「この冬、誰も路上で凍えさせない~見えない壁を越えて宿泊と住まいを届けたい!」のキャンペーンを応援していただき、ありがとうございます。おかげさまで、140人以上の方に支援をしていただき、目標額の50%を突破することができました。引き続き、拡散にご協力いただけるとありがたいです。いよいよ年末が近づいてきました。12月28日から年明け6日の朝まで、ほぼ全ての公的機関の相談窓口はお休みになります。年末年始の困窮者支援というと、連休中の相談会や炊き出しというイメージで語られることが多いですが、民間の力には限界があるため、特に役所の閉庁期間が長い今冬は、連休前に公的支援につながってもらい、暖かい場所で年を越してもらうための呼びかけや緊急支援に力を入れています。「せかいビバーク」など緊急支援を担当している佐々木大志郎(つくろい東京ファンド新規事業部長/NPO法人トイミッケ代表理事)の日々の活動日誌を転載します。ご参考にしてください。-----【活動報告12/23(月)】今日は、昨日お会いして公的窓口へ向かった方のフォローアップを断続的に実施。結局夜まで着地点が見つからず、再度駆けつけてキャッチ。年末間際での支援段取りを関係各所にお願いしながら、なんとか組み立てることができました。連携団体にお願いしていた申請同行は、無事に終了したとご連絡をいただき、こちらは一安心。あと4日で公的窓口が閉まります。27日までご相談は可能ですが、もし今日の段階で生活にお困りの方がいらっしゃれば、一日でも早くご相談ください!年末ぎりぎりの日程だと、公民関わらず丁寧な支援が難しくなってしまいます。どうか早めの行動をよろしくお願いします!【活動報告12/24(火)】クリスマスイブも変わらず支援対応!午前中は住まいを失った方への新規宿泊支援が複数舞い込み、必要に応じて明日以降の段取りを組みました。夜は、数日前につながり宿泊対応中の方をチームメンバーと訪問。複雑なご状況を伺い、年末までにこちらでできる支援をお伝えしつつ、食料などを一緒に購入してお渡ししました。公的機関の閉庁まであと3日。どうか全員が安心して年を越せるよう、最後まで頑張ります!【活動報告12/25(水)】クリスマスの今日は、ありがたいことに市民と作る緊急支援スポットを新たにお引き受けいただける場所へ訪問からスタート!支援拠点がまた一つ増えました!その後は、新規の緊急宿泊支援が舞い込み、さらに夕方には同日中のご相談も。すでに宿泊先は確保されていたものの、駅前まで駆けつけてご相談。残り2日しかない状況の中で、連携団体と協力し、公的支援申請の段取りを組むことができました。閉庁まであとわずか。日程をにらみながら、ぎりぎりの攻防が続きます!-----引き続き、「この冬、誰も路上で凍えさせない」活動へのご協力をよろしくお願いします。
「この冬、誰も路上で凍えさせない~見えない壁を越えて宿泊と住まいを届けたい!」のキャンペーンを応援していただき、ありがとうございます。おかげさまで、120人以上の方に支援をしていただき、目標額の約半分まで到達することができました。つくろい東京ファンドでは、ホームレス 状態から地域での安定した生活に移られた方々が孤立をしないための居場所づくりや季節のイベントにも力を入れています。昨日12月24日は、コロナ禍を経て5年ぶりにクリスマスの食事会を開催することができました。 この日は事務所近くの公共施設の調理室を借りて、昼から準備。ボランティアやスタッフ総出で手作りの料理を作りました。アフリカ出身の方々はクスクスなど、ふるさとの料理を腕を振るいました。17時からの食事会には、数年前に「つくろいハウス」を利用されて今はアパートで暮らしている80代、90代の方や、シェルター利用中の若者たち、この2年間で来日されたアフリカ各国の難民の皆さん(乳児を連れたご家族や妊婦さんも)が次々と来られ、11か国出身の約50人でワイワイと懇談をすることができました。クリスマス食事会には、今月上旬に「せかいビバーク」による緊急支援につながり、シェルターに入ったばかりの若者も来てくれましたが、この日、別のスタッフは新たな複数の緊急宿泊支援の対応に追われていました。28日からはついに年末年始の9連休に入るので、現在、生活にお困りの方は27日までに福祉事務所で相談をされることを呼びかける発信にも力を入れています。引き続き、人々を隔てる壁を越えて、この冬を乗り越える活動への応援をよろしくお願いします。
12月23日、中野区内の夜回りをおこないました。つくろい東京ファンドでは、2014年の設立以来、事務所のある中野区内で路上生活者支援の夜回りをおこなっています。中野区内の路上生活者数はかつて15〜20人でしたが、夜回りで声をかけた方の中から個室シェルターに入居して路上から抜け出す人が増え、現在は毎回の夜回りで会う人は数人まで減っています。ただ、この日は地域の方から「気になる人がいる」との情報が寄せられたことを踏まえ、夜回りのコースを拡大。普段より多い10人の方にお会いすることができました。この日の夜回りでは、保存食のクッキーやアルファ米、使い捨てカイロをお渡しし、26日(木)夕方に開催される「中野駅前なんでも街頭相談会」の案内チラシも配布しました。また、朝晩の寒さが厳しくなっているので、注意も呼びかけています。住まいを失った方に直接、声をかける夜回りは昔ながらのアウトリーチの手法ですが、つくろい東京ファンドではデジタルを活用したアウトリーチも同時に進めていきます。つくろい東京ファンドとしては11回目、私(稲葉)個人としては31回目の越冬支援の活動が始まりました。引き続き、応援をよろしくお願いします。