはだかっています。


1つ目の壁は、「見えない情報の壁」です。

近年、生活に困窮した際、SNSや検索サイトで支援情報を調べる人が増えています。特に若年層ではその傾向が顕著になっています。

私たち困窮者支援に取り組む民間団体や公的機関も、生活困窮者に向けた情報発信に力を入れていますが、ネット上には資金力のある貧困ビジネス業者や「闇バイト」などの犯罪者グループが素性を隠して発信する情報があふれているため、私たちの発信する情報が埋没してしまう状況が生まれています。


2つ目の壁は、「見えない烙印の壁」です。

住まいを失った状態から生活を再建する際、最も活用できる公的な制度は「最後のセーフティネット」である生活保護です。

しかし、生活保護の利用にあたっては「恥ずかしい」「後ろめたい」というスティグマ(負の烙印)がつきまとっているため、申請をためらう人が少なくありません。

また、群馬県桐生市で問題になったように、福祉事務所の窓口において「水際作戦」(相談者の追い返し)が根絶されていないことも制度の利用が進まない要因になっています。


3つ目の壁は、「見えない国境の壁」です。

生活保護をはじめとする公的な支援制度の多くは、国籍や在留資格の有無・種類によって対象者を制限しており、全ての人に開かれたものになっていません。これは、生活に困窮した人々を支える制度の中に「見えない国境の壁」がある状況だと言えます。

特に入国まもない難民や仮放免者は、活用できる公的支援策が皆無に等しく、就労も認められていないため、ホームレス化しやすい傾向にあります。そのため、難民認定申請者が増加している2022年秋以降、アフリカなどから来た難民の妊婦やお子さん連れまでもが路上生活に陥ってしまうという事態が生じています。

3つの「見えない壁」を越えるチャレンジへ

この冬、私たちは行き場のない全ての人に支援を届けるため、「情報」「烙印」「国境」という3つの見えない壁を越えるチャレンジに取り組みます。

「見えない情報の壁」を越えるため、特に若年層に支援情報を届けるデジタルアウトリーチを強化していきます。また、仕事がなくなる年末年始など生活困窮のリスクが高まる時期に合わせて、「せかいビバーク」(NPO法人トイミッケとの協働事業)など緊急支援の情報発信を強化します。

「見えない烙印の壁」を越えるため、「生活保護は権利」との広報を強化し、スティグマの払拭に努めます。ネット上で生活保護制度に関する正確な知識を伝えるとともに、オンラインFAXを活用した生活保護申請支援システム「フミダン」のバージョンアップを図ります。

「見えない国境の壁」を越えるため、国籍や在留資格で線引きしない宿泊支援、住宅支援を強化します。国籍や在留資格を問わず、ホテルでの宿泊を可能にする「東京アンブレラ基金」を強化するとともに、公的な制度を利用できない外国人のための家賃支援をさらに進めます。また、他の支援団体と連携し、難民認定申請者の住まいと暮らしを支える公的支援策の拡充を国に求めていきます。

スケジュール

2024年〜2025年の年末年始にかけては、連携団体と協力し、「東京アンブレラ基金」を活用した緊急宿泊支援を中心とした緊急支援や伴走支援などをおこないます。

また、デジタルアウトリーチの強化・日本国籍を持たない困窮者を対象とした家賃支援については、すでに活動として取り組んでおり、いただいたご支援は順次これらの活動に充てさせていただきます。

「フミダン」のバージョンアップは2025年中のリリースを予定しております。

2025年2月28日:クラウドファンディング終了

2025年11月頃:団体活動報告会開催(予定)

2025年12月頃:支援活動報告書のご送付(予定)

資金の使い道

年末年始における緊急宿泊支援:約75万円
デジタルアウトリーチの強化:約50万円
生活保護申請支援システム「フミダン」のバージョンアップ:約50万円
日本国籍を持たない困窮者を対象とした家賃支援:約75万円

〈2ndゴール:300万円〉

寒さが厳しくなった12月下旬より、緊急宿泊支援に力を入れてきましたが、この1ヶ月で多数のSOSが寄せられたため、現時点で当初、想定していた75万円(1泊あたり平均1万円。75泊分)を超える支出が生じています。

そのため、プラス50泊分(50万円)の支援を可能にするため、2ndゴールを300万円に設定することにいたしました。

追加の50万円はすべて緊急宿泊支援のホテル代として活用いたします。


一つずつ、壁を乗り越える〜「この冬、誰も路上で凍えさせない」

2024年は私たちを分断させる様々な「見えない壁」の存在を意識した年でした。

私たちの前に立ちはだかる壁を一気に取り払うことはできないかもしれません。しかし、「この冬、誰も路上で凍えさせない」という一点で力を合わせる人が増えれば、一つ一つの壁を越えて、行き場を失った一人ひとりに支援の手を届けることは可能だと私は信じています。

壁を越えて、孤立している人に支援の手を届けることから、壊れかけようとしている私たちの社会を修復する営みが始まるのでしょうか。

この冬、誰も路上で凍えさせないため、「見えない壁」を越える試みにぜひお力を貸してください。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 【年末年始における緊急宿泊支援】、【デジタルアウトリーチの強化】、【生活保護申請支援システム「フミダン」のバージョンアップ】、【日本国籍を持たない困窮者を対象とした家賃支援】にかかる経費。

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

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  • 「この冬、誰も路上で凍えさせない~見えない壁を越えて宿泊と住まいを届けたい!」のキャンペーンを応援していただき、ありがとうございます。おかげさまで、290人を超える方に支援をしていただき、ネクストゴールの目標額(300万円)の約90%を達成することができました。引き続き、拡散にご協力いただけるとありがたいです。つくろい東京ファンドは、NPO法人トイミッケとともに「せかいビバーク」を窓口とする緊急宿泊支援を進めています。年末から1月末までの緊急宿泊支援の実績をまとめましたので、お知らせします。年末年始1日を乗り切るための宿泊相談:20件「せかいビバーク」緊急お助けパック受け取り:41 件「せかいビバーク」2次面談対応:22件伴走対応:64件他団体からの紹介などを含めると、総件数は151件になりました。2月に入ってからも住まいを失った方への相談支援が1日4件ペースで続いています。単身の方だけでなく、ご夫婦や友人同士など、世帯単位で路上や不安定な場所にいる方の相談も増えています。暦の上では立春を過ぎましたが、朝晩の冷え込みは続いています。引き続き、冬を越えるための活動へのご支援、ご注目をよろしくお願いします。 この冬の支援活動の状況については、新聞やラジオでも報じられています。ご参考にしてください。「スマホなくなったら詰んじゃう」貧困の29歳 充電切れが迫り… 朝日新聞デジタルhttps://www.asahi.com/articles/AST1P2QZ4T1PUTIL00DM.html「ハウジングプアと住まいの貧困について」(ゲスト:稲葉剛)-文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(音声動画)https://youtu.be/ZtPWmHV6jtk?si=D3Q-ZFDOZzeCbrwf もっと見る
  • 「この冬、誰も路上で凍えさせない~見えない壁を越えて宿泊と住まいを届けたい!」のキャンペーンを応援していただき、ありがとうございます。おかげさまで、約280人の方にご支援いただき、目標額(250万円)を達成することができました。皆さまのご支援、ご協力に心より感謝申し上げます。今回のキャンペーンの柱の1つがビジネスホテルを活用した緊急宿泊支援です。寒さが厳しくなった12月下旬より、緊急宿泊支援に力を入れてきましたが、この1ヶ月で多数のSOSが寄せられたため、現時点で当初、想定していた75万円(1泊あたり平均1万円。75泊分)を超える支出が生じています。そのため、プラス50泊分(50万円)の支援を可能にするため、2ndゴールを300万円に設定することにいたしました。追加の50万円は全て緊急宿泊支援のホテル代として活用させていただきます。キャンペーンは2月末まで続きます。引き続き、ご協力をよろしくお願いします。私たちのもとは世代も国籍もさまざまな方から「今夜、泊まるところがない」という相談が寄せられています。難民・仮放免者など外国人困窮者のこの冬の状況について、スタッフの大澤優真が動画で説明しました。ぜひご参考にしてください。 もっと見る
  • 「この冬、誰も路上で凍えさせない~見えない壁を越えて宿泊と住まいを届けたい!」のキャンペーンを応援していただき、ありがとうございます。おかげさまで、約260人の方に支援をしていただき、目標額の約90%を達成することができました。引き続き、拡散にご協力いただけるとありがたいです。住まいを失った方への緊急宿泊支援を担当している佐々木大志郎(つくろい東京ファンド新規事業部長/NPO法人トイミッケ代表理事)の日々の活動日誌を転載します。---------------------------【1月5日(日)〜8日(水)】1月5日の「この一日を乗り切るための宿泊相談」第三回をもって、越年越冬期間のプログラムは終了。この日も継続を含む5人の方が訪れ、それぞれ宿泊支援を実施。結果としてこの三日間で実数13名の方に、合計49泊(速報値)の宿泊を提供し、年明けの公的支援への接続や、ご自身で決められた仕事先までの繋ぎをおこなうことができました。また、複数の連携団体からの依頼を受け、宿泊等のコーディネーションもおこない、「この時期宿泊先が乏しい」という支援団体共通の難所を乗り切る手助けも行うことができました。今年の越年越冬期間は、平時からやっている緊急宿泊支援「せかいビバーク」についても、この期間も受付窓口を開け続けていただけたスポットが以外に多く、実際利用がありました。(ありがたいー)個人的に、年末年始だからといって特別な施策をする意味が薄くなっている(年末年始必要なものなら平時だって必要では?)と常に思っていたので、正しい方向に一歩進めることができて良かったです。実質的な宿泊支援においては、都内有数の対応数を実現することができました。6~7日はいよいよ開庁期間として、公的支援への申請同行が複数実施!のはずが、新規の緊急宿泊支援も相次ぎ、対応に追われました。お正月中は頑張ったものの、このタイミングで力尽きた方も多かったかたちです。越年越冬経由の宿泊支援で、最長の宿泊者は1月8日まで。この日チェックアウトを確認し、今後伴走支援はもちろんおこなうとしても、とりあえずこの日で越年越冬支援が大きなトラブルもなく終了しました。【1月9日(木)】今日も複数の新規緊急支援が途切れることなく続き、閉庁期間中を上回るペースが続いています。支援が立て込む中、継続支援中の方々の選択肢について、チームメンバーと何ができるかを話し合いながら対応を進めました。都内の緊急支援スポットではニーズが高まっているため、資材補充の段取りも同時に進行。夜には、仕事先から次の仕事先へつなぐ連泊支援中の方を宿泊先のホテルまで訪問し、進捗状況を確認しました。無事に問題なく過ごされていると伺い、ひと安心しました。【1月10日(金)〜12日(日)】正月が明けても新規の宿泊対応が途切れることなく続いています。10日は3件の対応を行い、11日には定例の池袋相談会へ参加。新規宿泊支援相談の方をお呼びしてご相談し、この方を含む3件の宿泊対応をホテルへお願いする形となりました。12日も、午前中にご相談者と喫茶店で面談を実施。その後ホテルへご案内し、午後にはさらに新規の宿泊支援が2件。短い時間の中で、次々と宿泊先を手配する状況が続いています。同じく宿泊支援を行っている同僚からは「もうホテルが事務所みたいだよね」という言葉が漏れるほど。住まいを失った方々の相談が年始以降も増え続け、日々宿泊場所との往復が続いています。さすがに疲労もたまってきていますが、一人でも多くの方が安心して過ごせる場所を見つけられるよう、引き続き頑張っていきます!【1月13日(月)〜16日(木)】今週も新規&継続支援が重なり、多忙な日々が続いています。月曜日は、連携団体に2件の申請相談でお連れしました。若いご相談者もおり、皆で相談しながら進めることに。夜には突然のSOSがあり、ホテルでお迎えしご相談対応を行いました。火曜日は、午前中にホテルでキャッチした方の訪問相談からスタート。その後、過去に東京チャレンジネットを通じてアパートを取り戻した方へ、食糧をお届け。新しい生活を支えるお手伝いができ、ひと安心です。水曜日も、新規の宿泊支援を実施しつつ、数日前に繋がった方を連携団体の夜間相談にお連れしました。木曜日は、半年以上前から断続的に関わっていた方から久々にご連絡を頂きました。一定の仕事を継続されており、東京チャレンジネットにもつながっているとのこと。その間のスキマを埋める宿泊支援を行いました。チームメンバーとも「どうしているのかな?」と気にしていた方だったので、再会できて良かったです。新規の支援が続く中、久々につながる方とのポジティブな再会も。こういうのは嬉しいですね!【1月17日(金)〜19日(日)】週末も新規&緊急対応が続く日々!金曜日は、新規の宿泊対応をこなす中、深夜に緊急宿泊支援の駆け込みがありました。支援スポットの方が車を出してくださり、無事に宿泊先へお届けすることができました。本当にありがたいご協力でした!土曜日は、前日につながった方々と複数回の面談を実施。週明けまでの段取りを一緒に考え、形にすることができました。日曜日は、連携団体と協力してご相談対応。私のベストとは言えない部分をフォローしていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。(いつでもベストな対応ができるようがんがります…)年末年始から続く相談件数の多さに、さすがに息が切れそうになることもありますが、深呼吸しながら一つひとつ丁寧に対応していきたいです! もっと見る

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